大動脈縮窄症によるrib notching/超雑感:病衣着るなら・・・
・最近やっと仕事及び生活に余裕ができてきて、今日はちょっとNEJMの目次をみていました。で、私の好きなIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。
Aortic Coarctation
Bailang Chen, Minxin Wei.
N Engl J Med 2024;390:1420 DOI: 10.1056/NEJMicm2313075 VOL. 390 NO. 15
・Aortic Coarctation:大動脈縮窄とは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓
大動脈縮窄症
ダイドウミャクシュクサクショウ
[英]aortic coarctation
[略語]CoA
大動脈峡部と下行大動脈の移行部,すなわち大動脈の動脈管接合部に生じる限局性の狭窄。本症の約70%は重い心奇形に合併して大動脈縮窄複合となり,乳児期に発症する先天性心疾患の約10%を占める。重い心奇形を合併しないものは単純大動脈縮窄(simple coarctation)と呼ばれる。病理形態学的には動脈管(索)の上にある大動脈縮窄を管前型(coarctation of aorta preductal type),動脈管(索)の下にある大動脈縮窄を管後型と呼ぶ。上肢の血圧は安静度により異なるが,上行大動脈と下行大動脈の圧差は収縮期で30~70mmHgとなる。肺動脈圧は単純大動脈縮窄では正常か軽度に高いが,大動脈縮窄複合では収縮期で60~150mmHgに達し,肺血管閉塞病変の進行が早い。手術は乳児では左鎖骨下動脈フラップ法で大動脈峡部と縮窄を拡大し,幼児以上では縮窄部を切除して端々吻合する。大動脈縮窄複合では同時に動脈管結紮,肺動脈絞扼術を行い心内修復は二期的に行う。手術時の年齢が5歳以上になると術後上下肢ともに高血圧を生じ正常化しない。
・そのレントゲン所見としてrib notchingというのがあります。その『医学書院 医学大辞典 第2版』の説明は↓
肋骨切痕[2]
ロッコツセッコン
[英]rib notching
肋骨の辺縁にできるへこみ。肋骨下縁の切痕は,肋間動脈,肋間静脈の拡張や多発性肋間神経腫瘍により生じる。大動脈縮窄症やブラロック-タウシグ短絡術後の動脈性側副血行路や膿胸,上大静脈閉塞による側副静脈路の発達時,多発性神経線維腫症などにみられる。
・ということで、NEJMのレポートは研修医への私の胸部レントゲンの講義に使わせてもらおうと思うのですが、はっきり言ってこのレントゲン写真分かりにくいです。大画面のモニターでみたら分かるのかしら。
・さて、これから日記を書こうと思っていたのですが、既にかなり酔っ払っているので、日記が書けません。ただ、最近思ったこと(超雑感)をひとつだけ。
・当院の入院患者さんは、入院時に必要なものを一通りお金を出して借りれるCSセットというサービスを使われている人が多いです。まあ、手間が省けて良いのですが、皆さん同じ服を着ていらっしゃる。私は何回か入院の経験がありますが、だいたいREEBOKのジャージを着ておりました。ただ、それも野暮ったい。最近ドーミーインに泊まるのにはまっているので、入院の時は、ドーミーインの館内着↓でも着ようかなと思っています。(まだ、買ってないけど)
*REEBOKともドーミーインとも残念ながら全然COIはありません。
・明日は訪問診療、病棟回診、夜間診療です。夜、間に合えば金光町の本屋さんに頼んでいた『未明の砦』という本を受け取りに行きます。
2024-07-07 21:21
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