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肺動静脈瘻で脳梗塞/三角筋だけじゃダメなんです

とても希みたいですが、脳梗塞を起こす原因として肺の動静脈瘻もあるみたいです。↓のような論文がありました。


脳梗塞で発症した肺動静脈瘻の1例

牧野 晃大, 小林 亮, 北 雄介, 久力 権

日臨外会誌 82( 7 ),1315―1320,2021


【抄録】

 

症例は58歳,女性.失語症と右上肢麻痺で当院へ救急搬送となり,精査で左中大脳動脈塞栓症と診断され,血栓回収療法を施行された.特記すべき既往歴はなかった.頭部MRIで脳主幹動脈の狭窄はなく,経食道エコー検査で卵円孔開存なども認めなかった.胸部CTで左肺下葉に肺動静脈瘻を指摘され,Rendu-Osler-Weber病を伴わない右左シャントによる,比較的稀な奇異性脳塞栓症と考えられた.治療は経皮的カテーテル塞栓術が第一選択とされることが多いが,本症例は病変が肺末梢に位置しており,流出血管も比較的太く,安全性や根治性の面から,胸腔鏡下肺部分切除術を選択した.全身状態などから手術が許容される場合には,肺末梢の単発の肺動静脈瘻に対しては,胸腔鏡下肺部分切除術は有用な治療法と考えられたため,文献的考察を加えて報告する.

・本文を読むといろいろ情報があってよろしいのですが、標題の「脳梗塞で発症した」というよりは、「脳梗塞を契機に発見された」という方が妥当ではないかと思うのは、私だけ?






以下日記

・本日2/5(土)は、6時16分起床。朝食摂って8時前に病院へ。まず病棟よって9時から11時過ぎまで新型コロナワクチン接種。60人強接種しました。1,2回目は春から初夏だったので着ている服も少なかったのですが、本日は厚着で来られており接種に手間取りました。接種に来た方多くの方は三角筋が出れば良いだろう思われているみたいでしたが、それだけじゃダメなんですね。何故なら↓のリンク先が示しているように、肩峰という肩甲骨の高くなった部分を目安に針を刺す位置を決めるからです。お白州の場の遠山の金さん状態(何のことか分かる人がどれだけイルのでしょう?)がよろしいのですが、さすがにそこまででなくても肩峰が分かるように肩をだしていただきたいものです。



奈良県立医科大学の筋肉注射手技マニュアル




より詳しく「筋肉注射マニュアル」





・11時過ぎにワクチン接種は終わったものの他の仕事をして13時に病院を出ました。帰りに気になる患者さん宅を訪問し、金光町の麦畑というパン屋さんで昼食のパンを買って13時43分帰宅。パン食べて、ちょっとした事務作業をして15時から18時15分まで『がん疼痛緩和のための医療用麻薬適正使用推進講習会~症例から適正使用を学ぶ~』というWebinarに参加。以前から疑問に思っていたことが解決(というか、明確な方法は無いと言うことが私の中で明確になった・・・きちんとした方法があるのに自分が知らないのではないかという不安が解消)したのと新しい薬があることを知ることができて良かったです。その後気になる患者さんのご家族に電話連絡して、外来に患者さんが受診するかも知れないと連絡を入れてから、配偶者と玉島のスシローへ(大トロが安いということで)。いつものごとく食べ過ぎました。20時前に帰宅。一服しながらこのブログを途中まで書き、ネコたちに餌をやりに行って入浴して、ブログの続きを書きました。これから寝にいきます。明日は「何もしないという予定」の日です。

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