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脾膿瘍破裂による気腹/ほれてまうやろーっ!

・標題の脾膿瘍と気腹(腹腔気腫)とは、『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


脾膿瘍 ヒノウヨウ splenic abscess
脾臓の実質組織の一部に細菌感染が生じて膿が貯留したもの。起炎菌としてはブドウ球菌,連鎖球菌のほか,大腸菌などのグラム陰性菌が多い。原因および感染経路としては,①外傷性(脾損傷に伴う脾実質内ないし被膜下の血腫または仮性嚢胞に感染が生じたもの),②血行転移性(身体の他部位の感染巣から血中に入った菌が脾臓に達したもの),③連続性(胃,結腸,腎臓などの隣接臓器に生じた炎症が脾臓に直接波及したもの)の3種類がある。症状は軽微なものから,発熱,左上腹部痛,左胸水貯留など左横隔膜下膿瘍類似の症状を呈し重症化するものまでさまざまである。臨床症状に応じて,抗菌薬投与,経皮的膿瘍ドレナージ,脾摘出術などが行われる。


腹腔気腫 フククウキシュpneumoperitoneum [同義語]気腹
腹腔内に気体が存在する状態。人工的なもの(腹腔鏡や開腹術後)を除けば,消化管穿孔によるものがほとんどである。

・で、↓のようなレポートがありました。


A Rare Cause of Pneumoperitoneum


internal medicine 58巻(2019)10号




・腹痛の患者さんで、あまり脾臓の疾患を鑑別診断に挙げることはないのですが、これから気をつけます。


以下日記

・昨日5/17(金)は、午前中外来。午後カンファレンスと回診。回診が終わっていろいろ事務作業があったのですが、所用で16時過ぎに早引き。家に帰って、処理して、早く寝ました。

・本日5/18(土)は1日大学で基礎統計学の集中講義。すっと分かるところとウーンというところあり。また、教科書最初からきちんとやりやなさないと思っております。帰り山陽本線が庭瀬駅の近くで火事があり大幅にダイヤが乱れておりましたが、なんとか帰り着けました。で、入浴、夕食。ある事案がありあまりお酒を飲む気が無かったのですが、娘とLINEで会話したら、ちょっと肩の荷がおりて、現在自作のジントニック飲みながら、このブログを書いております。

・今日大学行ったときの話。(土)(日)は基礎研究等には学生証がないと入れません。学生証の時期の部分をカードリーダーに通したらドアが開いて入れます。今朝ドアを開けたとおもったら、突風がふいて手から学生証がおちて、なんと非常出口の下の方をくぐって建物の中へ。非常出口は通常の自動ドアの横にあって中からそとにでることができません。困ったなとおもっていたら、背の高いイケメンの若いDr.(と思う)がきて、なかからとれますよと行って、まず自動ドアをあけてくれて、非常口の方のドアもなかからあけて、学生証をとってくれました。やさしく、イケメン、颯爽として、去っていきました。ほれてまうやろーっ!・・・少女漫画であるチコクチコクといってトーストを口にくわえて走っていると曲がり角で男子とぶつかり、恋に落ちるというシチュエーションをおもいだしました。(ちょっと、違うけど)それにしても、彼、かっこよかったな。

ということで、もうちょっとお酒飲んで早めに寝ます。

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