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大人のボホダレク・ヘルニア/胸が重い話し

標題のボホダレク・ヘルニアとは『医学書院医学大辞典第2版』の説明では↓


ボホダレク・ヘルニア

[英]Bochdalek hernia

[同義語]胸腹裂孔ヘルニア pleuroperitoneal hernia


先天性横隔膜ヘルニアの代表的疾患。生まれつき横隔膜の後方に欠損孔があり,内臓が胸腔に脱出して心臓や肺を圧迫する疾患。多くは出生直後から呼吸困難とチアノーゼで発症する。胸部X線撮影で胸腔内に消化管ガス像がみられる。手術で脱出した内臓を腹腔に戻し,横隔膜の欠損孔を縫合する。病側の肺は低形成のため,術後も長期の呼吸管理が必要となる。(Vincent Alexander Bochdalek,1801-1883,解剖学,チェコ)



・↑に書いているように多くは小児期に見つかるみたいですが、たまに成人になって診断される場合もあるそうです。(私も何人か診たような遠い記憶が・・・教科書的にはほとんど小児の記載であり、大人であるのかなとちょっと調べたような...)ちょっと珍しいこの病気の画像が↓


Congenital Diaphragmatic Hernia in an Adult
Hao-Hsun Liu, Yu-Chang LiuN Engl J Med 2022; 386:e42 April 21, 2022
・この疾患からえた私個人の教訓は、「辞書や教科書を鵜呑みにするな」です。
あっという間に以下日記
・長いあいだブログをアップしておりませんでした。過去を振り返ります。
4/18(月)午前は因果推論の勉強会、午後から出勤して回診と会議と夜間診療。会議中にクレジットカード会社から電話あり。何故かわたしのカードの支払にプロテクトがかかっていたみたいで、それを解除してもらいました。
・4/19(火)午前磊々、午後回診ちょっとして15時から16時宿直室にこもってZOOMで大学院のcritical appraisalに参加。その後仕事して帰宅は20時半前。この日、ターミナルステージのご家族とお電話でおはなしして、病状を心配されていたのと、個室にはいっておられたので医療費を心配されていました。当院は差額ベッド代は、とっていないので、通常の保険診療上の上限だけですとお話ししました。医師生活40年近くやってきて、何をいまさらと言われそうですが、患者さん、ご家族というのは病気の心配のみでなくお金の心配もあるということです。医療費のことは最近はついついMSWさんに任せきりになっていました。初心に戻って、経済的な問題にも意識をむけておかないといけないと思った次第です。なんか、胸が重い。
・4/20(水)は午前外来、午後回診、発熱外来、カンファレンス、夜間診療、ZOOMで呼吸器関係の研究会の世話人会、その後遅れて開業医さん達との勉強会に参加、帰宅は21時半過ぎ。お疲れモードです。
・本日4/21(木)は午前外来、午後回診、産業医面談、職場巡視等で帰宅は18時40分。ネコたちに餌やりに行って、書類の処理してお風呂入って夕食。で、このブログを書いております。疲れているので、これから歯磨きして寝ます。

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