SSブログ

巨細胞性動脈炎による舌壊死/査読後の論文修正

標題のようなレポートが、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEにありました。


Tongue Necrosis in Giant-Cell Arteritis


    Baptiste Dilly, Charlene Bomahou


N Engl J Med 2021; 385:2377  December 16, 2021





巨細胞性動脈炎とは、側頭動脈炎ともいい『医学書院医学大辞典第2版』の説明は↓


側頭動脈炎

[英]temporal arteritis;TA
[同義語]巨細胞性動脈炎 giant-cell arteritis,頭蓋動脈炎 cranial arteritis,ホートン症候群 Horton syndrome,ホートン動脈炎 Horton arteritis

比較的高齢者に好発する中動脈の巨細胞性動脈炎。特に側頭動脈の病変が主体で,大動脈やその分枝の病変も10~15%に認められる。頭痛,視力障害,側頭動脈の発赤・腫脹・疼痛・索状肥厚・拍動減少などがあり,側頭動脈の生検組織に巨細胞性動脈炎の所見が認められれば診断は確定する。顎が咀嚼時などに疲労して痛むことがある。jaw claudication(顎跛行)と呼ばれるこの症状は外上顎動脈の阻血症状で,本症に特徴的である。内頸動脈の分枝である毛様体動脈の障害により失明することがあり,注意を要する。また,本症はリウマチ性多発筋痛症に合併することが多く,両者は同一疾患の表現型が異なったものとする考えもある。



↑説明にあるjaw claudication(顎跛行)というのは、ちょっと変な言葉ですけど、印象には残りますね。



以下日記

・本日12/22(水)は5時半起床。まず、査読から帰ってきた日本語の原稿に手を入れて編集者へ送付。その後朝食、はやめに出勤しまず外来でカルテチェック。その後宿直のDr.の申し送りをうけ、病棟へ。朝礼後午前外来。午後回診とカンファレンス、16時からショートの夜間診療、その後病棟よって事務作業して帰宅は19時40分。ネコたちに餌をやりに行ってから査読から帰ってきた英語の論文の手直し。夕食、入浴、また原稿手直ししてこのブログを書いております。これから英語のニュースをちょっと聴いてから寝ます。

nice!(0)  コメント(12)