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孤立性上腸間膜動脈(SMA)解離/激しい咳は患者もつらいが医者もつらい

・j-stageでinternal medicineをみていたら、標記「孤立性上腸間膜動脈解離」の症例報告がありました。


Isolated Dissection of the Superior Mesenteric Artery


Intern Med 57: 1059, 2018





・腹痛の鑑別診断には、こういった疾患も頭に浮かべないといけません・・・なんか、以前もこんなこと書いたようなと調べてみると、2015年の11月に同じテーマでブログかいてましたわ↓(ホンマ、物忘れが激しいですわ)


孤立性上腸間膜動脈解離/平穏な1日  



・日本心臓財団のサイト↓





・私のブログより、よっぽどしっかりかかれているブログ↓


Hospitalist~病院総合診療医~



・109例の検討↓


突然発症の心窩部痛で来院した孤立性上腸間膜 動脈解離の1例 ―孤立性上腸間膜動脈解離109例の検討―

J Cardiol Jpn Ed  Vol. 7 No. 2 2012




【要約】症例は57歳男性.2009年7月深夜,立位時に突然冷汗を伴う前胸部から心窩部にかけての疼痛が出現したため国際医療 福祉大学熱海病院救急外来を受診.心窩部に圧痛を認めず,心電図変化および心筋逸脱酵素上昇を認めなかったが経過観察 目的に入院した.翌日にも心電図変化および心筋逸脱酵素上昇を認めなかったため,翌日に退院としたが,1週間後に心窩部 痛で再来となった.消化器疾患も疑い腹部造影computed tomography(CT)を施行したところ,大動脈に解離を伴わない上 腸間膜動脈(superior mesenteric artery:SMA)に限局した解離,いわゆる孤立性SMA解離を認めた.偽腔は血栓閉塞し ており真腔狭窄はあるものの,症状は軽度で腸管虚血所見を認めず,瘤化も認めなかったことから降圧療法のみで外来で経過 観察の方針とした.症状も安定しており,発症1カ月半後のCTで増悪なく,5カ月半後には解離が消失しており,現在も降圧 療法のみで経過観察としている.孤立性SMA解離も心窩部痛の鑑別診断の一つとして,念頭に置くべきであると考える



以下日記

・4/4(水)以降の日記を書きます。

・4/5(木)は、午前外来、午後会議、その後岡山(市)へ。最近行きつけになった医学部近くのWADAという理容院で散髪。その後18時から19時30分まで臨床研究講習会(研究倫理を学ぶ)でした。結構な詰込みでしたが、それなりに面白かったです。で、その後帰宅ですが、21時近くです。夕食とったら、おなかいっぱいでなかなかお風呂に入る気にならず、録画のIPPONグランプリ観て、笑っておりました。その後入浴して、就寝です。

・4/6(金)は、午前外来、午後通所リハビリテーションの会議、それからちょっと胸部レントゲンの読影をして、16時から夜間診療。19時30分から当直に入って、現在このブログをております。今日の午前、午後の外来は大きなことなく、当直も今までのところは落ち着いております。(こうブログに書いて0時過ぎてから泣きそうになったことが何回もありますが)良かったことは、数日前から激しい咳が続いている方が来られていて、本日ようやく改善傾向だったこと。土、日に出張ということでしたので、これは、困ったと思っておりましたが、何とかいけそうでで、ホッとしました。ほんでもって、今日の夜に、また激しい咳の方が来られました。ご本人が当然一番つらいのですが、なかなか治らない咳の患者さんを診る医者もつらいものです。

・さて、これから寝ます。明日は幸いなことに外来はありませんが、お昼にソバ打ちクラブの花見。夜は、通所リハビリの職員さんたちと焼き肉。体がもつかしら。

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