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「死ぬまでにしたい10のこと」が思いつかない

2003年に「死ぬまでにしたい10のこと」という映画が上映されています。23歳の女性(母親)が余命数か月といわれてからの行動の記録かな?わたしゃ、予告編しか観ていません。また2008年に『最高の人生の見つけ方』という余命6ヶ月の2人の男性の映画、そしてそれを日本でリメイクした『最高の人生の見つけ方』(こちらは主人公が女性2人)が2019年に公開されております。この二つも予告編しか観ておりません。しかし、最近観てみようかなと思うようになりました。

・何百人(多分1000人まではいっていない)も患者さんを看取ってきて、次は自分かもしれないと本気で思っています。実際近々死ぬかも知れないなと思ったのが2回半あります。最初は原因不明の筋炎で、冷蔵庫のドアもあけられず、丼がもてず、立ち上がるときは膝に手をついて立ち上がる(医学では有名な登攀性起立=Gowers sign)ような状態でした。横隔膜がやられたら死ぬなと割と冷静に考えておりました。幸い現在生きてこのブログをかいております。2回目は声帯麻痺、下肢静脈血栓症ができたとき。お医者さんなら、悪性腫瘍があるだろうと考えますわな。当然私も考えました。癌があったらいやだなあと思っておりましたが、これまたなくて良かった。0.5回の死ぬなとおもったことは、頸の手術をしたとき。さすがに、死ぬリスクは低いでしょうが、何が起こるか分からないのが医療の分野、ひょっとしたら死ぬかなと思っておりました。(手術をしてくださった先生、麻酔の先生、ごめんなさい)

・で、最近本当にメメント・モリです。で、最初の映画の話になって、もし自分が死ぬとわかったら、何をしたいか?と考えるのですが、全然思いつかない。まあ、実は問題の設定も悪いわけで、余命数日なのか数週なのか数か月なのかによってきっとちがいますわな。それと、生きているといっても普通にうごけるのか、ベッド上安静にしておかないといけないのか。それぞれの条件の組み合わせを考えて何がしたいかと考えるのは、なかなか難しい。

・ここで半年くらいの余命で体はそれなりに動くと考えたら、何をするだろうか?1番目は、フランス、特にパリに行きたい。美術館巡りをしておいしいフランス料理を食べたい。ストラスブールも行ってみたい。ところが、2番目以降がとんと思いつかないのですね。

・死ぬことはおいといて、ちょっとやってみたいこと。桜の咲く頃弘前に行って花見、夜は津軽三味線を聴きながら食事すること。岩手で椀子蕎麦たべること。あと、乗り鉄のようなことをすることでしょうか?

・自分の性格をかんがえるに、マニアになれない、オタクになれない。とことん一つのことに熱中できないのですね。どこか、冷めた感じ。しかし、平均寿命まで生きるとしても、だんだん時間がなくなってくるので、そろそろ本気でやりたいことを考えて、やっていきましょう。すぐに思いつくのは美術館巡り、生の音楽を聴く、キャバレー(キャバクラじゃないですよ。お酒飲みながら色んな出し物が見れるところ)に行く、バー巡り、地ビール巡り、コロナの危険がなければクルージング、温泉でボーとする、リゾートホテルでボーとする・・・

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