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格差とCOVID-19/マスク洗ってます

・昔「一億総中流」という言葉がはやりました。日本国民のほとんどが、自分は中流だとおもっているということです。わたしは、その言葉を聞いて、そんなアホなとおもっておりました。

医学には運動負荷試験というのがあります。安静時はとくに問題なくても、運動負荷をかけると異常がみつかることがあります。社会もそうで、一見安定しているように見えても災害がくるとその格差が目に見えてくるものだと、阪神淡路大震災の時には思ったものです。そして、東北大震災や西日本豪雨災害。一見みんな平等にみえても、負荷がかかるとその「格差」が明らかになる。つくづくそう思っていました。そして、今回のCOVID-19でもそれが、表に出てくるとおもっていましたが、まさにLANCET PUBLIC HEALTHにそのような論説がありました↓



Why inequality could spread COVID-19


Lancet Public Health 2020 Published Online April 2, 2020
https://doi.org/10.1016/
S2468-2667(20)30085-2





・この論説でわたしが、大切だとおもったのは、格差をなくす政策の思考、それとヘルスリテラシーについて。ヘルスリテラシーが劣っているヒトは、正しい情報をえることができず、正しい行動ができない→それは、その人個人の健康問題だけではなく、社会の問題(病気を広げてしまう)でもあるわけです。わたしは、地元の図書館とくんでヘルスリテラシーの講座をしようと考えておりました。ただ、昨年突然反回神経麻痺になったことと、それがやっと回復してきて講座が開けると思ったら今回のコロナの問題で、なかなか講座がひらけません。でも、おちついたら地元でヘルスリテラシーの講座をひらきたいと思います。(ヘルスリテラシー教育が格差を広げてしまうというリスクも認識はしております)

・あと、ビックリしたのは、医療従事者の感染者が全感染者の10分の1ということ。日本で医療崩壊という言葉がよく使われるようになってきましたが、そのたんびに私は「その定義はなによ?」と心の中で突っ込んでいましたが、定義もくそもなく、医療者の1割感染は、明らかに崩壊ですね。(原文は clinicians comprising more than a tenth of all COVID-19 cases in Spain and Italy.とかかれていますが、cliniciansを臨床医と訳すのが適当かどうか分からなかったので医療者と書きました)



以下日記

・本日4/5(日)は、6時過ぎ起床。少し調べ物をして出勤。9時から17時30分まで日直でした。大きなこと無く過ごせました。しかし、この時間ずっと拘束されているのはつらい。昔はそういった時間にあれもしようこれもしようと仕事を持って行っていたものですが、大概途中で中断させられてきたので、もう今日は何も仕事はもっていかず、ただ、空いている時間に書類の整理や調べ物をしておりました。

・帰宅後は、入浴、夕食:カレー。食事しながら、「チコちゃんに叱られる」を観ながら飲酒。ヴァルシュタイナー・ドゥンケルを飲んだあとテキーラをのみながらこのブログを書いております。カレー食べ過ぎてお腹苦しいし、アルコールもはいったので、もう勉強はできません。もう寝ましょうかね。

・ところで、コロナ感染症対策の地域差は激しいと思います。東京は医療機関は大変でしょうが、岡山はまだそれほどでもない(少なくとも自分の病院は)。しかし、物資が不足してきました。ちょっと前からマスクは一人1日1枚になりました。大変なところは1週間に1枚という話もきいております。いつ自分ところもそうなるか分からないので5日前から使ったマスクを自宅に持って帰って洗っております。洗ってみて思ったのは、マスクって案外丈夫なのねということでした。洗ってもそうグジャグジャにならない。で、本日で5枚たまりました。こういった作業が無駄になることを祈るばかりです。(決して洗ったマスクをネットで販売しようとはおもっておりません)

・明日は、午前中はK中央病院に自分の受診(反回神経麻痺の経過をみてもらいます)。もう、よろしいですと言ってもらえるかな?まだ、100%回復じゃ無いけど...

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