SSP:「健康の社会的決定要因(SDH)」に関するWHO主要文書の邦訳/イチローカワチ集中講義DAY1
・3月24日に水島協同病院でSDH(健康の社会的決定要因)についての講義を頼まれており、現在四苦八苦しております。資料をいろいろ探していたら標題のwebsiteがありましたの、皆様とシェアします↓
・SDHに関連してSolid FactSについてのパンフレット↓
SOCIAL DETERMINANTS OF HEALTH
THE SOLID FACTS SECOND EDITION
http://www.euro.who.int/__data/assets/pdf_file/0005/98438/e81384.pdf
邦訳:健康の社会的決定要因 確かな事実の探求 第二版
http://www.tmd.ac.jp/med/hlth/whocc/pdf/solidfacts2nd.pdf
*後日SDHに対して臨床医は何をなすべきかについて書きたいと思います。
あっという間に以下日記
・本日3/12は6時起床。朝勉をして大学院へ。Ichiro Kawachiの3日間の集中講義の第一日目。
本日は行動経済学についてでした。Len問題というのがありまして「なぜ行動への介入は失敗
するのか」というのがあります。臨床では、医師、看護師、保健師、栄養士等行動変容をす
すめようとしているわけですが、Len = S. Leonard Symeに言わせるとことごとく失敗している
というものです。有名な研究は、MRFIT: Multiple Risk Factor Intervention Trial(ミスターフィッ
トと読むみたいです)というSymeも加わった研究。メッチャ高額の費用をかけて、行動変容
を促した介入研究だったが、介入群と対照群で、心疾患の発症率に差がなく、行動変容にい
たった人はごくわずかだったというもの・・・なぜなのかは、私も翻訳の末席に加わった
『社会疫学』(この問題は下巻)をお読みください。
・帰宅後は、夕食摂ってこのブログをかいております。これからお風呂入って、不真面目な
がらちょっとお酒をいただきながら、勉強します。