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遅発するのは慢性硬膜下血腫だけではない:遅れて発症した心膜血腫/ほぼ事務処理の1日

頭に軽微な外傷後数週間から数か月後に慢性硬膜下血腫が発症することがあるのは有名な(?)話ですが、他の外傷でも遅発することがあります。マンガ(タイガーマスクや空手バカ一代)で有名なのは、3年殺しですが...(どれだけの日本国民がわかるかな?9

・胸部に鈍的外傷を受けて7週間後に「発症」した心膜血腫(標題は心嚢水となっていますが、血液がでているのでこう呼んだ方が適切と思うのですが...)の報告↓


Delayed Hemorrhagic Pericardial Effusion following Blunt Chest Injury
Takao Konishi
Intern Med 63: 1837-1838, 2024
・なお本文中に出てくる]electrical alternansとは↓(心タンポナーデや心膜炎でみられるみたいですね)
 電気的交互脈 electrical alternans
心電図のR波またはT波の振幅が1拍ごとに変化する場合をいう。最も多いのはT波の交互脈で,R波の変化を伴うことと伴わないことがある。一般に頻脈(発作性上室頻拍など)の時に生じやすく,機械的交互脈(脈拍の大小)を伴う場合と伴わない場合がある。その機序は,心室内のどこかに興奮性が低下するか,不応期が延長した箇所があると,その部に1回おきにしか興奮波が侵入しえなくなるためと考えられる。交感神経性アミンやある種の抗不整脈薬など,薬物によっても生じることがある。
以下とっても短い日記のようなもの
・本日7/28(日)は1日家にいました。学会の監査や相談を受けた事例(複数)の資料に目を通していました。9時半位から30分のみ草刈りと畑の木を切りました。もう、それで1日分の体力を使ったみたいです。
・今日はたまっている事務的な作業が大分でき、かつ、机の上も雪解けして良かったです。ただ、相談されている事例の処理を今後していかないといけないのですが...
・で、本日もアルコールを飲みながら、このブログを書いております。そろそろベッドに入って福岡の観光ガイドを読みたいと思います。

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SSP:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン/論文改訂版できた

今年の2月の話ですが飲酒のガイドラインが発表されておりました。私も気をつけないといけません。(麦酒350mL飲んだ後にこのブログを書いております。)



健康に配慮した飲酒に関するガイドライン





・休肝日って、根拠がないという言説をみたことがありますが、休むに越してことはないですよね。(すぐ、エビデンスがないとかいっている人嫌い・・・麦酒一缶で酔っ払っているので、ゴメンナサイ)


 

あっという間に以下日記

・7/22,23,24は通常の仕事。と言っても(月)(火)はかなりキツい。

・7/25(木)は、月に1回ある午前外来がない日。病棟回診がちょっと余裕を持ってできました。午後からは倉敷市役所で公害健康被害認定審査会。ちょっと早く着いたので、死白書の南側になるChou2というお店でかき氷。ここの氷は頭が痛くなりにくいと宣伝されておりましたが、確かにほとんどいたくなりませんでした。ただこれは、プラシーボ効果か他の交絡があるか分かりませんが。

・7/26(金)は、昨日書いたようにvimeoナンチャラのせいで、見る気満々のセミナーがみれませんでした。

・本日7/27(土)は、6時起床。30分ベッドでダラダラして起床。朝食後、じん肺と自己免疫疾患の論文を9時30分まで書きました。(とりあえずいったんできたものを教授にみていただいて、そのご意見に従い訂正)その後40分くらい畑の木を切りました。当然汗だく。シャー浴びてエアコンの効いた部屋で一服。あと内科学会の講演会の視聴をお昼ごはん→昼寝を挟んで行いました。そして、論文を仕上げて、教授へ再送。あとは、いろいろ事務作業。

・夕方満天の湯へ。1時間ばかり入浴後倉式珈琲店でカレーの夕食。その後マルナカで買い物して21時過ぎ帰宅。マルナカで見つけた小樽麦酒のピルスナーを1本飲んで、このブログを書いております。あと、ソルティードッグもどきを飲もうと思っております。

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黒い胸水/vimeo.comってなんじゃいっ!?

