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マッサージで発症した環軸椎回旋位固定/宅配業者さん、ごめんなさい

・本日の標題にある「環軸椎回旋位固定」は、私の手元にある『医学書院医学大辞典第2版』にも『南山堂医学大辞典第19版』にも単独の項目としては載っておらず、前者では斜頸の説明の中に出てきます。『今日の整形外科治療指針第7版』には、その項目がありますが、疾患概念の説明に「軽微な外力により,環椎が軸椎に対し回旋位をとったまま中間位まで復元できない状態になり斜頚位をとった状態(Cock-Robinポジションと呼ばれる)である.小児特有の病態であり,耳下腺炎に罹患した小児において,外傷とは無関係に発生することもある.なぜ回旋位を整復できない状態になるのか,発生メカニズムはいまだ不明である.」という説明がありました。これを見ると小児だけの病気、それも軽微な力でおこるものとおもってしまいますが、必ずしもそうではないようで...↓のような論文がありました。


マッサージ後に発症した成人環軸椎回旋位固定の1例
―慢性例&保存治療例―




マッサージ後に発症した成人環軸椎回旋位固定(成人AARF)の1例を経験したので報告する.症例は37歳女性,喘息・アトピーの既往歴あり.初診時,後頚部痛を認めたが斜頚は存在せず,Xp・MRI精査するも有意な病変は無かった.初診後,整骨院で2日間,後頚部の愛護的マッサージを受けた.翌朝から斜頚を自覚し改善せず.2ヶ月後,斜頚を主訴に再診.Xp・CTにてFielding分類type 1のAARFを認めた.AARF以外は身体所見・臨床検査データ等も正常だった.入院後,頚椎持続介達牽引を施行.斜頚出現3ヶ月後,鎮静下に徒手整復を行った.オルソカラー固定するも1日で再脱臼した為,再整復しHalo vest固定を8週間施行した.現在,整復後2年が経過するもAARFの再発は認めない.成人AARFは非常に稀で,マッサージ後の発症例は報告がない.また,整復までに3ヶ月を要した慢性例であったが保存治療が可能であった.


・本文中にいろいろこの疾患についての説明がありますので、お読みください。私が「学んだ」のは、斜頸の原因の一つである、成人にはまれ、小児と異なりかなり強い力がかかったときにおこる(でも、上記症例報告は違いますね)といったところでしょうか?


以下日記

・昨日ブログを途中まで書いていたのですが、PCの不具合で書いた原稿が消えてしまい心が折れてしまい記事のアップはあきらめました。

・5/19(土)は大学院で朝から夕方まで集中講義(基礎統計学)。さすがに何回も講義を聴いていると最初はフンフンときいておれましたが、苦手な確率の話になってくるとちょっと怪しくなってきました。まあ、夕方無事終了しそのまま三宮へ。東急ハンズで買い物した後長女、そして配偶者とおちあって、神戸プレジールと言うお肉のお店でディナー。おいしくいただきました。そのまま明石の実家へ。途中電車の乗り換えで、配偶者がはぐれるというアクシデントがありましたが、無事帰ってきました。

・5/20(日)は、8時過ぎ起床。シャワー浴びて朝食後私一人岡山へ。途中姫路によってロフト、東急ハンズをうろうろ。そして岡山へ。そこで「じくや」というお蕎麦屋さんへいきましたが、残念ながら売り切れ終了。しかたなくインド料理のお店へ。おなか一杯になって帰宅。ちょっと、寝て、あとはひたすら事務作業。先ほど書いたようにブログも書いていましたが、消失してしまったので、その日のアップは断念。

・本日5/21(月)は午前中大学で勉強。因果推論(反事実モデル)その後病院へ行って外来。19時までに帰れると思っていましたが、終了近くになって患者さんがドドッと(と言うほどでもないが)来られたので、遅くなり帰宅は19時20分。実は宅配の時間指定で19時~21時に指定しているものがあったのですが、アウトッ!すでに不在通知が郵便箱の中に。大敗業者さん、ごめんなさい。その後お風呂入って事務作業していると明石から配偶者がもどってきました。なんとコストコによって買い物してかえってきました。長年いっていなかったので忘れていましたが。そこで、お寿司をかってきていたので、それをちょこっといただきました。そして、現在非常な睡魔に襲われているので、これをアップしたら即寝ます。

・それにしても、宅配業者さんには申し訳ない。労働衛生をしているものとしては、できるだけ宅配労働者には負担をかけないようにしているのですが、なんせ配偶者はそのような考慮がなく頼みまくるので困ります。ちなみに、宅配労働者の負担軽減とは、一つには重いものを頼まない。以前「水」をたのんでいましたが、重量物となるので、最近は近くのコーナンで買うようにしています。また、受け取る時は必ず不在にしない。つまり、配達指定の時間を決めて、その時はいるようにする。もしくは、職場つまり病院に届けてもらう、ということをしております。微々たる努力ですが、頼む人がちょっと配慮すると労働者の負担も軽減すると思うのですが...

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