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腎盂尿管移行部狭窄症/チームRとお食事会

標題の疾患を持つ患者さんを診たことがあり、後ほどお示しする文献を読んだので、本日のお題はこれです。まずは、『医学書院医学大辞典第2版』の解説↓。


腎盂尿管移行部狭窄症
ジンウニョウカンイコウブキョウサクショウ
[英]ureteropelvic junction stenosis;UPJ stenosis
[略語]UPJ stenosis

腎盂尿管移行部の通過障害によって水腎症を来す病態。ほとんどが先天性であり,両側性の場合もある。幼小児では腹部腫瘤,学童期では間欠的腹痛が特徴で,尿路感染症,血尿なども認める。また,出生前の超音波診断で発見されることもある。排泄性尿路造影で拡張した腎盂と正常な尿管が描出されれば診断は容易であるが,狭窄部が明らかでない場合には逆行性尿路造影,CT,超音波検査などを行う。機能の評価にはレノグラムが有用である。腎保存が原則で,狭窄部を切除し腎盂と尿管を吻合する腎盂形成術(アンダーソン-ハインズ法)が行われる。内視鏡的に狭窄部を切開する手術も行われている。

・で、↓のような文献がありました。


Ureteropelvic Junction Obstruction Underlying Pyelonephritis in an Adult


Intern Med 58: 615-616, 2019





・まあ、原因がはっきりしないこともある、腎機能低下に注意ということですね。


・上の文献では、stenosisではなくobstructionと書かれていますが、完全に詰まっているわけではないのでstenosisという言葉がよいような気がしますが...

・で、以前からの気になっているCOPDという横文字の疾患があります。以前は肺気腫+慢性気管支を合わせて慢性閉塞性肺疾患と言っていたものをなぜかアルファベットでCOPD(chronic obstructive pulmonary disease)と最近は言っています。この「閉塞」という言葉がどうしても引っかかってしまうんですよね。完全に気管・気管支が詰まっているわけではなく気流が障害される(気流制限)という意味なのですが...で、ちょっとobstructionという単語を改めて英語の辞書で引いてみると、閉塞という意味もありますが、阻止、妨害、遮断、遮断物というような意味があります。そう考えると英語でobstructionという言葉を尿管の狭窄やCOPDに使うのもまあ納得できます。ただ、それを日本語で閉塞と訳してしまうと誤解をうけそうな気がします。





以下日記

・昨日2/15(金)は午前外来。午後から産業医面談して、回診して、レントゲン読影して夕方水島へ。水島へ行ったのは仕事ではなく遊び。水島の某有名ホテルにチェックイン後18時半頃バー・タケモトへ。本来19時からみたいですが、あいていたので訪問。当然客は私一人。まだ、マスターもネクタイしておらず準備中。で、とりあえずジントニックと燻製枝豆を頼んで、マスターと1対1でお話。先週の日曜日岡山市民文化ホールで行われた柳家喬太郎独演会でたまたまお会いしており、落語のお話。その後お店を借り切ってイベントできないかとお聴きするとそれは可能と。少なくとも二つイベントをしたいと思っています。一つは真面目に、お酒を飲みながら、死に方を考える会。アルコールの入った「人生会議」ですね。もう一つは、60,70年代の主にフォークソングを聴いて、語る会。(別にフォークソングのみでなく、自分の一番好きな曲でもよいですが9参加者一人1曲持ち寄って音楽をかける前後でその思い出を語るというもの。うまくいくかしら...

・30分くらいお邪魔して、それを食前酒として、「いずみ」という居酒屋へ。そこでチームR(チームろくでなし)の女性4名とお食事会。このろくでなしたちは、タバコ吸って(電子タバコになってましたな)、パチンコして、酒飲んでくだ巻いて、どうしようもない奴らです。で、私もそういう輩とのむときは、ボケ、カス、アホ、最低、ろくでなしと日頃の紳士的な私の言動を忘れて、四文字熟語、じゃなかった、four-letter-wordのような(ちょっと、ちがうかーっ)ことを言ってしまいます。でも、話してて楽しいので時々飲み会をします。で、その時にお一人が下のような大漁旗を模した今治タオルをプレゼントしてくださいました。


大漁旗.jpg大漁旗風呂上がりモード.jpg



ウーン、どういうときに使うか、かざろうか...

・実は、先週土曜日の同窓会で二日酔いどころか4日酔い位になっていたので、その日はお利口ちゃんで、22時半過ぎにろくでなしどもとわかれて一人某有名ホテルにもどって、おとなしく寝ました。


・本日2/16(土)は、某有名ホテルで6時前に起きて、朝風呂、朝食。チェックアウトして30分ほどウォーキングして水島協同病院へ。そこで、9時から13時まで外来。かなり忙しく、お二人様入院。その後、ニューリンデンという喫茶店(?)まで、いってスペシャルスパを食べてから帰宅、15時前。それから1時間くらい寝て、いろいろ事務作業、勉強開始。20時頃お風呂入って夕食。そしてこのブログを書いております。今日はやっと↓の本を読み上げることができました。先日東京の行き帰りで読んでしまおうと思っていましたが、昔に比べて集中力がなくなっており、読み切れませんでした。13年近く前の本ですが、今読んでも古くはないと思います。いまだ、「ICする」と言っている医療者にお勧めです。患者の権利の尊重、医療は患者と医療者の協同作業といろいろ大切なことが書かれています。また、私も知らなかった多くの医学界の暗黒面も書かれており、おすすめです。




インフォームド・コンセント―その誤解・曲解・正解

インフォームド・コンセント―その誤解・曲解・正解

  • 作者: 谷田 憲俊
  • 出版社/メーカー: 医薬ビジランスセンター
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
・さて、これからある研究会の抄録を書きます。それが終わったら寝たいと思います。

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