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飛行機乗って気脳症/「明日アルの気」

気脳症とは、『医学書院医学大辞典第2版』の説明では↓


気頭症
キトウショウ
[英]pneumocephalus
[同義語]気脳症,頭蓋内気腫 pneumocranium


頭蓋内に空気または気体が貯留し,それによる症状が発生した状態。気体は,硬膜下,くも膜下,脳内または脳室内のいずれの部位にも貯留しうる。多くは外傷に起因し副鼻腔または乳突蜂巣に骨折を生じ,そこから空気が入り込む。硬膜やくも膜が弁のように作用して頭蓋内の気体が増大する場合に,頭痛,嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状を呈すことが多い。治療は感染予防のため抗生剤の投与を行うが,硬膜形成術などの手術を行う必要のあることが多い。


気圧外傷により気脳症を呈した1例


日救 急 医 会 誌 2003; 14: 745-7




【抄録】(本文は日本語です)

A 38-year-old man complained of headache and nausea after traveling by aeroplane. On physical examination, high fever and nuchal rigidity were found. Computed tomography showed pneumocephalus. Magnetic resonance imaging showed sphenoid sinusitis. Cerebrospinal fluid examination revealed purulent meningitis. The patient was medically treated using antibiotic agents. The pneumocephalus disappeared and the purulent meningitis was resolved. We suggest that the barotrauma resulted in the pneumocephalus and purulent meningitis. Barotrauma is a potential cause of pneumocephalus, especially if the patient has parasinusitis.

・本文の抜粋(原因について):気脳症の原因 は頭部外傷によるものが約70%と最も多く,その他には脳神経外科 手術 後,先天性頭蓋欠損,腫瘍による頭蓋骨の浸 食,ガス産生菌感染などの報告がある。ガス産生菌によるものを除けば,気脳症は頭蓋内外の交通を意味する。頭蓋内外の交通の因として,気圧外傷という概念が報告されている。 繰り返す急激な気圧変化が 原因となった例として,スキューバーダイビング時のバルサルバ 法や高度1,800m(低い高度)以下で操縦訓練をしたアマチュアパ イ ロットの気脳症が報告されている

 

・海外旅行から帰ってきた人が頭痛を訴えて来院された場合、感染症ばかり疑うのではなく、このような疾患も鑑別診断にあげないといけませんね。また、産業医学の観点からも、気圧変化を受ける職業があるので、記憶していないといけない疾患だと思います。

 

以下短い日記

・本日11/4(日)は7時起床。朝勉して、朝食摂って午前中はほぼ勉強と資料の整理。13時から15時半までソバ打ちクラブ。今日もうまくいかず、先生に手伝ってもらいました。かえってしばらく勉強。19時から20時まで地域の定例会。そこで、私のすむ地域でも老若男女をとわず集まって交流しましょうと年に3回サロンを開くことになりました。私も、可能なかぎりサロンに参加しようと思うのですが、第1回が今月末でカラオケをすると。歌を歌うことで一気に敷居が上がってしまいましたが、その敷居を飛び越えて参加しましょう。さあ、これからできるだけカラオケボックスに通って、練習じゃーっ!(大嘘)

・最近飲みすぎていたので、今日は飲むのをやめました。明日はアルコールをやめよう、明日はやめようという気持ちを称して「明日アルの気」といいます。

・で、このブログをかいていると22時30分になりしまったと思い居間へ。外来師長さんが、『今日から俺は!』という番組がおもしろいから観てみてくださいと教えてくれたので、素直な私はお言葉に従うことに。今日は、もう寝たいので録画しようとおもったが、ジェンジェンうまくいかない。よくみるとすでに「予約」になっている。えー、おれいつのまにしたの?と自分が怖くなりましたが、配偶者にきいてみると、「面白かったから、とってるよ」と言われてしまいました。配偶者、おそるべし。

・ということで、おなすびなさい。

 


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