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好酸球性胆囊炎、好酸球性胃腸炎、好酸球増多症/あと10年生きようと思ったこと

私、気管支喘息の患者さんを結構多くみており、当然末梢血に好酸球が多い患者さんもおられます。そういう場合、単純に気管支喘息のためなのか何か他疾患がないかと心配になります。↓のようなレポートがありました。



好酸球性胆囊炎および好酸球性胃腸炎を併発した好酸球増多症の1例
中村雅憲、他。
日本外科系連合会誌
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcs/44/4/44_804/_article/-char/ja
【抄録】症例は55歳男性.既往に喘息を認める.下痢と下腹部痛のため近医受診.半年で-6kgの体重減少も認めており,精査加療目的に当院を紹介受診.2時間毎の下痢と,増強する腹痛のため,同日入院した.腹部CT・USでは,胆石・胆泥を認めた.下部消化管内視鏡検査では,直腸から横行結腸にかけてやや浮腫状の発赤を散見し,生検の結果,好酸球性腸炎の診断となった.入院時の血液検査でも,好酸球増多症を認めていた.また,食後の心窩部痛も出現し,上部消化管内視鏡を施行したところ,胃潰瘍(H2)を認めた.好酸球性腸炎による下痢に対しては,整腸剤の内服によって改善したため,ステロイド内服は導入しなかった.その後,胆囊結石症に対し,腹腔鏡下胆囊摘出術を施行したところ,病理結果にて著明な好酸球浸潤を認め,好酸球性胆囊炎と診断した.また,最終的に,食道を除く,胃・十二指腸・胆囊・大腸・手術時に採取した腹水より好酸球浸潤を認めた.既往に喘息を有する消化管疾患では,好酸球性胆囊炎や好酸球性胃腸炎も念頭に置いて診療にあたる必要があると考えられた.
・抄録の最後は肝に銘じておかないといけませんね。
以下日記
・本日8/31(月)は5時30分起床。朝勉、朝食、燃えるゴミ出して午前中は大学院のZOOMでの勉強会。問題を解くのですが、なかなか難解でつらい。でも、反面ちょっと楽しい感じ。本日はシンプソンのパラドックスがでてきました。次回はモンティホール問題が出てくる予定。
・お昼から病院へ行って、回診、夜間診療でした。帰宅は19時9分。シャワー浴びて、録画の『月曜から夜ふかし』観ながら夕食。当然アルコールは無し。で、その後事務的な作業をしてこのブログ書いています。
・行った事務的な作業の一つにアマゾンのプライム会員の中止、オーディブルの中止でした。アマゾンは、とっても便利なのですがブラック企業なので利用を徐々に控えようと考えておりました。SNSでプライム会員の退会の「運動」があるということを知り私もその流れに乗ろうと思った次第です。
・ところで、最近2回大きな本屋さんに行って結構多くの本を購入しました。そして、ふと気がついたのですが未読の本が100冊くらいあるのではと。まあ、新書(特に最近のもの)や文庫は早ければ数日で読めるのでよいとして、学術書なら2週間くらいかかるなと。じゃあ1ヶ月で2冊、1年で24冊、今在庫の本を読みきるのに5年はかかるなと。で、新しい本も次から次に買うと思うので、結局「在庫」がなくなるのは10年くらいかかるかなと。で、何時死んでも仕方ない(ただ、痛いのや苦しいのはいや)と思っていたのすが、本のことを考えると長生きしたいなと思ったのでした。そして、ガンジーの「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるように学べ」という言葉を思い出したのでした。

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