カイケにて:近況報告
FYI: 職業に伴う間質性肺疾患/恐るべき田舎時間
職業に伴う間質性肺疾患は,過敏性肺炎とじん肺に大きく分かれる.いずれも早期に診断し,原因となる危険因子からの回避をすることが病態を進行させないために重要である.早期診断には,職業歴及び原因抗原・粉じん曝露歴の聴取が極めて重要であり,各疾患の特徴,原因となりうる曝露抗原,診断方法,画像所見を把握しておく必要がある.
・どのような疾患でも職業歴を聴くことは必要ですが、残念ながら結構ないがしろにされています。せめて、間質性肺炎や気管支喘息をみたらしっかり職業歴と作業環境を聴いてほしいと思うものです。
・上記論文でひとつ気になったのは、P1117の右側のコラム、珪肺の項目の下から5行目:「治療としては,抗原曝露が持続している場合 には抗原回避と,有症状に対する対症療法が中 心となる.」となっていますが、シリカは抗原ではなく粉塵だと思います。なのでKここは粉塵曝露の痂皮医というのが「治療」となります。抗原と書くと一般的にアレルギー反応と誤解されると思います。
以下日記
・また、ブログのアップが滞っています。夜になると疲れて、集中力が無くなります。ただ、朝起きてすぐの勉強はサクサクできます。ただ、時間に制約があるのがツライ。例によって、(英語で言うと、As always・・・スパイ大作戦で学びました)過去を振り返ります。
・6/6(火)は6時起床。SDGsに関する本を読み出しました。午前外来、午後回診と合間にZOOMでCritica Appraisal. ダッシュで帰って18時~19時半までZOOMで社会医学会の「次世代企画員会」の会議に参加。私のようなオヤジが参加しても良いのかと思いながらも、乞われた(?)ので参加しております。その後夕食摂って20時から22時までZOOMで"Causal Inference: What If"の学習会。
・6/7(水)は5時50分起床。SDGsの本読んで出勤。午前外来、午後回診とカンファレンス、夜間診療。
・6/8(木)は、朝一で玉島の病院に寄ってから水島へ。午前産業医学科外来.午後から振動障害の末梢機能検査で、16時過ぎに玉島へ戻って回診。空き時間に読みかけだった↓が読めました。
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職業性末梢神経障害の総説/乗り鉄(variant)はじめました
因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか (文春e-book)
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- 2022/09/12