呼吸器を専門にしているので胸腔穿刺をすることは多かったのですが、胸腔穿刺をして赤い胸水がでてきたら、ちょっとびびりますが、大体結核か悪性腫瘍だろうと考えます。また、ひょっとしたら血管を傷つけたかもしれないと冷静に(?)判断できます。しかーし、黒い胸水がでてきたら、ナンジャコリャーと思うでしょう。私は経験無いですが。本日は黒い胸水の症例報告2つご紹介。



An 88-Year-Old Woman With Pneumothorax and Black Pleural Effusion


 Shota Takenaka, Masayo Yoshimura, Yoshiaki Kinoshita, Takuhide Utsunomiya, Hisako Kushima, Satoshi Nimura, Hiroshi Ishii


 Chest. 2024 Apr;165(4):e119-e123. doi: 10.1016/j.chest.2023.12.002.




Abstract

An 88-year-old woman was admitted to our hospital with the sudden onset of dyspnea after eating. The patient had undergone nephrectomy for a left renal tumor 24 years previously. The patient had been prescribed ferrous citrate for iron-deficiency anemia. She complained of appetite loss a few days before admission but had no abdominal pain. CT scan showed no abnormalities in the lungs but a mass in the liver.


・この患者さんはfecopneumothraxということでした。それについて生成AIに下のプロンプトで訊いてみました


Fecopneumothoraxとは何ですか。


Fecopneumothorax(フェコニューモソーラス)とは、胸腔内に空気(pneumo)と糞便(feces)が同時に存在する状態を指します。これは、一般的には腸管の穿孔(穴が開くこと)や、腸と胸腔との異常な交通(たとえば、腸の内容物が胸腔に漏れ出すこと)によって引き起こされます。
この状態は非常に重篤であり、感染症や敗血症のリスクが高く、緊急の医療処置が必要です。通常、診断には画像診断(X線やCTスキャン)が用いられ、治療には穿孔の修復や胸腔内の空気と糞便の除去が含まれます。
Fecopneumothoraxは非常に稀な病態ですが、早期の診断と適切な治療が重要です。
・上の記述は、それらしいですね。最初に紹介した論文中の黒色胸水をの原因の表が↓
・もう一つの論文↓
Black Pleural Effusion Attributable to Post-Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography Pancreatitis
Kiyoshi Takemoto, Shimon Takada
Intern Med 63: 1961, 2024
以下日記というか憤り
・最近AmazonのPrime Videoがみられませんでした、このブログを書く直前まで。ところだ、今、みられるようになりました。ついさっきまで、何かようわからんけどVPNが何ちゃらかんちゃらで観られませんというようなメッセージが出ておりました。
・で、今日は、楽しみにしていた(?)医学書院のオンラインセミナー「オンライン直伝!ベッドサイド・フィジカル!」を視聴しようとしたら「vimeo.com で接続が拒否されました。」というメッセージがでて視聴できませんでした。ちゃんとおすすめの書籍購入して読んでいたのに。いろいろ設定をいじったのですが、結局みれず。でも、その設定の変更のおかげでAmazon Prime Videoがみられるようになったのかな?
・せっかく予習して視聴しようとしたセミナーがみられずやけ酒飲んでいます。酔っ払ってこのブログ書いているので、批判的にお読みください。

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心臓ペースメーカーのリードが右室を突き破って肋間動脈を傷つけて血胸になったはなし:AIに一部訳してもらいました/今年一番の発汗

・7/15のブログで「異物は動く/長生きできる町」という標題でNEJMのPacemaker-Lead Dislodgement and Cardiac Perforationというレポートをご紹介しました。本日は似たような症例報告のご紹介。併せて最近私が勉強している生成AIの翻訳能力を試してみました。

