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末梢動脈の閉塞には、ヒ素、カドミウム、鉛暴露を訊け/だんだん忙しくなってきた

・私は何冊かの職業・環境性疾患の教科書で勉強しているのですが、最近ちょっとおろそかになっているので、またきちんと教科書を読んでいこうと思っております。皆様にお勧めなのは↓


"CURRENT Diasnosis & Treatment   Occupational & Environmental Medicine 5th edition" Joseph LaDou, Rovert J. Harrison. McGraw Hill Education. 2014.


このまえの第4版は結構読んだのですが、この5版はまだほんのちょっとしか読んでおりません。で、今日読んでみておもしろいと思った文章が↓ (24章のCardiovascular Toxicologyの最初のほうの文章)


The major risk factors for coronary het disease-family history, hypertension, diabetes, lipid abnormalities, and cigarette smoking-explain only a minority of the cases. Other factors, such as stress and exposure to occupational or environmental toxis agents, are believed to contribute to the development of heart disease, although the magnitude of the unknown.


・多分多くの臨床医は、タバコや高血圧、脂質異常症が冠動脈疾患のメインの危険因子と思い込んでいるのではないでしょうか?でも、それはminorityなんですよね。(高血圧、脂質異常症は、暴露(原因)→アウトカムの中間因子かもしれませんが)で、心疾患に関係するtoxic causesというのがこの教科書で表になっております。その中で大気汚染が冠動脈疾患の原因として載っております。(結構知らない人も多いのでは)また、末梢動脈の閉塞性疾患には、ヒ素、カドミウム、鉛が載っています。まあ、こういうのは普通の臨床の教科書には載っていないではないでしょうか。


・今後この教科書をよんだら、ちょっとずつ知識をシェアしたいと思います。


以下日記

・本日4/9(火)は、5時半過ぎに起床。朝勉して出勤して、朝礼前に病棟回診して、朝礼後外来。で、それが終わって午後からは新学期、大学院へ行く気満々でしたが、新入院があったり、入院中の患者さんの状態が悪くなったりで、大学院へは行けませんでした。逆に、おかげで?、帰宅は19時前。まだ、ちょっと明るかったのでほんのちょっとだけ庭の草を抜いてから、入浴。夕食。そして、ちょっと統計ソフトをいじりました。で、このブログを書いております。もう、かなり眠いので布団に入ります。多分、眠りにつくのは早いでしょう。

・明日は、午前外来、午後カンファレンス、夜間診療、当直→あさって、当直「明け」で水島へ行って産業医学科外来、午後から玉島へ戻って会議、回診。で、アルコールがほしくなるでしょう。

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