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フレイルの合併症としての上腸間膜動脈(SMA)症候群/東京面白い・・・求む’現地(?)妻

最近フレイルという言葉をよくきくと思います。それについての説明は、健康長寿ネットのサイトをご覧ください↓


フレイルとは



・また、標題にあります上腸間膜動脈症候群とは、『医学書院医学大辞典第2版』によりますと↓



上腸間膜動脈性十二指腸閉塞症
[英]arteriomesenteric duodenal occlusion
[同義語]上腸間膜動脈症候群 superior mesenteric artery syndrome

十二指腸第3部(あるいは第4部)が,前方から上腸間膜動脈(あるいは中結腸動脈),後方からは大動脈(あるいは脊椎や下大動脈)によって圧迫され閉塞し,上腹部痛,嘔吐,腹部膨満にて発症するとされている。上腸間膜動脈と大動脈の角度が小さい,上腸間膜動脈分岐部と十二指腸の距離が短い,十二指腸周囲の脂肪が減少しているという3つの解剖学的異常が本症発症の条件である。欧米では中年のやせた女性の慢性型が多く,わが国では若年男性の急性型が多い。治療は一般状態改善のためにまず内科的療法を試みるべきであるが,最近外科療法も改善され治癒率も向上している。

・で、フレイルの高齢者にSMA症候群が合併したというレポート↓


Unusual Complication of Frailty: Superior Mesenteric Artery Syndrome


Intern Med 58: 2119-2120, 2019




・標題にunusual complicationとつけていますが、まれだけど注意しなさいよと言う趣旨だと思うのでもうちょっと違った標題にすればよかったのにと思うのは私だけ?


以下日記

・水曜日からブログのアップが滞っておりました。過去を振り返ります。

・7/17(水)は、午前外来、午後は肺炎で入院して下血を起こされた患者さんの家族と面談し、転院手続き、回診、カンファレンス。夜間診療。その後19時半から21時まで開業医さんとの勉強会。大球性貧血の事例と当院の時間外外来でwaik-inの大動脈解離の患者さんの事例、こわーっ。とても勉強になりました。その後翌日が出張何度なので事務作業をして、22時に病院を出て帰宅。お風呂、入浴後出張の準備。

・7/18(木)午前は水島協同病院で産業医学科外来、また過重労働の労働者の面談1件あり。若い人でもろに体育会系という感じで、今回は大きな問題なし。今は問題なくても、将来的に問題が生じるかもしれないから、その時はSOSを出してねとお話。外来後はいったん帰宅、それから東京へ。浅草橋近くのホテルへ20時半過ぎにチェックイン。(途中東京駅で総武線に乗るのに迷いましたよ)その後、近くの「かつや」というカツ丼のファーフストフィード店で夕食。3人の店員さん、みんなアジア系と思われる外人さんでした。そのごbar 2ndというところでジントニック、レモンのカクテル、ギムレットのんで、ほてるに戻りました。ちなみにバーの名前の由来は、2番目によってほしいからとのこと。2次会できてねということでしょうか?

・7/19(金)は、コメダ珈琲店で、いつもの餡トースト。それから歩いてライトストンという会社まで(龍角散の本社ビルの中にあります)そこで10時から17時までSTATAという統計ソフトを使ったセミナー:カブラン・マイヤー、ROC曲線、コックスの比例ハザードモデル等勉強しました。まあ、ついていけました。4年前と比べれば恐るべき成長、なんちゃって。でも、死が近づいてきたのに、いまさら成長なんてねて。(柏木哲夫先生にいわせると、死が近づいているのではなく、死を背負っている、いつも死と隣り合わせというのが「正確」とのこと)セミナー後は、神保町の古書店街へ。噂にはきくものの、はじめて行って参りました。

・まずは内山書店へ↓




私の勤める倉敷医療生活協同組合、とくに玉島協同病院とご縁がある本屋さん(というか初代「社長」の内山完造氏と縁がある)で敬意を表して行ってきました。それについては以前ブログに書いたような気がしますが、また後日(覚えていたら)書いています。店員さんのお聞きすると、内山完造氏の甥御さんが現在の社長のようです。(私の聞き間違いでなければ)・・・内山書店のサイトをみていると、井原市に内山完造氏の胸像があるみたいなので、いちど訪れないと。

・その後、古書店街のごく一部を散策(と言うのか?)。こりゃー時間がいくらあっても足りません、お金も足りません。できるだけ本はいっぱいかうまいと思いながらも、買ってしまいました。なんぼでも、ここで時間がすごせますぜ。あの有名な「岩波ホール」も発見したし。

