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ANCA関連血管炎性中耳炎/どうにも終わらない。

・鑑別診断を考える場合、その臓器に起こった疾患が、その臓器だけのものか、全身性疾患の一部なのかということを常に考える必要があるのですが、なかなか実際に診療をしているとそういう風に頭が行きません。中耳炎も、全身性疾患のひとつだったりするようです。↓のような症例報告がありました。


Otitis Media with ANCA-associated Vasculitis: A New Concept and the Associated Criteria


【Abstract】 A previously healthy 77-year-old Japanese man presented with a 2-week history of daily fevers peaking at 38°C, chills, hearing loss, and almost 10 kg of unintentional weight loss over 2 months. Pure tone audiometry showed mixed conductive-sensorineural hearing loss: right, 63.6 dB, left, 80.0 dB. Blood tests after admission showed a high myeloperoxidase-antineutrophil cytoplasmic antibody (MPO-ANCA) level (>300 U/mL), so we suspected ANCA-related vasculitis. The Japanese Otorhinolaryngology Society has recently been advocating the concept of otitis media with ANCA-associated vasculitis (OMAAV). Our case met the criteria proposed, leading to our diagnosis.


・簡単に解説された日本語の文献がありました↓


全身性疾患と関連する耳鼻咽喉科疾患 ―ANCA 関連血管炎性中耳炎(OMAAV)―




・私は、鑑別診断を考える場合 V dot Cinema SPをあたまに浮かべるようにしています。最後のSPのSはsystemicのSで、全身性疾患を考えよということですが、最初に書きましたように、なかなかうまくいきません。もう、医師人生がおわるというのに...まあ、それも自分の能力の限界でしょう。と、言ってしまったら患者さんに申し訳ございません。精進、精進。



以下日記

・12/14にブログをアップしてからとんでおります。例によって過去を振り返ります。

・12/15(金)は、午前中外来。午後から産業医面談2件。その後事務作業。本来金曜日の午後は仕事の契約には含まれていなくfreeのはずですが、産業医面談は、なかなか他の日にちでとれないのでボランティア的に金曜日にすることが、結構あります。「日本的」ですよね。あまり、褒められたことではないのでちょっと、超勤つけましょうかね。

・12/16(土)は京都橘大学で90分講義3コマ。そのあと新倉敷まで戻って、某ホテルで病院の忘年会。実行委員の人たちのおかげで楽しく過ごせました。2次会にも誘われましたが、体力的にきついのでお断りしましたが、カラオケ行きたかったな。

・12/17(日)の本日は9時前起床。朝食後1時間半くらい勉強。modern epiemiologyという教科書のcase control studyのところを読みましたが、英語をよむのは1時間が限度と再認識いたしました。その後は、自分の部屋のかたづけ、家の掃除です。たまってた資源ごみ(段ボールとかペットボトル、缶、瓶)を市役所にもっていって、その後天満屋でお買い物。で、帰宅してすぐ配偶者と「すし丸」へ遅い昼食。その後もひたすらお片付け。しかーし、ジェンジェン片付きません。果たして我が家はきれいになって正月を迎えられるでしょうか?

・入浴後夕食。辛ラーメン鍋で、ビール飲んで、ウイスキー飲んで、その後このブログを書いております。もうちょとだけウイスキー飲んだら寝ます。明日は、午前大学で勉強、午後外来です。

・私をカラオケに連れてって。

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