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COPDにLES(就寝前軽食摂取療法)/To eat or not to eat, that is the question.

・COPDの患者さんの栄養状態の改善に往生することがあります。肝硬変の患者さんにLESと言うのは知っていましたが、COPDの患者さんへの応用は知りませんでした。↓のような論文がありました。


慢性閉塞性肺疾患患者におけるLate Evening Snackの効果についての検討

日本静脈経腸栄養学会雑誌/32巻(2017)5号



【抄録】

【目的】慢性閉塞性肺疾患(以下,COPDと略)患者の約70%は,エネルギー摂取量の減少と安静時消費エネルギー増大から,エネルギー不足となり筋タンパクの異化が亢進することなどにより体重減少が認められる.Late evening snack(就寝前軽食摂取療法;以下,LESと略)は,肝硬変患者に対して行われる,グリコーゲン貯蔵量の減少による夜間の飢餓状態を避けるための食事療法である.COPD患者においても早朝飢餓状態に陥る可能性があると考え,LESの効果を検討した.【方法】COPD患者15名を対象とし,体重,血液生化学検査,体組成,筋力,栄養状態,日常生活動作,歩行・バランス機能を①介入時②2週間の1日3回食摂取後③2週間のLES併用後の3期で評価し,比較検討した.【結果】LES併用後,Mini Nutritional Assessment-Short Form(P<0.01)・体重・血清アルブミン・トランスサイレチン・上腕周径・握力・下肢筋力・Timed up and go test(P<0.05)に有意差を認めた.【結論】COPD患者においてLESが栄養状態,筋力,歩行状態の改善に有効であった.


・COPDに限らず慢性呼吸器疾患でなかなか太れない患者さんにすすめてみようかしら。


以下日記

・本日2/26(月)は、6時前に起きて労災関係の書類を作成。それから大学へ。午前中生存解析のお勉強、本日はログランク検定とウィルコクソン検定について。最近やっと生存解析というものがどのようなものかわかりだしてきました。大学院卒業するまでには、一応身に着けられるような気がします。

・午後は病院に戻って、まずは事務作業。そして外来。私の勤める病院の医師不足および医師の高齢化のため今まで19時まで受け付けだった夜間診療を最近18時までにしたのですが、結局19時近くまで外来におりました。その後事務作業して帰宅は20時10分。なんか、全然働く時間短くなってないじゃん。

・帰宅して風呂入って、録画の「マツコの知らない世界」を観ながら夕食。今回は「親子どんぶり」。ああ、親子どんぶりが食べたくなってきた。しかーし、節制。もう数kgやせて、新しいジーパン(古い表現)を買わねばならぬ。

・明日は午前中仕事、午後から大学。お昼なか卯で親子丼食べようかしら、いや、やめよう。To eat or not to eat, that is the question.

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