SSブログ

長い髪の女性に注意/スキャット空中三回転

私は若い頃は長い髪の女性がすきでしたが、最近は長かろうが短かろうが関係ございません。(昔編み込みの女性に弱いと言っていた後輩を思い出します)。髪が長い場合胸部レントゲンで異常影として写ることもありますが、↓のようなこともあるんですね。

長い髪によって耳介発赤が隠されていたため診断が遅れた再発性多発軟骨炎の若い女性の1例

日本内科学会雑誌
Vol. 103  (2014) No. 12  p. 3096-3098

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/103/12/103_3096/_pdf 

【抄録】症例は19歳,女性.2012年4月発熱,多関節痛,結膜充血が出現した.耳鳴,耳閉塞感も出現し,急性感音性難聴と診断された.その後も,症状は増悪と軽快を繰り返した.2013年5月に両耳の疼痛・発赤・腫脹を訴え,耳介生検にて再発性多発軟骨炎と診断した.初診時の頃から,患者本人は耳が赤いことに気付いていたが,痛みがないため訴えなかった.患者は,長い髪の女性で常に耳が隠れていた.未分類の関節炎の場合は,本疾患も念頭にいれて診察するべきである.      

・細かいことですが、本文中症例呈示の最初、「胸部CT肺野異常なし ・・・」とありますが、多分これは胸部単純レントゲンの間違いでしょうね。次の「臨床経過」のことろで胸部CTの所見が述べられていますから。(翌月号の目次を見ましが、"erratum"では取り上げられていないようですが...)・・・この胸部CTで「肋軟骨周囲には脂肪織濃度上昇しており」とありますが、私ならきっと見逃しますね。

・ちなみに本文中鑑別診断としてあげられているCogan症候群とは、医学書院医学大辞典第2版によると↓(同じ名前の症候群が3つあります)

若年者に好発し,角膜実質炎,前庭神経症状(めまい),両側感音難聴を伴い,かつ梅毒が否定される疾患。患者の約50%が随伴する全身疾患をもち,その中で多いのは結節性多発動脈炎である。ステロイド投与が有効なこともある。(David Glendenning Cogan,1908-1993,眼科,米) Cogan DG: Syndrome of nonsyphilitic interstitial keratitis and vestibuloauditory symptoms. Arch Opth 33:144-149, 1945

・教訓: 髪にかくれていても耳は見るようにしましょう。

以下日記

・今日は7時前に起床。久々にホットサンドの朝食。8時半から12時までそば打ち入門講座でした。打ったあとみんなで蕎麦を食べるのですが、おいしかった。帰宅し一服してからちょっと玉島へ。14時頃帰宅し、昼寝。その後勉強。夕方庭の木をきっておりました。で、入浴、夕食。録画で『マツコの知らない世界』の録画をみておりました。(ナポリタンとお歳暮の話)その後お勉強。SCATに関する論文を1つだけ読みました。

cf. SCATに関するWebsite(今回ここから論文をダウンロードしました)

http://www.educa.nagoya-u.ac.jp/~otani/scat/

・私だけ?スキャットといったら、由紀さおりを思い出すのは...?

(あと、「スキャット空中三回転」なんて思ってしまう・・・何人の人がわかるやら?)



にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0