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腹斜筋血腫/タコの口でかえる

過去何回か咳によって腹直筋血腫がおこるという記事を書いたと思いますが、マレですが腹斜筋でも同様なことが起こるとのことです。↓のようなレポートがありました。


特発性腹斜筋血腫の1例
福廣 吉晃、他。
日本外傷学会雑誌 34巻(2020)3号




抄録

 

 まれな特発性左腹斜筋血腫症の1例について報告する. 患者は61歳, 男性. 咳き込んだ後に左季肋部から側腹部にかけて疼痛が出現し, 立ちくらみも伴うようになった. 救急搬入時, ショック状態で, 左側腹部を中心に腫脹と圧痛を認めた. CT画像で左腹斜筋内に血腫を認め特発性腹斜筋血腫と診断した. 造影剤の血管外漏出は認められず, 輸液等で循環が安定したため保存的療法とした. 特発性腹壁血腫は咳嗽などの軽微な外力で生じることがあり, ときにショック状態に陥る. 胸痛や側腹部痛を訴える患者の鑑別疾患として念頭におく必要がある.

・この疾患の注意点は抄録にありますように胸痛の鑑別診断にも考えておかないといけないということと、時にショック状態に陥ることがあるということでしょう。本文中には、「山本らは、医療者における腹壁血腫の診療経験の有無が、診断率の差につながることを指摘しており、的確な診断のためには、本疾患の存在を認知しておく必要がある」と書かれています。で、私はこの論文を読んで認知したわけですが、問題はこの記憶をずっと保持し続けることができるかですね。

 

以下日記

・本日9/7(月)は5時36分起床。朝勉、朝食、燃えるゴミ出して午前中は大学院の因果推論勉強会。本日は有名なMonty Hall問題をおこないました。基本、場合の数をあげて確率を計算すればよろしいようで。(その他ベイズの公式を使ったり)分かったような、わからなかったような...

・午後から出勤。回診、夜間診療。19時過ぎに病院を出て19時41分帰宅。お風呂入って夕食=先々週パートのDr.からいただいたタコを配偶者に料理していただきました。アヒージョとカルパッチョ、ゆでたこの刺身(と言うのかな?)。ちょっとタコ食べ過ぎたかも。

・その後、日本臨床疫学会の「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」を視聴。と行っても本日はオープニング・リマークのみ。明日から本格的に視聴したいと思います。こういうセミナーが無料で視聴できるのがとてもありがたいことです。

・以前、マツコの知らない世界でソフトクリームが取り上げられていました。その中で出演者の方が「ソフトクリームの口」を作るとかいった表現をされておりました。我が家では、あるものを食べるつもりになりきる場合「**の口」という言い方をします。で、本日はタコ料理を食べるつもりで出勤→帰宅したので、私は「タコの口」になってかえって来たのでした。

・本日はすでにお疲れモードなので寝たいと思います。明日は午前外来、午後からは早く帰れたら上記Webinarを視聴したいと思います。


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