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脳室に脂肪滴・・・何を考える?/地域のこと知らないことばかり

・医学の文献を読んでいると、ヘーッと思うことがいろいろあります。標題のように脳室に脂質がみられた、何を考えるか?全然、思いつきませんでした↓


Lipid Droplets in the Basal Cistern and Ventricle


Internal Medicine 57巻(2018)19号




・この患者さん、dermoid cystがあったんですね、それが破れて中にあった脂肪が脳室まで流れていったということですね。ホンマ、いろんころがおこりますねえ。この患者さん、痛み止めの処方だけでよかったみたいで、よろしおましたな。

ちなみにdermoid cystについては、『医学書院医学大辞典第2版』の説明が↓


類皮嚢胞
ルイヒノウホウ
[英]dermoid cyst
[同義語]類皮嚢腫,皮様嚢胞,皮様嚢腫



[1]肉眼的に皮脂や毛髪で充満した嚢胞を形成し,壁は通常角化を伴う重層扁平上皮で覆われ,毛嚢,皮脂腺,汗腺がみられる腫瘍。組織学的には,そのほか,神経組織,脂肪組織,平滑筋,骨軟骨,消化管あるいは呼吸上皮,甲状腺などがみられることが多い。従って現在は,原則として三胚葉要素をもつ嚢胞性の良性奇形腫として,成熟嚢胞性奇形腫という診断名が使われる。卵巣に発生することが多いが,中枢神経系など他の部位の発生もみる。同義語としての類皮腫(dermoid)は使われることが少なくなっている。 [2]頭蓋内ではくも膜下腔に発生するが,トルコ鞍上の脳底槽,シルヴィウス裂,小脳橋角部が好発部位である。痙攣発作や嚢胞内容物のくも膜下腔への流出により,反復性の無菌性髄膜炎を起こす。CT,MRIで壁の薄い嚢胞性の腫瘤を認める。嚢胞の破裂による脂質の流出は,MRIにより診断できる。症状があれば手術的に切除する。



以下日記

・今日は7時ころ起床。久々の朝ソバをたべました。うまいっ!そりゃそーでしょう、ほとんど先生に打ってもらったのだから。で午前中は勉強・研究会の準備。お昼過ぎに金光町佐方にある障碍者支援施設「あお空」↓へ。





そこで、年に1回行われている「あお空祭」りに参加。ここで、お昼ご飯食べようと思っていたのですが、期待していたうどんもたこ焼きも完売、幸い肉巻おにぎりというのがまだあったのでそれをいただきました。ところで、何で、そこへ行ったのか。記憶の良い読者なら覚えていただいているでしょうが、少しでも我々の住む浅口市をよくしたいということで、有志があつまって勉強会、イベントをはじめました。(たまり場カフェ)そのつながりで障害児の親の会の方々とも知り合いになり、その方々の情報提供の本日のイベントを知ったわけです。ちょっと前の私は、病院と自宅の往復のみ。1次元の世界でした。ちょっと年を取ってきて地域のことを知って、なにかしらの地域貢献(と言うほどおおげさなものでもないですが)をしたいと思っておりました。そういう状況で、大学院の後輩のアクティブな看護師さんが、浅口市をなんとかしようやと声をかけてくださって「たまり場カフェ」というような取り組みを始めたわけです。それにしても浅口市鴨方町に住んで25年なのに、このような障碍者施設があるとは全然知りませんでした。子供食堂というのも金光町でやっているのはしっていましたが、鴨方でもやっているとのこと。ホンマ、地域のこと知らん事ばかり。ちょととずつ知って、その「足らず」をすこしでも良くしていきたいと思うものでありました。

・あお空祭りの後、私がお世話になった先輩医師のお見舞い。その先生のお好きだった玉島の松濤園のお菓子をかって訪問。20分弱お邪魔したでしょうか。すこしでもお口から食べてほしい。

・訪問後近くの「うさぎ屋」にちょっと寄って帰宅。あとは、研究会発表の準備とちょっと掃除。そして、現在お風呂上りにアルコールを摂取して、このブログを書いております。このあとも、ちょっと整理をしてから寝ます。

・明日は午前中外来、午後から大学へ。(いけるかな?)

*酔っぱらって書いているから、誤字、脱字が多いと思いますが、ご指摘いただければ幸いです。

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