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GISTを少し勉強してみました/久々のそば打ち

有名人が何かの病気になってニュースになると、外来で「自分もその病気じゃないか?」と心配される患者さんが来られます。で、今回GISTについてちょっとだけ調べてみました。


・まずはGISTの基礎知識↓(国立がん研究センター がん情報サービス)





で、もうちょっと具体的にどんな病気かイメージをもつために症例報告↓


根治術後9年で局所再発巣を切除した十二指腸GISTの1例


 日本臨床外科学会雑誌 79巻(2018)9号



 
抄録

症例は77歳の男性で,2005年に十二指腸水平脚のgastrointestinal stromal tumor(以下,GIST と略記)に対し十二指腸楔状切除術を施行した.その後再発を認めず,2011年に経過観察を終了したが,2014年に貧血を指摘され当科紹介となった.精査にて十二指腸水平脚に腫瘍を認め,局所再発を疑い十二指腸部分切除術を施行した.病理組織学的検査は初回と類似の組織像を呈し,前回切除部近傍での発生であるため十二指腸GISTの局所再発と診断した.5年以上の晩期再発をきたした十二指腸GISTの本邦報告例の検討から,核分裂像数が少なくかつ腫瘍径が大きい症例では晩期再発を起こす可能性があり,長期の経過観察が必要である.再発GISTの治療は原則イマチニブの投与だが,自験例のように切除することで予後の改善が期待される症例もあり,今後その適応となる症例の臨床像を明らかにしていく必要がある.

・そしてGIST診療ガイドライン↓

http://www.jsco-cpg.jp/guideline/03.html#g_q1

・GIST診療ガイドラインの「要約」↓

https://gist.jp/guideline

・薬品メーカー(ファイザー)が作っている(と思います)サイト↓

https://ganclass.jp/kind/gist/

 GISTに一般的に使う内服薬は、イマニチブ。それが、効かない場合スニチニブリンゴ酸塩(商品名 スーテント)。それを販売している会社が、ファイザー。それが効かない場合はレゴラフェニブ(商品名 スチバーガ)というバイエル薬品が販売している薬。

・今回勉強してよかったなと思うことは胃粘膜下腫瘍(SMT)のフォローの仕方のフローチャートが確認できたことです。(大体今まで消化器の先生に個別に相談していたので)

 

以下日記

・昨日3/30(土)は、8時前まで寝ておりました。で、なかなか起きてこない私を(死んでるとは思わず、仕事がないのか)心配して起こしに来てくれました。で、この日は夕方まで珍しくフリー。書類かいたり、本の整理、部屋の片付けをしたり、昼寝をしたり。17時に家を出て病院へ。17時半から宿直でした。日直の先生の申し送りでは、落ち着いていましたということですが、交代した途端、外来→入院、入院患者さんの対応が結構あり。まあ、真夜中は起こされずにすみましたが...

・本日3/31(日)は、7時半起床。シャワー浴びて、朝食とって、病棟へ行って、9時前に日直のDr.と交代し、9時半頃帰宅。相変わらず書類の整理や部屋の片付けをお昼まで。13時から15時40分まで、久々のそば打ちクラブ。(手帳で確認すると1/20以来)皆さんから久しぶりと声をかけてもらいました。そういうのがうれしいんですよね。医療とは全く違う「環境」も良いものです。(でも、クラブの仲間の多くが、先生と呼んでくれますけど)今回久々ですが、比較的うまく(しかし、最後は先生に手伝ってもらって)そばが打てました。帰宅後は、勉強、調べ物、弁護士さんから頼まれた意見書作成。で、お風呂入って、風呂上がりにパーテル リーヴェン・ブロンドというベルギービールを飲みながらこのブログを書いております。(夕食は30分後)次は、残り少ない六十餘洲をのみましょうか...

・明日は、午前中は自分の研究。午後から病院に行って回診、夜間診療です。金曜日に入院された方は、元気になられていて退院できそう。ちょっと前に入院された方は調子が悪くて月曜日の検査結果がどうか心配。残念ながらすべての病気が治るわけではないのですが...

 

 


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