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月経がないのに月経随伴性気胸?/もしもの時のためのブルーシート

・月経の前後に気胸がおこるものが月経随伴性気胸というもので、その「正体」は、「希少部位子宮内膜症」の一つです。呼吸器を専門にするDr.はご存知でしょうが、それ以外のDr.はあまり知らないでは?で、妊娠中に月経随伴気胸がおこったというレポート↓



妊娠中に発症した月経随伴性気胸の1 例


https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsre/41/4/41_370/_article/-char/ja

要約━━ 背景.月経随伴性気胸は月経前後に発症し,妊娠中など無月経の時期には発症しないことが特徴とされている.しかし,その発生機序に関しては,未だに明確な見解は確立されていない.今回我々は,妊娠中に発症した月経随伴性気胸の1 例を経験したので報告する.症例.32 歳,女性.29 歳時より月経時に胸痛を自覚しており,月経随伴性気胸を疑われていたが,保存的加療で軽快していた.今回は妊娠34 週4 日目に胸痛を自覚し,右気胸の診断となった.帝王切開にて出産した後もair leak が持続したため,胸腔鏡下手術を施行した.胸腔内を観察すると,中葉に1 cm大の囊胞,横隔膜に複数個の小孔を認めたため,右中葉部分切除術と横隔膜病変の生検,縫縮術を施行した.病理組織学的に囊胞壁及び横隔膜の小孔周囲にエストロゲンレセプター及びプロゲステロンレセプター陽性細胞を認め,月経随伴性気胸と診断した.結論.本症例は妊娠中に気胸を発症しており,月経随伴性気胸の発生機序を考察する上で貴重な症例と考えられた.
(気管支学.2019;41:370-374)


↑の論文に対する論評が↓


園川ら“妊娠中に発症した月経随伴性気胸の1例”




・この論評の中に「月経随伴性喀血」という言葉も出てきます。私は、お二人この病気を診たことがあります。

そのうちのお一人は、友達と会食中に急に喀血、曰く「急にカパッと血を吐いたら、みんな引きますよ」と冗談交じりに言っていたのを思い出します。


・それにしても、月経に随伴していないのに月経随伴性気胸というネーミングでよいの???



以下短小日記

・本日10/11(金)は、5時半過ぎ起床。朝勉して、早めに出勤。早朝回診後午前外来。午後は、カンファレンスと回診、新入院対応、ご家族と面談、1時間のみ夜間診療、ご家族と面談、回診、事務作業。18時50分頃病院出て、クリーニングうけとって、コーナンでブルーシート買って、19時半頃帰宅です。(ブルーシートは今後災害にあったとき使えるようにともしものために購入)お風呂入って、「チコちゃんに叱られる」をリアルタイムでみながら夕食。その後このブログを書いております。体がだるいので、これ書いたらサッサと歯磨きして寝ます。

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