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治り得るじん肺:溶接工肺/精霊狩り、大好き

昨日に引き続き溶接工肺のお題です.

・基本的にじん肺は不可逆性の変化であり治らないと言われていますが、唯一(?)治り得るじん肺が溶接工肺です.で、そのレポート↓


 粉じん曝露の低減により改善した溶接工肺の1例
 住友 賢哉、森住 俊、高橋 清英、西山 美保、髙橋 佳伸、岩村 伸一、前田 健一、篠原 勉
【要 旨】
 溶接工肺はヒュームの吸入により発症するじん肺症の一つであり,粉じん曝露の低減や回避により改善が期待されるじん肺症である.症例は44歳男性.慢性咳嗽を主訴に来院した.職業歴,血清フェリチンの上昇ならびに胸部CT(computed tomography)所見から溶接工肺を疑い気管支鏡検査を実施した.気管支肺胞洗浄液中に鉄染色陽性のマクロファージを認め,溶接工肺と診断した.溶接マスクの徹底により改善を認め粉じん曝露の低減の重要性が示された.
・この症例報告で昨日ご紹介した文献が引用されておりましたね.それはさておき、私が気をつけておかないと思うのは、溶接工は鉄の吸入なのですが↑の文献にも書かれているようにその他の粉塵も吸入する可能性があるので、治り得ると思って気楽に考えていてはいけないと思うものであります.
以下日記
・本日2/10(金)は5時47分に起床.「社会医学研究」という雑誌の一論文を読みました.出勤し病棟寄ってから午前外来.午後回診と事務作業.17時になったらサッと病院出たかったのですが案の定無理でした.帰宅はそれでも早くて18時21分.配偶者に「早いな」と言われてしまいました.いつものようにネコたちにエサやってお風呂入って夕食.アルコールをいただきました.で、チビチビウイスキーを飲みながら、このブログを書いております.21時には寝床に入りたいと思います.
・ところで最近は寝床で漫画を読むのが楽しみです.でも疲れて早く寝ちゃいますが.昨日は↓の一部を読みました最初の萩尾望都の「ドアの中のわたしの息子」・・・久々に読みましたが、えーわー.『精霊狩り』のシリーズ好きなんですよね.それから美内すずえの「エリカ赤いつむじ風」これまた懐かしい.さて、今日はどのような漫画に会えるか、再会するか?

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