硬化性腸骨骨炎/イチロー・カワチのクイズ
コウカセイチョウコツコツエン
[英]condensing iliac osteitis
[ラ]osteitis condensans ilii
腸骨とその周辺にX線上硬化像がみられて,炎症症状を呈する状態をいう。妊娠や分娩に関連して婦人に発病する。下肢に放散する激しい疼痛と腰仙痛を特徴とする。仙腸関節を中心に腸骨の骨硬化を認める。骨硬化は仙骨,第5腰椎に及ぶこともある。
・で、↓のようなレポートがありました。
肝疾患はなくてもアンモニアは上がる/不健康祭りで男も良いと思う
繰り返す腹痛は塞栓も考えよ/カミさんは偉かった
食道カンジダ症と鑑別が必要な好酸球性食道炎/第二ボタンの思い出などないっ!!!
お臍の小結節/サポーター・サポーター
・以前にも書きましたが、自分の記憶の強化のためにもご紹介。Sister Mary Joseph’s noduleの写真が今週のNEJMのImages in Clinical Medicineにありました↓
An Umbilical Nodule
[>]悪性新生物の1-9%で皮膚転移,そのうち10%がSister Mary Joseph’s nodeである〔World J Surg Oncol. 2005; 3: 13〕.
[>]14-33%では悪性疾患の診断に先行して見つかる.また悪性疾患の診断がついている場合は40%で再発が発見される契機となっている〔Ann Intern Med. 1998 Mar 1; 128(5): 410〕.
日本における一般人の肺内石綿小体濃度/私のNGOの宣伝に感じる違和感
副甲状腺機能亢進症による全身の痛み/疲れた顔をしているようでした
診断未確定のままで長期間経過した,難治性全身痛を呈する患者の治療を経験した.症例は57歳の女性で,既往は高カルシウム血症を指摘されたことがあるのみで,30年前から誘因なく全身痛を自覚し複数の医療機関を受診したが,異常は指摘されなかった.うつ病と線維筋痛症として抗うつ薬,抗不安薬や鎮痛薬が処方されていたが,痛みが増強したために当院を受診した.患者からは痛みの他に気分障害,抑うつ,罪悪妄想,不眠,不安の訴えがあった.患者の既往歴を重視して血液検査を行った結果,血清カルシウム値などの上昇を認め,さらにCT検査や核医学検査を施行したところ,副甲状腺腫瘍による副甲状腺機能亢進症の確定診断に至った.副甲状腺摘出術を施行した結果,血液検査の異常値は基準範囲内となり,痛みはアセトアミノフェン800 mg/日の内服で自制内となるまで軽減した.診断未確定のまま,長期の経過をたどっている難治性疼痛は心因性疼痛と診断されることが多いが,高カルシウム血症も原因の一つとして考慮すべきであると結論した.
・読んだ感想は、こういう経過なら私もうつ病を考えるなと思う反面、自分ならまず電解質は調べているだろうな、ちょっとお粗末じゃないということです。まあ、後出しジャンケンですが。(昔読んだ教科書で血清カルシウムは一度は調べておくべきだと書かれており、私はそれを忠実に守っております。)
・そもそも高カルシウム血症の症状は、「非特異的」と教科書に書かれています。ということは、非特異的というか訳の分からない症状は一度はカルシウムを測定しておくべきでしょう。
あっという間に以下日記
・本日3/12(火)は、5時半起床。朝勉して出勤。午前外来。とてもスムースに進んでいたのに、外来終わったと思ったら新患さんが来られ、長引いてしまいました。外来終わってちょっと病棟よってなんとか14時前に病院を出ることができました。(本来なら、私の外来は11時半までなのにとちょっと恨み言をいってみる)鴨方駅前の木村屋のパン屋さんで昼食のパンを買い、プラットホームのベンチで黄昏れ気分で昼食。そして大学へ。幸いなことに二コマ授業に出ることができました。そして、授業は早めに終わったので、帰宅は19時前。お風呂入って、夕食。録画の月曜から夜更かしと、マツコの知らない世界を途中までみました。で、このブログを書いております。
・昨日配偶者から疲れた顔をしていると言われ、今日も看護師さんからそう言われたので、そうなのかなと思う自分。まあ、弘前出張(および観光)していたので、そりゃそうかも。移動だけで疲れるわ。なので、このブログを書き上げたらさっさと布団に入ります。なんせ、明日は労働が緩和されたと言っても魔の水曜日。帰宅は20時頃になるでしょうか?