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CTでの母指圧痕像もしくは母印紋/亀はマンデラ

虚血性腸炎の注腸造影の所見は何回も見たことありますが、よく考えてみるとCTの所見はみたことありませんでした。NEJMにそのCTの写真がありました↓


Thumbprinting in Ischemic Colitis

N Engl J Med. 2018 Jun 14;378(24):e33
・この所見を観たら短絡的にすぐ虚血性腸炎だといわず、きちんと鑑別診断をあげないといけませんね。少なくとも本文中には以下の疾患があがっていました↓
This radiographic sign can be seen in ischemic colitis, pseudomembranous colitis, and other types of infectious colitis, as well as in exacerbations of inflammatory bowel disease.
・偽膜性腸炎でもこのような所見だということは覚えておいておいたほうがよさそうですん。
cf. 古い文献ですが虚血性腸炎の注腸像の解説の文献↓(thumbprintingの言葉の由来?がかかれています)
虚血性大腸炎のX線 診断
大 腸 肛 門 誌,34:617-623,1981
file:///C:/Users/MICHIB~1/AppData/Local/Temp/34_617-3.pdf
以下日記
・8/18(土)は午前中ちょっと家事と勉強して、私たち夫婦の仲人をしてくださった先生のお宅へ。体調悪くお口からなかなか食べられず訪問看護で点滴をしたり、しなかったりという話を聞いて、先生がお好きだった玉島の松濤園という和菓子の老舗のお菓子をもってお見舞いに。ほんのちょっとだけお邪魔するつもりが、先生と奥さんとお話しして30分もいてしまいました。あとで訪看の看護師さんに聞いたら6個持って行った和菓子を4個食べられたと。口から食べていただき本当に良かった。
・その後岡山(市)へ。県立美術館の↓の展覧会に行ってきました。
・その後医学部へ。18時から19時30分まで、「第12回臨床研究デザインワークショップ」の講演会に後輩のMPHコースの看護師さん(後輩なのに先輩と呼んで、執事のようにおつかえしているのですが)と参加。その後も二人で懇親会に参加。ケータリングで立食とおもっていたら、場所を変えて居酒屋で。で、このワークショップ主に歯学部の先生方が中心なので、ほとんどの歯科の先生方の参加。半端なくアウェイ感あり。しかし、飲んでいるうちに講師の樋之津先生(昨年度まで岡大の教授、4月から札幌医科大学の教授)と親しくお話ができてとてもよろしかったです。帰りは、恐れ多くも金光駅から看護師さんの旦那さんにおうちまで送っていただきました。これからよりいっそう執事としてお仕えしないといけません。
8/19(日)は、午前中は家事と勉強。午後から岡山(市)へ。市民文化ホールというところで、『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』という映画を観ました。瀬長さんは、まるでマンデラみたいな人だとおもいました。そして、重い。沖縄の歴史と今が重い。映画で描かれたのは、ほんの一部だろうに...
・そのあと医学部へ。ちょっとだけ勉強して18時30分から同門会、正確にはNPOの総会。そして、懇親会。教授が突然私に司会を振ってこられて往生しました。最後の一本締めまでやらされてしました。しかし、またあらたなご縁ができたようで楽しかった。
・本日8/20(月)午前中は大学で疫学の勉強。現在study designでcase control studyのところを勉強していますが、とても勉強になっております。奥が深い。とっても満足です。午後からは、病院へ。まずたまっているレントゲンの読影をして、夜間診。今日はとっても珍しく18時過ぎに終わりました。で、帰宅は19時。家出していた配偶者が三女を連れてもどってきました。例によってコストコでいっぱい買い物。夕食はコストコのお寿司、刺身。で、ハンバーガー、ホットドック。炭水化物が多すぎる。明日の体重測定が心配。腹いっぱいで動けなかったのでアマゾンで『孤独のグルメ』鑑賞。そして、このブログ書いております。これから歯磨きして寝床にいって本を読みながら寝ます。現在読んでいるのが↓(『怖い絵』よりも面白い)
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・明日は、午前中病院。午後からは自分の研究と複数の研究会の抄録やレジュメを書かないといけません。

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