Contarini's syndrome or conditionってご存知?/納骨
・病名とか症候名を付けるときパッと分かる病名をつけて欲しいですね。例えば、肺炎球菌性肺炎なんてとてもわかりやすいですよね。ところが人の名前、アルツハイマー病やパーキンソン病、アルペルガー症候群なんてさっぱりどんな病気か分かりません。と書きましたが結構今例に挙げた疾患は一般にもしられてきていますね。しかーし、オスラー病とかマルファン症候群なんというと一般のひとはサッパリ分かりませんね。医療界の末端にいる私がいっても干したカタクチイワシの歯ぎしりにしかなりませんが、病名をつけるときはヨーク考えて、すくなくとも地名は人名はつけないで欲しいです。
・それはさておき標題にあげたのは、コンタリーニ症候群もしくはコンタリーニ状態と訳すのでしょうね。私の手元の『医学書院医学大辞典第2版』『南山堂医学大辞典第20版』『ステッドマン医学大辞典改定第6版』には載っておりませんでしたので正確なことは言えません。どういう状態かというと両側胸水で右と左の胸水の性状もしくは原因が違う状態を言うそうです。もともとの文献が↓
“Contarini's Condition:” Bilateral Pleural Effusions with Markedly Different Characteristics
C P Kutty, B Varkey
Chest. 1978 Dec;74(6):679-80
・上の文献の中に書かれていますが、Contariniとは人の名前で、第95代ヴェネチア共和国のドージェ(元首とか統領、総督とか訳されているみたいです)で↓のような顔をされていたみたいです。
この方は患者であって上記のように右と左の胸水の性状がちがったということみたいです。
・しかしこの言葉はあまり知られていないようで医中誌で検索してもヒットは0、PubMedでもちょっとしかひっとしませんでした。しかし、病名はさておき、左右の胸水の原因が違うことがあるということは、ちょっと頭の中にいれて置いた方がよいでしょうね。
・ちなみに何故わたしがこの言葉をしったかというと研修医に胸部レントゲン読影の講義をするため「真面目に」↓の本をよんでいたらp26に出てきたからです。
以下日記
・本日8/15(日)は6時44分起床。本日は6月末なくなった義父と数年前になくなった義母の納骨の日でした。まず猫たちに餌をやりに行って朝食。その後10時前まで勉強。それから納骨の準備して10時20分~11時10分まで納骨。汗かいたので帰宅してシャワー浴びて一服。12時過ぎに家を出て娘娘という中華料理屋さんへ配偶者と昼食に。その後サンシロウというパン屋さん寄って14時半頃帰宅。ちょっと昼寝して夕方まで勉強。そして草抜き、入浴。夕食はサンシロウで買ったパンと麦酒。現在ジンをシークワサーのソーダで割ったものを飲みながらこのブログ書いております。