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SSP: 振動障害の概要/朋有り遠方より来る

標記のように振動障害についての総説的な論文がありましたので、ログ&シェア↓


日本における手腕振動障害対策のこれまでとこれから


日職災医誌,67:375─383,2019




要旨:手腕振動障害(振動障害)は,振動工具の取り扱いによって生じる職業病である.日本で
は,振動障害の新規認定患者数が1970 年代に急速に増加した.昭和53 年(1978 年)に2,500 件を
超える認定件数を数え,それ以降は減少に転じ,最近の認定件数は300 件前後で推移しているが,
いわゆる下げ止まりの状態にある.
振動障害の主な障害は,末梢循環障害・末梢神経障害・運動器障害である.振動障害の進行し
た症状は回復困難であるため,労働衛生管理を通じた予防(低振動の振動工具の選定,振動曝露
時間の抑制,個人用保護具の着用,振動工具取扱作業者を対象とした特殊健康診断等の対策)が
重要である.わが国では,国(厚生労働省通達)による前述の予防対策が推し進められ,予防効
果をもたらした.しかし,下げ止まり状態の現状から,従前の対策に加えて新たに,平成21 年
(2009 年),工具振動値と使用時間を考慮した日振動曝露量A(8)に基づく振動曝露管理に関する
厚生労働省通達が発出された.今後,このA(8)による評価を実効的なものにするため,作業現
場において簡易振動計で測定した振動工具の振動値を反映させた,労働者の振動曝露を管理する
ためのシステムが開発されている.


・ここで、「総説的」と書いたのは、昔ながらの大型の振動工具(チェンソー、削岩機等)がメインに書かれていて、最近非常に普及しているインパクトレンチや電動ドライバーやドリル等小さな手持ちの振動工具のことについて述べられていないのが物足りなかったからです。私がそのことについて書ければ良いのですが、残念ながらそのような力がありません。どなたかよろしく。



以下日記

・本日10/8(火)は、6時におきて朝勉、朝食、7時20分に病院について早朝回診、外来、その後ちょっと病棟回診し、大学へ。16時から17時過ぎCA: critical appraisalに参加。やっぱりみんなで議論すると楽しいですね。本日は、私のfacebook/blogをみて疫学・衛生学教室に興味を持ってくださった看護師さんが新見からこられてCAに参加してくださいました。on lineでのつながりが、off line(実際)のつながりになるのは楽しいことですし、学ぶ仲間が増えるのはうれしいことです。CA後途中までその看護師さんと岡山駅の方まで歩いていろいろお話ししました。私はイオンによって手帳を買いたかったので、そこでお別れしました。

・イオンで来店の高橋の手帳(ディーズミニ1)を買って、19時15分前に帰宅。お風呂入って、夕食。そしてちょっと勉強してこのブログを書いております。明日も早く病院にいって外来前に回診をしたいと思うので、早く寝ます。(Kindle版のゴルゴ13を結構買ったので寝ながら読むのが楽しみです)

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