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病人と患者の違い/ついに「叫び」をみたぜっ!

・本日は「医療概論」のお話

・医療従事者の人は病人と患者のちがいというのがわかると思いますが(←ホント?)、一般の方にはその違いがわかるでしょうか?

・ちょっと広辞苑(第七版)をみてみました


病人:病気にかかっている人。患者。病者。

患者:病気にかかったり、けがをしたりして、医者の治療を受ける人。


デジタル大辞泉では

病人:病気にかかっている人

患者:病気やけがの治療を受ける人。医師の側からいう語。クランケ。


OXSFORD Advanced Learner's DICTIONARYのpatientの説明は

  (a) a pereson who is receiving medical treatment, esp in a hospital

  (b) a pereson who is registered with a doctor, dentist, etc and is treated by her or him when necessary.


病人は、プレグレッシブ英和中辞典では、a sick pereson, a person who is ill とありました。


ちなみに病人の英訳は、google翻訳だとpatientとでました。


・広辞苑(そして、google翻訳)では、患者=病人のようになっていますが、それは違うと思います。OXFORDの辞典が一番正確だと思います。つまり、患者とは、医療機関にかかっている(もしくは登録されている)人。病人は、体調が悪い人。医療機関にかかっているかもしれないし、かかっていないかもしれない。

・今回、このお題を取り上げたのは、病人=患者ではないことを強調したかったから。とくに健康格差の視点で行くと、調子が悪いけど経済的、社会的問題で医療機関にかかれないひと=「患者になれない病人」が存在する。そのことをきちんと認識しておかないといけないということです。

・経済的問題のみでなく、社会的問題というのは、思いつくままに書くなら、仕事が忙しくてやすめない、家族の介護をしていて自分が受診できない、受診すると周りから変な目で見られる、医療機関にいく足がないとか、そもそも医療機関がないとか、いっぱい原因はありますね。

・ただ、患者になれない病人のみでなく、患者に(あえて)ならない病人もいますね。たとえば、熱出たけど家で寝ていたほうが治るやとか、病院に行くのが怖いとか、精神科は敷居が高いとか...

・調子が悪くても病院に行かないほうが賢明な場合もありますね。この時期、鼻かぜ程度で病院受診するとそこでインフルエンザにかかるかもしれませんし、健康な人がインフルエンザになった場合も、寝ていたも治りますから、あえて受診すると行くまでのしんどさ、お金、待ち時間、手間のほうが大変だったりしますね。(重篤な基礎疾患を持っている場合は別ですよ)



・まったく、余談ですが、「Yahoo 翻訳」はなくなっていたんですね。



以下日記

・昨日1/4(金)は、5時半まえに起きて、朝勉して、燃えるごみ4袋だして出勤。午前外来で、休み明けでメッチャ忙しいと覚悟していたら、そうでもなくてホッとしました。午後からは有給休暇をとって、明石へ。母親がのこした莫大な遺産相続をするため法務局へ。昨年末に書類を提出してたのですが、不備があったとのことで、お話を聞きに行きました。(電話で配偶者が話をきいていたのですが、私にはどうも理解できず直接話を聞きに行きました)で、疑問氷解し、一つ書類を用意することに。その後夕食とるために明石駅周辺をグルグルあるいて、孤独のグルメ状態。入りたい店がいくつかあったのですが、みんな喫煙。なかには、喫煙できますよという張り紙をしている店も。今の世の中非喫煙者のほうが多いのにあえてそのような張り紙をして意味があるのか?私のような紫煙をきらう人間を蹴散らしているでしょう。一定程度都会のお店は禁煙にしたほうがよいと思います。(メッチャ、田舎の飲食店でお客さんが地元の人ばかりで、その人たちが喫煙者が多ければちょっと話がかわりますが)で、やっと禁煙の店で、ちょっと食べても良いなというところを見つけて入りました。そこで、タコ定食。タコの刺身、煮つけ、酢の物、タコ飯とタコ尽くし。(あと、みそ汁とお漬物)マッコリを飲んで、夕食第一弾は終了。その後明石駅の成城石井で外国のビールとチーズ詰め合わせ、揚げ野菜(と、いうのか?)を買って明石市二見町の実家へ。(長女は仕事が忙しく、実家にのこっておりました)で、お風呂入って、ビールとおつまみ。チーズの盛り合わせがうまかった。で、22時ころには寝ました。

・本日1/5(土)は5時半ころに起床。6時過ぎに実家を出てひたすら東京へ。11時過ぎに上野着。まずは、東京都美術館でムンク展。ひとがおおく、待つこと10数分。ひとは多かったですが、なんとか絵は見ることができました。(今回つらかったのは、コインロッカーが満杯で思いリュックを手にもって見て回らないといけなかったこと)ついに、「叫び」をみた。しかし、ズーンという感覚はありませんでしたね・・・わたし、絵はよくわかりませんが、ときどき、からだ全体にズーンとくる絵があるんですね。今回展示されていなかったけど、ムンクの恋人を描いた絵をみたことがあります。大体ムンクの絵は、おどろおどろしい感じですが、その絵は、なんかホンワカとやさしさが伝わってきた印象があります。今回、叫びから何かくるかなと思っていましたが、それはなかったけど、まあ、観ることができてよかったです。今回それ以外に良かったのは、かなり多くの作品をみることができたことですね。

・当然鑑賞後は、美術館の経営に貢献すべく美術館グッズ購入。そして今度は国立西洋美術館へ。ルーベンス展です。いやー、なんか衣装の質感がすごいですね。当然大きな絵はすごかったのですが、今回ある女性の絵にひきつけられました。女性と言っても5歳の女の子。ルーベンスの長女のクララ・セレーナですね。みていて愛らしくて、思わず微笑んでしまいます。ただ、かわいそうに12歳で亡くなったんですね。・・・・で、この絵にひかれた自分は、大体平均的な人間だなと思いました。なぜならこの絵はきっと人気が高いのでしょう。美術展の宣伝の「旗」や栞、クリアファイルにもこの絵が使われていましたから。・・・大分前姫路市立美術館で開かれていた(だったと思う)『レーピン展』へいったとき『休息-妻ヴェーラ・レーピナの肖像』というのを見て、ああ、この絵いいなあと思ったら、やっぱりポスターやクリアファイルになっておりました。この時も、ああ、自分は大体人並みの感性はあるのかなと思った次第。

・当然、ここでも展覧会関連グッズを購入。さすがに腹が減ったので、アメ横の方へ。アメ横の入り口近くに蕎麦屋が二軒ならんでいましたが、一方がビールと蕎麦ということだったのでそっちへ。ざるそば、さつま揚げとビール(宮崎の「太陽のラガー」というのと栃木県の「しかとらセゾン」)。混んでいたので、ゆっくりせずに早めにお店を出て、ものたりなかったので、お隣の蕎麦屋さんでざるそば。ここは、ファーストフードという感じのお店。お味も今一だったかな。その後御徒町商店街、アメ横をちょっとふらついて上野駅→東京→19時半ころ帰宅です。

・お風呂入って、鍋。ああ、鍋は野菜はいっぱいとれてよいが、食べ過ぎてしまいます。今年5kg痩せるはずが、逆に太っていっている。でも、いいんです。ダイエットは門松がとれてから。



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