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こんな頻尿の原因/成城石井よりも明治屋?

私は、頻尿である。外来中1時間おきにトイレに行く。それは、外来の看護師さんならだれでも知っている「公然の事実」(秘密でもなんでもない)である。で、頻尿の原因として↓のようなものもあるのかと思って読んだ文献。(いつもは、ですます調の文章書くが、今日はキッパリ断言したいため、である調)


頻尿を契機に発見された骨盤内solitary fibrous tumorの1例
日臨外会誌 79(2),418―423,2018


【抄録】

症例は69歳,男性.頻尿を主訴に近医を受診し,骨盤内腫瘤を指摘され,当科を紹介された.腹部CTでは,膀胱や前立腺を右側に圧排する巨大腫瘤を認めた.画像所見で周囲への浸潤はなく一括切除が可能と判断し,生検は行わず手術の方針とした.標本は最大径26cm,2,030g.割面は主としてゼリー状で隔壁を有する嚢胞性,充実性の腫瘍部分とが混在していた.組織学的には“patternless pattern”を認めた.免疫染色では,CD34・Bcl-2・CD99が陽性で,近年有用性の高さが報告されているSTAT6にも陽性を示し,孤立性線維性腫瘍(solitary fibrous tumor:以下SFT)と診断された.頻尿という特異性の低い症状を契機に発見されたSFTは,1983~2016年での報告例(会議録を除く)7例のみで,貴重な症例と考え,若干の文献的考察を加えて報告する.

・最初にみたDr.が頻尿でなんでCT撮ったのかなとしょっぱなに思ったけど、こんなに大きかったら腹部触診で触ったからでしょうね、と一人で納得。




あっという間に以下日記

・本日3/31(金)は6時過ぎにおきて、ほんのちょこっとだけ勉強して出勤。午前中外来。午後は呼吸器回診してそのあとひたすら事務作業。帰宅はとても早くて18時半ころだったと思います。その後お風呂入って、夕食。餃子だったので、当然(?)ビール。その後ビールもう1本飲みながら、「孤独のグルメ」を観て、現在Marker's Markというウイスキーを飲みながら、このブログを書いております。

・今日の午前中の外来の最後、最近診察しだした患者さんの娘さん(大阪よりの奈良在住)がこられました。一通り患者さんの診察が終わったのち、娘さんに成城石井ってしっていますか?とお聴きしたら、成城石井より明治屋が良いですよと。その娘さんのお子さん、患者さんのお孫さんが明治屋に勤めているとのこと。ウーン、明治屋きいたことあるが...会話していると岡山の高島屋の地下、イオン岡山にもお店があると。そういわれれば、見た、見た、家政婦は見た、家政婦の三田。見たけど中に入っていなかった。明日にでも行ってみましょう。(大量購入の嫌な予感)

・ところで、私は神戸市中央区うまれのcity boy.それが、育ちが明石で、大学が岡山で、就職が倉敷で、今すんでいるところが浅口市。平家のごとく西へ西へ流れてまいりました。多分死ぬのは下関ではないのかと危惧しております。それはさておき、岡山県は兵庫県と言葉も文化も違います。こちらで関西弁を聞くととても懐かしく思います。で、本日奈良の娘さんにも親近感を覚えてしまい、つい成城石井についてお聞きしました。なぜ、成城石井か?それは、検査値が正常だったから。ときどき、検査値が正常ですといったあとに、石井というのですが、誰もわかってくれません。(まるで武田京子の漫画・・・これがわかる人は、私の読者の中ではほとんどいないでしょう)そもそも成城石井は岡山で認知度が低い。「マツコの知らない世界」にでてもです。いわんや明治屋をや、(って、私も知らなかった)ゆえに、このブログを読んだ方は、↓のリンク先をみましょう。


明治屋



成城石井



・ところで、私も実は成城石井を何年か前まで知りませんでした。だって、岡山にないんだもん。で、知ったきっかけは東京出張で永田町にとまった時。たまたまホテルの近くに成城石井がありました。たまたまいつもの「一人酒盛り」をしようとそのお店にお酒とつまみを買いに入ったのですが、どうも普通のスーパーと品ぞろえが違う。ちょっと高級感あり。ここが永田町だからか?と思いながら買い物したのでした。あとで、調べたら↑のようなかんじでありました。で、時々出張したときは成城石井で買い物して、「一人酒盛り」をしております。で、もって検査値正常なら、「今回の検査は、正常「いしい」でした」とキッパリといってみたいのですが、岡山ではまだ時期尚早、成城石井よ、早く岡山においで。(明治屋に先を越されて、これないか?)

・明日は、午前中大学、午後からは岡山済生会病院で行われる柏木哲夫先生の講演会に行ってきます。私が、若手医師~中堅になるころ(だったと思う)に柏木哲夫先生の『ターミナルケアとコミュニケーション』という本(だったと思うがうろ覚え・・・良い本ですよといろんな人に貸したため行方不明)を読んで、いたく成程(感激とはちょっとちがう)と思い、柏木先生の本を何冊か読ませてもらいました。その後、文章ではお目にかかっても実際にお目にかかったことがなかったので、今回の機会に講演会に参加させてもらうと思いました。・・・ご縁を大切に。



cf. この本知っている人はすごい(というか、お友達になりたい)


誰もわかってくれない

誰もわかってくれない

  • 作者: 武田京子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1971
  • メディア: ハードカバー

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