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Meigs症候群、メイグズかメグスかメグズか?何はともわれ胸水の鑑別診断/眠くて忙しい

・遠い昔(多分以前にも書いたことありますが)Swan-Ganzカテーテルは、スワンガンスかスワンガンズかと悩んだことがあります。わたしと同様な疑問をもったと思われる呼吸生理、呼吸管理で有名な諏訪邦夫先生が小論を書かれておりました。で、今回もそのような発音のお話。


・最近大きな病院にかかっている胸水の患者さんが診断がつかない(胸腔穿刺や胸膜生検をしたみたいです)ので知り合いに相談して私を受診されました。(何で、小さな病院の私を紹介するねんと思いましたが)で、私は、別の大きな病院で再検査(+α)をしてもらった方が良いと説得し(検査を嫌がっておられたのですが)なんとか別の大きな病院を受診していただきました。で、その結果がMeigs' syndrome. 知識を確認するための『医学書院医学大辞典第2版』をみてみると↓


メグズ症候群
メグズショウコウグン
[英]Meigs syndrome

メグズ(Joe Vincent Meigs,1892-1963,外科,米)らが,腹水と胸水を伴った卵巣線維腫の患者で,腫瘍を摘出すると腹水や胸水が速やかに消失することを報告し,それ以来,メグズ症候群として注目された。しかし,フランス学派では,1887年にドゥモン(Demons AJO)が同様の症候群を報告しているので,ドゥモン-メグズ症候群(Demons-Meigs syndrome)と呼んでいる。本症は,一見きわめて重症であるにもかかわらず,腫瘍摘出により劇的に症状が好転することが注目された症候群で,現在では線維腫のみでなく,良性腫瘍に伴う症候として用いられている。


・となっております。あれまあ、今までメイグス症候群と私はおもっていたのにメグズですか。『ステッドマン医学大辞典改定第6版』でも"migz"(ミグズ?)という発音でした。インターネットのWeblioでみるとメイグスとかメグズとかかいております。Google先生にきいてみる(翻訳)とメグスといってるようにきこえます。さらにYouTube↓を視聴するとメックスと私には聞こえます。(6分弱ですので、この病気の勉強ができます)いったに、何がホンマやねん。Meigsさんの御家族にきいてみないとわかりませな。




・発音はさておき、胸水の原因疾患としてMeigs 症候群を思い浮かべ、そしてお腹も調べないといけないと反省した次第です。


cf. 諏訪邦夫先生のサイトです↓





以下日記

・本日9/29(火)は5時4分起床。で、6時15分に家を出て6時40分着、パートの当直の先生と交代。幸い8時30分までは大きな事無く、自分の患者さんの回診ができました。そして午前外来。こちらもスムースに進行。ただ、紹介や退院、書類、呼吸器管理の相談等いろいろあって15時まえにやっと病院を出ることができました。いつも火曜日は16時から大学院のcritical appraisal(CA)をしているのですが今日は時間が早まった15時20分からでした。で10分遅刻。私の価値観では、遅刻は忌み嫌うものであります。まあ、働きながらがくせいしているわけですからしゃあないけど。

・CA(客室乗務員ではない)後、お風呂入って早めの夕食。その後明日締め切りの内科学会のセルフトレーニング問題を完成させました。あとは、ひとつ日本語の論文を読んだのみ。やるべき事は山ほどあるのですが、なんか疲れて、眠くて20時くらいから寝たかったけどなんとか今まで我慢しておりました。で、これからGo To Bedです。やることいっぱいあるので明日も早めに(と言っても今日ほどではないですが)病院へ行こうと思います。

・では、皆様、まーたアシタ。(「にんげんっていいな」の節で)



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