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有痛性青股腫/ジネスト先生と20㎝の距離

・コンパートメント症候群と言うのは当然しっておりましたが、血栓症でそれがおこるとはしりませんでした。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに有痛性青股腫のレポートがありました↓


Phlegmasia Cerulea Dolens with Compartment Syndrome

February 15, 2018 N Engl J Med 2018; 378:658




・こんな脚の患者さんがこられたら、思わず「お医者さん呼んでください」と言ってしまいそう。そして何はともあれ、「お医者さん」が来るまでは、足背動脈や膝窩動脈の拍動をみているでしょうか...


『医学書院医学大辞典第2版』のこの疾患についての説明が↓


有痛性青股腫

ユウツウセイセイコシュ

[英]blue phlebitis

[ラ]phlegmasia cerulea dolens

[同義語]大腿静脈血栓症



腸骨・大腿静脈の血栓によって高度に腫脹した下肢は,組織内圧が上昇して動脈血行が阻害され,チアノーゼを呈する。感染が加わって静脈性壊疽を来すこともある。臥床や外傷あるいは解剖学的理由による血流うっ滞,凝固能亢進,静脈内膜損傷が原因といわれ,下肢のびまん性腫脹を伴う緊満痛で発症する。肺塞栓の原因にもなる。激痛を伴う場合は血栓摘除術が選択される。


・ホンマ、こんな脚の患者さんが来られたらビビりますわ。



以下日記

・2月13日(火)は1日大学院の日ですが、午前中は事務作業それから大学へ。14時50分から16時20分まで私の教室の教授のお取り計らいで、医学部2年生の講義に混ざって、イヴ・ジネスト先生と本田美和子先生の特別講義、びっちり。実習やる気満々で行きましたが、それは本格的には翌日だったみたいで、その日は講義の最後の方にペアを組んでアイコンタクトの練習。最後の方は、20cmの距離でお互い瞳の中の自分をみるのを1分間を2セット。私は、そう苦もなくできましたが、それができない学生さんもいたようで。私のペアは大学院の後輩の若い男性。男同士見つめあって、笑いをこらえるのが大変でした。また、これだけ近づいて見つめあっていたら、キスしてもおかしくないなと思いました。ジネスト先生とも20cmの距離で見つめあいました。イチロー・カワチの講義が聴けたり、ジネスト先生と見つめ合えたり、大学院へはいってその領域のトップレベルの人たちと「ご縁」がもててラッキーです。

・講義のあとは、18時半から20時半まで、外部にオープンの講演会。会場いっぱいでしたし、私の勤める病院からも看護師さんきていました。私は、以前も講演きいたし、今回も講義、講演を聴いてそれなりに哲学は学んだ気がしますが、あとは、具体的なスキルを学んでみたいものです。

・2/14(水)は、午前中外来、午後カンファレンス、夜間診療で、それなりに忙しくて帰宅は21時ころでした。日が暮れてから働くのは、本当にしんどい。帰宅してお風呂杯はいって、夕食とってなにもせずに寝ました。

・2/15(木)は、午前水島で産業医学科外来。午後は岡山県の手話通訳者の頸肩腕障害健診。その後は玉島に戻って当直でした。前回も夜中呼吸状態が悪くて病棟に呼ばれましたが、今回も夜中に呼吸状態悪くなって呼ばれました。途中救急搬入の依頼もありましたが、病棟の患者さんの対応のため、引き受けることはできませんでした。

・本日2/16(金)は午前中外来。予約患者さんが少なくラッキーでした。午後からは産業医面談、その後研修医への胸部レントゲンの読み方講義、その後胸部レントゲンの読影でした。ちょうど職員健診がはじまり、そのレントゲン読むの大変。

・帰宅は18時20分過ぎ。お風呂入って、夕食。久々?にビール飲みました。これからちょっと事務的な作業をして早めに寝ます。明日は、午後から岡山市へ、柳家喬太郎独演会を機器に行きます。落語の独演会を聴くのは初めてで、楽しみでありんす。

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