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魚の骨で仮性大動脈瘤/事務作業多過ぎ

仮性動脈瘤=偽性動脈瘤とは、『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


偽性大動脈瘤 pseudoaneurysm
[同義語]仮性大動脈瘤

大動脈瘤の発生機転による分類の中で,大動脈壁の破壊により周囲に形成された血腫が結合組織により被包され瘤状をなすもの。原因としては外傷,結核などの感染,ベーチェット病などがあるが,真性,解離性動脈瘤に比較して稀である。治療の原則は手術である。
(391008)

・仮性動脈瘤という言葉と偽性動脈瘤と言う言葉、どっちが多く使われているか医中誌にその単語を入れてみました。前者は596件、後者は412件でした。(ただヒットした数字をみただけで、中身はみていません)

・前置きはこれくらいにして、魚の骨が食道を貫いて偽性大動脈瘤を合併してしまったというレポート↓


Esophageal Perforation by Fish Bone Complicated with Pseudoaneurysm
Takao Konishi, et al.


Intern Med 59: 2197, 2020




・最初のCTで魚の骨が写っていたのにそれをアーチファクトと思ってしまったミスが一つ。あと、胸痛を訴える人には食事内容もきちんと訊かないといけないという教訓もあると思います。これから、忘れず腹痛や下痢の人だけでなく胸痛で来た人も食事内容を訊くようにいたしましょう。(問題はこういう決意がどれくらいの時間保持できるかです。明日までおぼえているかな?)

・余談ですが、このレポートは読みづらい。著者らの考えやなぜそういうながれになったのかがわかりにくい。また、考察もなんか今一でした。


以下ほんのすこしだけ日記

・本日9/2(水)は、6時起床。ちょっとだけ朝勉して出勤。ちょっと病棟よってから午前外来。午後回診とカンファレンス。夜間診療でした。診察自体は早く終わりましたがその後事務作業をして帰宅は7時半頃。シャワー浴びて、夕食。そしてこのブログをかいております。何かかなり疲労感があり22時前には寝床へ行こうと思います。それにしても、レントゲンの読影やレセプトの点検・注釈、意見書等診療以外の仕事が多すぎる。誰か助けて、赤いハイヒール。(何のことか分かるかな?)

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