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インフォームドコンセントは医者がするものではない/祝三女成人

・私が、気にしている言葉の問題です。

もう医者になって「物心」ついた頃からでしょうか、何故医学界で、ずーーーっとこのようなことが続いているのでしょうか?これらの言葉を見たり聞いたりしたら、私は、発狂しそうになります。そういうの私だけ???他のDr.気になりませんか?

・ひとつは、理学的所見という言葉。 Physical Examinationの訳です。素直に訳せば、身体検査です。(あの、医学界の重鎮日野原重明先生もおっしゃっています。)えらーい?教授や医学教育に熱心なDr.も理学的所見なんて言ったり、書いたりされています。論説で「理学的検査所見にもっと比重をおいて」というような標題をみると、まずは「正しい」言葉を使ってと思ってしまいます。(医学界では「正しい」?のかな???)

しかし、今日言いたいとのはインフォームド・コンセント(以下ICと略)のこと。コンセントは同意のこと。医者は患者さんからICをもらうのであって、医者がICをするのではありません。しばしば、Dr.がICするとか、看護師さんがDr.にICしてくださいという言葉を聞きますが、これまた私は発狂しそうになります。これまた、若いDr.の研修に熱心な偉いDr.もこういう言い回ししてたりするんですね。その元凶のひとつは、厚労省の省令ですね↓

 医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について(平成15年6月12日 一部改正 平成28年7月1日)」

その「別添 臨床研修の到達目標」の一部抜粋が↓

 (1)患者-医師関係

患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立するために、

1)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。

2医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントが実施できる

3)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。 

上記赤字のところ、医者がICを実践するわけではありませんよね。ICを与えるのが患者・家族であって医師はICを受ける側です。ただ、最近の考え方としてICは同意を形成している過程ととらえられているようですが… 

 

cf. 最初にお名前をださせていただいた日野原先生の講演です。731部隊の事が書かれています。

「いのちの大切さのために医学はなにをしてきたか、その反省と将来」
 

 http://www.c-linkage.co.jp/crc12/data/prc/sl2-2.pdf

 

以下日記

・今日は7時起床。午前中はそばうち入門講座でした。本日はいつもの二・八と違って十割そば。もう、泣きそうになるくらいボロボロのできでしたが、最後は何とかかたちになったような…明日の朝、食べます。果たして、うまいか?

・本日は三女の成人式。あいにくの雨。振袖姿の彼女がもどってきて玄関で記念写真。と言っても私は、夏物のスポーツシャツなので、他人には見せられません。三女からは、メタボと言われてしまいました。(年末年始で2kgゲット、と言うか)・・・娘は夜は、同窓会。(私は、還暦の年に高校の同窓会がある予定。 )

・午後からは、ひたすら講義、講演の準備。あと、洗い物。ぼちぼち、文献や本が読めて良かった。これからもう少し本読んで寝ます。明日は、今日よりは早起きして、麻そば食べないと。 




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