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ルミエール症候群/長谷川式ビンゴゲーム

以前ルミエール症候群について書いたことがあったような気がしますが、自分の記憶の強化のため本日もログ。今週のNEJMに↓のようなレポートがありました。

Lemierre’s Syndrome

N Engl J Med 2019; 380:e16 March 21, 2019
・私の手元にある『医学書院医学大辞典第2版』にも『南山堂医学大辞典第19版』にもルミエール症候群は載っていないので、↓の文献からその「定義」を引用いたしました。
Lemierre症候群の一例
大阪急総医誌40(1):37~39,2018.
file:///C:/Users/MICHIB~1/AppData/Local/Temp/medicaljournal_040_008.pdf
 Lemierre症候群は咽喉頭領域の先行感染の後に,内経静脈の血栓性静脈炎による敗血症や肺をはじめとした全身の膿瘍形成をきたす感染症である.起因菌として最も多いのは Fusobacterium necrophorumである.血栓性静脈炎の症状としては頸部の痛み・腫脹があるが,リンパ節の圧痛と間違われることがあるので注意が必要である.疫学的な特徴としては10代から20代の健常者に多く,2:1でやや男性に多いとされている.具体的な罹患率の報告は少ないが,100万人に0.6-2.3人との報告がある.先行感染としては咽頭炎・扁桃炎が7割前後を占めるが,歯性感染や耳下腺炎,副鼻腔 炎の報告もある.
・頸部に圧痛を認めた場合リンパ腺と単純に考えずに、静脈炎なんかもかんがえないといけないんですね。勉強すればするほど咽頭痛が怖くなります。


以下日記

・昨日3/23(土)は、6時過ぎに起きて、朝勉して水島協同病院へ。午前中外来。今までこの外来は、とっても忙しかったのですが、この日は割とゆっくり診療ができました。13時過ぎにいったん帰宅して、岡山(市)へ。14時30分から21時まで、岡山県民医連医師団会議に参加。久々に懐かしいDr.達とお会いし、いろいろしゃべれてよかったです。私が、県北の診療所の経営にお役立てていたことを思い出したというか再認識させていただきました。(現所長から謝辞をいただきました)「高齢」の医師が多く、みんなこの年で当直していて大変と私と同じ思いを語っておられました。酔っ払って22時過ぎ帰宅。即寝でした。

・本日3/24(日)は5時25分起床、朝勉して、朝風呂入って、午前中は地域の集会所での「サロン」に参加。私が居住している中谷という地区で年齢関係なく参加して交流をすすめるというもので、今回2回目。参加者は、女性、高齢の方が多く、私は「若手」の方。まずは歌を歌って、クイズをして、ジャンケンして、ビンゴゲームをして、まるでデイサービスのよう。自分は結構なじんでいたみたいで、本当にデイサービースを利用する時の「心構え」

???のようなものができて、ちょっとデイサービース利用の「自信」ができました。

・そのサロンで行ったビンゴゲームが、ちょっと変わったもの。4×4のマス目のある紙を配られ、そのマス目の中に各自が好きな花の名前を書く。で、一人ずつ、順番に一つずつ自分が書いた花の名前を言っていく。それをみんなが消していって、縦、横、斜めとそろったら「ビンゴッ!」で商品がもらえるというもの。で、それをしていて思いついたこと↓

・認知症のスクリーニング検査に「改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(HDR-S)」という医療者ならだれでも知っている簡単な検査法があります。その全体像は↓




で、最後の質問に、野菜の名前を知っているだけ多く言ってくださいというのがあります。これをビンゴゲームでしてみたらどうかというもの。4×4のマスの紙に野菜の名前を書いていってもらうもの。そうすると自然に長谷川式の質問の一つに答えていっていることになります。診察室の場でなくて、サロンやデイサービスで気楽に行って、認知症要注意というひとを見つけられるかもしれないと、ちょっと思った次第。しかし、私は16も野菜の名前があげられるかどうか不安。

・午後からは、講内の49日の法事。13時から16時まで。会食でアルコール飲んで明るいうちからよっぱらってしまいました。帰宅後は部屋の片付けをちょっとずつ。20時半頃に録画の「月曜から夜ふかし」観ながら夕食(ラーメン)。その時六十餘洲をいただきました。このお酒癖になってよろしくございません。(若者言葉で言うと「ヤバイ」)で、このブログを書いております。これから寝床に入って本を読みながら眠りにつきたいと思います。

・明日は午前は大学、午後から病院で仕事で、夜間診療後当直となります。ホント、何歳まで当直せなならんの?

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