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粉じん曝露を中止してもじん肺は進行することがある/生存しています。

・珪肺は、粉じん曝露がなくなっても病気が進行することがあります。極端な場合退職時の胸部レントゲンで異常影がないと言われていても、退職後に珪肺と診断される場合があります。粉じん曝露が止まっても珪肺が「進行」したばあい少なくとも三つのことを考えないといけないと思います。一つは、純粋に珪肺が進行した場合。二つ目は肺結核や肺癌が合併した場合、三つ目は本日ご紹介のサルコイド様反応を起こした場合(サルコイド様肉芽腫性肺疾患・・・と私が日本語訳を作ってみました・・・誰か先に使っていたかも知れませんが)↓のような論文がありました。


Sarcoid-like Granulomatous Lung Disease with Subacute Progression in Silicosis


Yasutaka, et al.


Intern Med 61: 395-400, 202




A 67-year-old man was admitted to our hospital with cough and fatigue. He had had long-term exposure to silica due to cement processing. Chest computed tomography showed bilateral centrilobular nodules, and hilar and mediastinal lymphadenopathy with calcification, suggesting chronic silicosis. Within a few months, these nodules enlarged, and bilateral patchy consolidations appeared. A lung biopsy revealed sarcoid-like granulomas with birefringent particles under polarized light without malignancy or infection. He was diagnosed with silicosis-associated sarcoid-like granulomatous lung disease, rather than sarcoidosis, according to the clinicopathological findings. His pulmonary manifestations improved after the discontinuation of silica exposure and combination therapy of corticosteroid and azathioprine.


・じん肺とサルコイドーシスの鑑別ってなかなか難しいところもあるようですね。詳しい解説は本をお読みください。



以下生存している証明としての日記

・2/10(木)は、起床時から倦怠感があったのですが出勤。午前中外来し体調不調で早引きしたかったのですが、退院処理を3名もしなければならなかったので18時前に帰宅。18時から19時までZOOMで臨床研究講習会。その後はルーチンのことやって21時過ぎに寝にいきました。翌日産業医の研修会があったのですがキャンセルのメールを送りました。

・昨日2/11(金)は7時30分起床。1日雑誌や古い資料見たり、机の片付けしてほとんど1日家にこもっていました。少し英語論文も読みました。外出たのは夕方にネコたちに餌やりに行ったときだけです。

・本日2/12(土)は7時15分起床。本日も夕方までは前日と同じ。全身倦怠感は昨日よりはマシですが、鼻水、痰が多くなっています。雑誌や新聞に載っているクロスワードを楽しみにしておりました。18時から19時までZOOMで社会医学会の理事会に参加(私は、監事ですが)。その後夕食。久々に録画の「激レアさんをつれてきた」を観ました。で、このブログを書いております。これから顔洗って、もうちょっとクロスワードやって寝ます。果たして明日1日で体調がなおるかしら。治らなかったら出勤停止だったりして。

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