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アニサキスも消化管異物?/鞭の痴、じゃなくて無知の知

・J-stageで↓のような文献がありました。日常診療で時々遭遇するので読んでみましたが、消化管異物にアニサキスも含まれるとは知りませんでした。


内視鏡的摘除を行った上部消化管異物105例の臨床的特徴

日本腹部救急医学会雑誌 37巻(2017)5号




【抄録】当院における上部消化管異物の特徴を明らかにし,予防,検査,治療について一定の指針を示すことを目的とした。対象は内視鏡的摘除を行った105例。種類,部位,年齢,性別,基礎疾患,内服,喫煙・飲酒習慣,症状,発生と受診の曜日,受診と内視鏡検査までの時間,画像,処置具,除去率,入院の有無・合併症について検討を行った。種類はPress through package (PTP) 32例,食物残渣(食残)27例,アニサキス14例,義歯14例,魚骨8例,その他10例。部位は食道71例,胃31例,十二指腸3例。平均年齢64.5歳。PTPは高齢者で多いが45歳以下にもみられた。消化管狭窄は20例みられた。CT検査は描出率が高く有用であった。内視鏡的摘除率は93.3%と高かったが,有鉤義歯2例が手術となった。鋭的異物では部位や穿孔の確認にCT検査が不可欠であり,処置では消化管損傷予防にフード装着が必要である。


・以前読んだ文献で爪楊枝ももんだいとなっており、溶ける爪楊枝が開発されているというのを読んだことがありますし、実際それを置いているお店にも行ったことがあります。この本文中にあるようにPTPも飲み込んでも安全なものを開発する必要がありますね。


以下日記

・本日2/27(火)は、6時半前起床。当然朝勉はできず、出勤。事務作業して8時45分ころから外来開始。終了したのが14時前。それから大学へ「登校」です。病院から車で鴨方駅前まで行って、駅前の木村屋のパン屋さんでサンドイッチとスムージー買って、電車が来るまで駅のベンチで昼食。「サラリーマンの悲哀」といった風景。電車の中で英語の文献読もうとしましたが、すぐに睡魔が...16時前に大学へついて「エピ・トレ」参加。(エピデミオロジーのトレーニング)本日は津田教授によるcase-control studies. 一応RothmanのModern Epidemiologyのこの項は読んでいたのですが、全然理解していなかったなと、よくわかりました。(分かっていないのが、分って良かった、ソクラテス)その後critical appraisal。そして帰りは下級生の若い女性と金光駅まで一緒におしゃべりしながらかえりました。(いつも書きますが、私がかいている「若い女性」というのは、私と比べて若いという意味です。決して20代の女性を想像しないように)

・昨日録画で「マツコの知らない世界」の親子どんぶりの話を見て、夫婦ともども親子丼が食べたくて、昨日夜から今日の夕食は親子丼という話でしたが、我が家の経験則で、朝メニューをいっていても、その通りでないことがシバシバ、その時になって何がメニューか判明するのですが、今日は珍しく予告通り親子丼でした。そして、現在京都橘大学の最後の講義の時に学生さんからいただいた「玉乃光」という日本酒をチビチビ飲みながら、このブログを書いております。なんせ、労災の裁判の意見書作成で力尽きたので、何もする気になりません。まあ、2月はいっぱいは勉強せんでもいいやというきもち、って、2月は明日で終わりどす。

・さて、これから歯磨きして寝ます、というか布団の中で落語ききます。今日はオチまで、きけるかな?明日は、午前外来、午後カンファレンス、夜間診療です。現在夜間診療が週3回となり、もう変態、じゃなくて、大変。

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