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SSP: 悪性胸膜中皮腫細胞診断の手引き 第1.0版2017年11月/二転三転腸ねん転

12月1日に肺癌学会のWebsiteに公開されておりました。この『手引き』の「はじめに」と「おわりに」にごく簡潔に社会的な意義がかかれており、「良きかな」と思いました。(←えらそーに。)

*凡例:←はツッコミ。



「悪性胸膜中皮腫細胞診断の手引き 第1.0版2017年11月」



・まとめで「今後15年から20年に亘ってアスベスト 曝露に関連した中皮腫症例が急増する。原因不明の体腔液貯留の細胞診断を行う場合には,常に中皮腫を念頭におく必要がある。」と書かれています。私が医者になったころは、中皮腫は超まれな疾患だったのですが、今後は、それなりに遭遇する疾患となってくるでしょう。


・文書の中で、「Papanicolaou 染色,Giemsa 染色,PAS 染色など通常の染色を行った体腔液細胞標本で中皮腫の診断を行うことは勧められない。」と書かれていましたが、そう書かれているということは、そういう事例があったということでしょうね。ビックリ。



以下日記

・昨日は体調悪くて1日家に引きこもってましたが、今朝はほぼ回復で、6時半起床。朝勉はできず、朝食摂って燃えないゴミ出して出勤です。

・午前中外来。おひとり大きな病院に紹介しないといけないような患者さんがおられたのですが、紹介先やご本人の受診意志等状況がいろいろ変わって胃が痛くなりました。これを称して、二転三転腸ねん転といったところ、近くにいた看護部長が「くっだらん」といつものように吐き捨てるように言って私をバカにしながらも、結構受けて笑っておりました。

・疲れ切って午前外来終了。ちょっと休憩してカンファレンス。そしてあっという間に夜間外来。患者数30名。私にとってはとても多い数です。1単位で50名もみるDr.ってどんな人だろうと思います。・・・最近岡山県北部の有名なファミリークリニックのDr.の講義を聞いたのですが、大体外来の診療のペースは私と同じくらいだったので安心したのですが←「質が違うぞ」

・夜間外来後はちょっと遅れて開業医さんとの月1回の勉強会に参加。本日は上大静脈症候群と炎症反応、胆道系酵素がほとんど上昇しなかった胆石胆嚢炎の患者さんの報告。勉強になります。

・帰宅は21時45分、お風呂入って夕食、親子どんぶり。そして、このブログ書いております。これから、勉強もせず寝ます。明日は、午前中水島、午後から倉敷市役所で公害健康被害認定審査会。それから玉島にもどって研修医へ外来の仕方の講義。そして恐怖の当直です。体がもつかなあ。七転八倒黄金バット、ナンチャッテ。

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