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石灰沈着性頸長筋腱炎/To drink or no to drink, that is the question!

・過去何回か石灰沈着性頸長筋腱炎についてはこのブログで書いたと思いますが、書いた本人がなかなか覚えられずに困っております。まずは、『医学書院医学大辞典第2版』の説明↓となるところですが、この辞典には載っておりませんので、↓のサイトをどうぞ。




で、↓のようなレポートがありました。


当科で経験した石灰沈着性頸長筋腱炎の2例


  耳鼻咽喉科展望 61巻(2018)1号




【抄録】
  石灰沈着性頸長筋腱炎は, ハイドロキシアパタイトが頸長筋腱に沈着し, その吸収過程で生じる炎症が原因とされ, 咽頭痛, 嚥下時痛, 頸部痛, 開口障害, 頸部可動制限といった症状が急激に生じる疾患である。 臨床経過や, CT 検査で咽頭後壁に低吸収域を呈することから, 特に咽後膿瘍との鑑別を要する。

 今回われわれは, 石灰沈着性頸長筋腱炎の症例を2例経験した。 いずれの症例も臨床症状,所見や画像所見から, 咽後膿瘍も疑われたが, CT 検査で環椎前面に石灰化を認めたこと, 比較的重度な臨床症状と比較し, 血液検査で炎症反応の上昇が軽度に留まること等から石灰沈着性頸長筋腱炎の診断となり, 保存的加療にて治癒に至った。

咽後膿瘍が死に至るケースもある予後不良の疾患であるのに対し, 石灰沈着性頸長筋腱炎は保存的治療にて治癒可能な, 予後良好な疾患である。 侵襲的な処置や, 検査などを回避するためにも, 本疾患を念頭に置いて診療にあたるべきと考えられた。

・本文の抜粋↓

本疾患は頸部痛,嚥下時痛,環軸椎前面の石灰化像を3 徴とする疾患であるが,主な症状としては,これら以外に頸部可動制限,開口障害,咽頭痛などがある。

本疾患は遭遇する頻度に対して,耳鼻咽喉科医を含め,各科の医師の認知度が高くない疾患であるという背景もあり・・・

・そうか、耳鼻科でも認知度が低いなら、私が知らなくても大丈夫や、と安心したりして。(←あかんやろ)

・結構「咽後膿瘍」との鑑別が難しそうですね。一応、この二つをセットに覚えておけばよいかな。

 

以下日記

・本日6/15(土)は、5時半過ぎに起床。朝勉して朝食。本来休みですが、病棟に重症の患者さんがいるので、ちょっと病院へ。8時過ぎに家を出て、コンビニや銀行のATMで支払いや送金等して9時過ぎ病院着。重症の患者さんを診て、一応落ち着いておられるのを確認。10時頃病院を出て、帰宅。昼過ぎまで論文を書いておりました。で、つかれて一服、掃除。お昼は自分でうった蕎麦。なんか、保存方法が悪かったのか、短く切れてしまいました。まあ、こんなこともあるわ。その後また、論文作成。なんとか表が三つできたような、できないような...明日は、本文を書きましょう。

・夕食はスパゲティーと蒸し野菜、「チコちゃんに叱られる」をみながら食べました。この時点ではアルコール摂取なし。これからお風呂入ります。風呂上がりに飲むべきか、田舎、いや、否か、悩んでおります。明日も、朝一で論文書いて、ちょっと病院へいってこようと思っております。夕方は、草刈り/草抜きをするかも。そういや、月曜日の予習もしなくっちゃ。

 

 


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