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気管食道瘻/ゲロでそう

・私、今は外来しかしておりませんが、若かりし頃は入院患者さんをいっぱいもって、呼吸管理に励んでおりました。そこで、いろいろチューブトラブルなんか経験しました。幸い標題の気管食道瘻は経験しませんでしたが、長期に気管切開チューブを入れている患者さんがそうならないかびびっておりました。で、↓のような症例報告がありました。


 Tracheoesophageal Fistula After Long-term Intubation

 Internal Medicine Vol. 56(2017) No. 3  

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/56/3/56_56.7524/_pdf

もうひとつ↓

気管切 開後 に生 じた気管食道瘻例 の治療経験

耳 展 45 : 2; 124~131, 2002 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/45/2/45_2_124/_pdf 

【抄録】 後天性気管食道瘻は,進展した食道癌などに続発するものの他に稀ではあるが気管切開術後の合併症としても発生し,その治療には難渋することが多い。今回,開腹手術後,気管切開術が行われ,胃管チ
ューブと気管カニュー レとの間の気管膜様部にお て気管食道瘻を形成した症例を経験した。カブを瘻孔の気管末梢部で固定する とで誤嚥を防止し,全身状 態の改善を待ち,頸部の前側方からのアプロー
チにより瘻孔閉鎖術を行った。瘻孔の気管側に食道粘膜をつけて気管と食道を切離後,この食道粘膜を翻転し気管側の瘻孔を閉鎖し,食道側も一時的に縫合した。さらにこの間に胸鎖乳突筋弁を介在させることで,縫合部の補強 び接触防止を図り,瘻孔の再形成及び二次的な気管狭窄の防止に努めた。気管切開術後 に発生する気管食道瘻の主たる成因は,過度のカブ圧による気管粘膜の圧迫壊死であり,瘻孔形成に至った病態を十分理解し,これらを改善した後,外科的治療を行うことが有用であると思われる。瘻孔を形成した症例では全身状態の悪化を背景 に,その治療に難渋するため,症例ごとの病態に沿った細やかな対応や,何にもまして予防が重要であると思われる。 

・上記論文中に出てくる「アジャストフィット」という気管カニュレ、久々にその名前を呼んで、超なつかしい・・・若いときは、いろんなカニュレを使ったものです。

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以下日記

・今日は6時前に起床。ちょっと勉強して、出勤。午前外来、午後カンファレンス、夜間診療でした。なんか風邪を引いて、しんどくてお昼寝して、少し楽になったのですが、夜間診療が超忙しかった。お昼寝の回復分なんか消し飛びました。16時前から初めて、20時30分終了。帰宅は21時過ぎ。ゲロでそうでした。

・さっき夕食とって、今、ブログ書いております。これから風呂はいって、さっさと寝ます。 


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