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マイ手帳大賞:病気が治らないことが不幸だという価値観を植えつけて、患者さんを不幸にしてきたのは、実は医療そのものじゃないか?

最近読んでいなかった文書や本・雑誌をちょっとずつ読むようにしています。なんせ、読んでいないものがいっぱいで、部屋がかたづかないのです。読まずに捨てることができない性分で。(実は雑誌のなかのクロスワードパズルや間違い探しをしたい)今日はちょっと古いですが医療福祉生協の情報誌「comcom」6月号(2021)No.646をみておりました。その中の「特集 在宅医療の現場から」ということで、東京都千代田区に在宅療養支援診療所を最初に立ち上げた佐々木淳医師のインタビュー記事を読みました。ALSの在宅患者さんとの出会いで健康観がかわったというような話の流れで次のような発言↓


 それまで私は、病気を治せば患者さんは幸せになる。治せなければ不幸にすると思っていました。でも、病気が治らないことが不幸だという価値観を植えつけて、患者さんを不幸にしてきたのは、実は医療そのものじゃないか?という気がして。


  私自身、病気があっても患者さんは必ずしも不幸ではないという考え方(ただ、大変だろうなとは思っております)をいつの頃からかしておりまして、病気を持っている人(A  person with illness・・・英語正しいかしら???)を診ているという感覚ですが、医療が「病気が治らないことが不幸という価値観を植えけたのではないか?」という問題意識は持っていませんでした。はたしてそのようなことがないか、今後周りを注意して見渡してみようと思います。




以下日記

・本日9/5(日)は、宿直明け。夜中かわいい看護師さんの声を聞くことなく、7時に宿直室でアイちゃんに起こされました。シャワー浴びて、朝食摂ってちょっと病棟よって、9時前に解放。(9時交替ですが日直のDr.が早く来てくれて早めに交替)9時15分帰宅。まず猫たちに餌をやって9時30分から15時10分まで2021年度日本内科学会生涯教育講演会 AセッションのZOOM視聴。私個人としては、この講演会はありがたい。視聴するだけで知識がUpdateされるので。ただ「ああ、がっかり」というところもありましたが、それは明日以降に書きましょう。

・その後は机の上を片付けなら資料、雑誌を読んでおりました。18時頃お腹がすいてきて、まず猫たちに餌をやりに行って入浴。それから夕食。『激レアさんを連れてきた』を録画で診ておりました。アルコールも飲んでおります。で、現在このブログを書いております。これからサッサと寝るか、Amazon Primeで面白い映画があったら観てから寝ようと思っております。

・明日は午前中ZOOMで因果推論の学習会、午後から出勤して病棟回診後夜間診療です。

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