・夜、あまりおなかがすかなかったけど、ビールは飲みたいと思って、ネットでしらべて「ビアホール/ビアレストラン ランチョン」というところへ。最初にドアの所に全面禁煙にしましたと張り紙がされており、「ヨシッ」と思いましたが、階段に長蛇の列、すぐ撤退。御茶ノ水駅に歩いている途中にBEER PUB 8TAPSというところをみつけてそのお店へ。どうもこのお店禁煙だったみたいで、全然たばこ臭くなくてよろしかった。おつまみのピクルス、ピーマンのポン酢味つけ、おいしかった。麦酒は、私の好きなものがあまりなくて残念でした。その後あるいて御茶ノ水駅へ。ああ、ここに明治大学があったのねと認識。やけに楽器屋さんがおおいなとも。(これは、学生があいてなんでしょうか?)お茶の水から浅草橋駅にもどって、駅近くのそば屋さんで、オムレツと盛りそばたべて、ホテルへ。そして、ながーい間していなかった、ホテルでのマッサージをお願いして、夢心地、そのままおとなしく寝ました。

・本日7/20(土)は「老爺の休日」。朝8時過ぎに起きて、いっぱい買ってしまった本を宅配便で自宅へ。そのホテルチェックアウトして、SMELLという喫茶店でハムトーストとコーヒー。ここのパンは、ペリカンというパン屋さんのパンを使っているようで、ぐるなびの評価が高い。確かにたべてみて食パンの食感がちょっと違う感じでした。↓




・その後、乃木坂へ。国際新西洋美術館(ここは、これで3回目かな??)  http://www.nact.jp/ で「ウィーンモダン クリムト、シーレの世紀末への道」を観ました。チケットはすぐ買えてラッキー。クリムト展でみたことはあったものの分離派のポスターは、目を引くというか面白いですね。シーレは、ダークサイドにひかれるというかんじ。その後は上野の国立西洋美術館へ。https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019matsukata.html

松方コレクションを観ました。なんと、こちらはチケット購入に長蛇の列、時間がないのにちょっと焦りました。まあ、当然まっておればチケットは買えるもので、購入後はいそいで展示会場へ。まず、はいってビックリは、2番目の展示会場がルーブル美術館のよう、下から上へ何枚もいっぱい展示されていて、観るのにつかれる。その後は、ちょっと落ち着きますが。観ていておもったのは、どんだけ金があったんやということでしょうか。まあ、それはさておき、こんな有名な絵がそうだったのとい驚きもあしました。最後にモネの睡蓮の修復にAIをつかったということ、AIにモネの色使いを学習させて修復に用いたとはビックリ。今後贋作作家は不要で、AIで贋作が作れるでしょう。「ゼロ」もビックリ。(「ゼロ」が何か分かる人は、私のお仲間)

・その後東京駅へ。15時30分の新幹線で帰って参りました。お昼ご飯を食べる時間がなかったので、電車の中で奮発してヒレカツ弁当。そして、麦酒と水割りウイスキー。酔っ払いながらも新幹線の行き帰りで↓の本を読み終えることができました。一般向けに書いた文書をまとめた本ですが、医療者もとても面白く読めると思います。(特に疫学の知識があるとよりよでしょう)


医療の現実、教えますから広めてください! ! ―検診や治療に疑問を感じている方!

医療の現実、教えますから広めてください! ! ―検診や治療に疑問を感じている方!

  • 作者: 名郷 直樹
  • 出版社/メーカー: ライフサイエンス出版
  • 発売日: 2018/07/30
  • メディア: 単行本
・ところで、過去何回も東京へ行っておりますが、今回ほど面白いと思ったことはありません。いや、特別なことが起こったわけでは会いません。ただ、街歩きしているといろんものが見えて面白いと。例えば、私がとまった浅草橋駅近辺はやけに中華料理屋さんが多かった。何かれきしがあるのかな?私のとまってホテルのフロントは中国人女性、夕食とったファーストフードのお店は全員店員が外国人。神保町、お茶の水は楽器屋さんが多い。明治大学は、セミナーや展示会している・・・でも、今回一番インパクトがあったのは、神保町かな。岩波ホールもみつけたので、今度は入ってみたいですね。古書店は、全て入ってみたい気がします。(時間とお金が足りませんが)後は、東京駅でも、お弁当なんかですね。これも買いたい、あれも買いたいという気になります。・・・問題は自分が一人なこと。求む、現地妻(という言い方が正しいのか?)。孤独のグルメも好きだけど、やっぱ、一緒に行動して会話が成り立つ人が一緒にいたらよいよね。

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