SSP: GINA 2022がでてました/留学セミナー視聴
光を当てて瞳孔が開いたら/リベンジ・オン・名古屋
舌の毛細血管拡張/数年ぶりに新幹線に乗る
Tongue Telangiectasias in Systemic Sclerosis
Takeshi Zoshima, Mitsuhiro Kawano
N Engl J Med 2022; 387:737
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2117718
・ちなみに、Teleangiectasiaの『医学書院 医学大辞典 第2版』の説明↓
毛細血管拡張
telangiectasia
[同義語]末梢血管拡張
真皮上層での毛細血管の拡張をみるものであるが,非炎症性の持久性の血管拡張を指す。炎症性の伴う血管拡張は紅斑としてみられ,炎症の軽快とともに消退するので区別する。臨床症状から,斑状,分枝状,丘疹状,丘疹・分枝状血管拡張などに分類される。斑状の血管拡張は単純性血管腫でみられ,分枝状血管拡張は頬の潮紅,酒皶,紙幣状皮膚,毛細血管拡張性運動失調症,CRST症候群など,丘疹状血管拡張は老年性血管腫,被角血管腫,オスラー病など,丘疹・分枝状血管拡張はクモ状血管腫などでみられる。
・MedlinePlusというサイトには↓のような原因が列挙されていました。
https://medlineplus.gov/ency/article/003284.htm
・舌みて写真のような変化があれば、いろいろ思い浮かべないといけませんね。
以下日記
・一昨日8/24(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス、夜間診療。早めに病院出て、帰り道鴨方町のRossiという洋菓子屋でケーキを買って帰宅。配偶者の誕生日イブでした。
・昨日8/25(木)は、午前外来、午後から倉敷市役所で公害健康被害認定審査会。多分今までで一番早く終わったかもしれません。で、病院戻って仕事。帰宅は18時22分でした。かえって、おもにCOVID-19の勉強と出張の準備。
・本日8/26(金)は、午前外来。午後回診、会議にちょっとだけ出て16時15分病院出て帰宅。配偶者にJR鴨方駅まで送ってもらい名古屋へ向かいました。標題にあるように新幹線に久々に乗りました。あまりに久々でちゃんと乗れるのか心配でした。でも、ちゃんと乗れて名古屋の宿に20時前にチェックイン。新幹線の中では読みかけだった↓の本が読めました。

僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス (インターナショナル新書)
- 岩田 健太郎
- 集英社インターナショナル
- 2020/12/07
徒歩旅行者の足/ボーズで満足
目薬でも喘息発作/土曜日同門会でした
肝・胆道系酵素があがらない胆嚢腫大は胆嚢捻転を思い浮かべるべきか?/今日はほぼ平穏でした
DOI: 10.1056/NEJMicm2118625
胆嚢捻転の臨床的特徴を明らかにするため,2006年1月より2015年5月までに当院で手術を施行した胆嚢捻転5例を後ろ向きに検討した.男性1例・女性4例で,年齢中央値は85歳(83~92歳)だった.2例はCTで術前診断が可能で,3例は経皮的胆嚢ドレナージが行われたのちに血性胆汁排液を認めたため手術の方針となった.経皮経肝的胆嚢ドレナージは遊離腹腔を介して挿入された2例を含んでいたが,術中所見で腹腔内への胆汁漏出は認めなかった.CT所見では,全例で結石嵌頓を伴わない胆嚢腫大と単純CTにおける胆嚢粘膜の高濃度化を認めた.胆嚢管の偏位を3例で認め,胆嚢管の捻じれによる頸部の高吸収腫瘤像は1例で認めた.4例に開腹胆摘を,1例に腹腔鏡下胆嚢摘出術が施行された.胆嚢捻転の診断にはCT画像診断が有用である.また,胆嚢ドレナージによる胆汁性状も有力な所見であり,診断の一助となる.
・↑の論文では、血液検査に関してCRPしか言及していません。肝・胆道系酵素が上昇しているのかどうか分かりません。
・↓の論文は、肝胆道系酵素が上昇していなかった例。
胆道/23 巻 (2009) 2 号
胆嚢捻転症の1例
北島 知夫, 赤司 有史, 山口 泉, 北島 正親, 大久保 仁, 井上 啓爾, 小原 則博, 前田 潤平
【抄録】胆嚢捻転症の1例を経験した.胆嚢捻転症は,特異的な症状に乏しく比較的希な疾患であるが,画像診断の進歩により術前診断例も増えてきている.一方で,捻転により血行障害を来し,壊死性変化が急速に進むこともあり治療は緊急を要する.症例は高齢の女性で,急性胆嚢炎症状で発症し,手術時の所見で胆嚢捻転症と診断した.360°の捻転を呈する完全型の胆嚢捻転症で壊疽性胆嚢炎に陥っていた.胆嚢捻転症においては,高齢の痩せた女性に多いなどの特徴的な疾患背景や画像所見上,著明な胆嚢腫大に胆嚢管の先細り様の途絶や渦巻き像の描出などがないかを念頭におき診療にあたることが重要であると考えられた.また,胆嚢捻転症の根本は遊走胆嚢であることから,治療に際しては胆嚢穿刺は控え,緊急での手術,特に腹腔鏡下胆嚢摘出術の良い適応になると考えられた.
・↑の本文中に「急激な右季肋部痛, 腹部腫瘤の触知に対し,黄疸・肝機能障害の欠如した炎症反応陽性,保存的治療で改善しないなどの特徴がある」とかかれています。こういった場合胆嚢捻転を頭に思い浮かべないといけませんね。一応、『急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン 2018』の中の「表9 急性胆嚢炎の鑑別診断」に、この病名は入っていますが...
以下日記
・本日8/19(金)は、6時起床。朝勉というか、ブルーバックスの筋肉トレーニングの本を読みました。で、出勤。午前外来、午後回診の合間に産業医面談。17時になったら即病院をでようと思っていましたが、夕方私の患者さんが入院希望で臨時に来院され対応。でも、18時9分と早めに帰宅できました。例によってネコたちに餌やって入浴、夕食。アルコールを飲みました。で、ちょっと勉強してこのブログを書いております。もう、(と言っても22時近い)寝ます。明日は、久々に岡大(鹿田)へ行きます。
論文が雑誌に載りました/海老(マスク)で鯛(葡萄)をつったが、スライド、過ぎたるは猶及ばざるが如し