・まずはレポートのご紹介。その後にAIの日本語訳を貼り付けました。



Right ventricular lead perforation with iatrogenic injury to an intercostal artery causing haemothorax after pacemaker implant
Anna Björkenheim, Torbjörn Kalm, Mats Lidén, Mårten Vidlund
BMJ Case Rep 2024;17:e258314. doi:10.1136/bcr-2023-258314

Abstract

A woman in her 80s experienced a life-threatening complication of pacemaker implant consisting of subacute right ventricular lead perforation causing iatrogenic injury to an intercostal artery, resulting in a large haemothorax. A CT scan confirmed active bleeding from the fourth intercostal artery. The patient underwent cardiothoracic surgery via a median sternotomy approach, during which the source of the bleeding was sealed, a new epicardial lead was positioned, and the original lead was extracted. This case emphasises the potentially severe consequences of pacemaker lead perforation and secondary injury to adjacent structures. It underscores the importance of early recognition and timely intervention, preferably in a tertiary specialist unit equipped for cardiothoracic surgery and confirms the value of pacemaker interrogation and CT scans for diagnosis.

80代の女性が、ペースメーカーの植え込みに伴う生命を脅かす合併症を経験しました。それは、亜急性の右心室リード穿孔によって肋間動脈に医原性の損傷を引き起こし、大きな血胸をもたらしました。CTスキャンにより、第4肋間動脈からの活動性出血が確認されました。患者は正中胸骨切開アプローチによる心胸手術を受け、出血源が封鎖され、新しい心外膜リードが配置され、元のリードが抜去されました。このケースは、ペースメーカーリードの穿孔とそれに伴う隣接構造への二次損傷の潜在的な重篤な結果を強調しています。また、早期発見と適時の介入の重要性を示しており、心胸手術に対応できる三次専門施設での治療が望ましいことを示しています。ペースメーカーの検査とCTスキャンが診断に有用であることも確認されています。

・本文の最初の部分(Background)も訳してもらいましょう

Pacemaker therapy is an effective treatment for bradyarrhythmias, most commonly indicated for sinus node dysfunction or high-grade atrioventricular block. With an ageing population and longer life expectancy, pacemaker use is increasing, with approximately one million people worldwide undergoing pacemaker implantation each year.

 

While generally safe, pacemaker therapy can have complications, most of which occur within the first 30 days after implantation.4 Complications include bleeding, infection, lead dislodgement, pneumothorax, air embolism, lead perforation and thrombosis, on rare occasions, resulting in death. Lead perforation is a rare but serious adverse event, occurring in approximately 0.3%–0.7% of implants.1 It can result in acute pericarditis, pericardial effusion or tamponade, constrictive pericarditis, pleural effusion, haemothorax, pneumothorax, lung perforation, diaphragmatic stimulation or be without clinical manifestation.1 Patients with lead perforation are at increased risk of other major complications, in-hospital mortality, and, potentially, infection related to early reintervention.

ペースメーカー療法は、徐脈性不整脈に対する効果的な治療法であり、主に洞結節機能不全や高度房室ブロックに適応されます。高齢化と平均寿命の延長に伴い、ペースメーカーの使用は増加しており、毎年約100万人が世界中でペースメーカーの植え込みを受けています。 

一般的に安全とされていますが、ペースメーカー療法には合併症が伴うことがあり、その多くは植え込み後最初の30日以内に発生します。合併症には、出血、感染、リードの脱落、気胸、空気塞栓、リード穿孔および血栓症が含まれ、稀に死亡に至ることもあります。リード穿孔は稀ですが深刻な副作用であり、植え込みの約0.3%~0.7%に発生します。これは急性心膜炎、心膜液貯留や心タンポナーデ、収縮性心膜炎、胸膜液貯留、血胸、気胸、肺穿孔、横隔膜刺激を引き起こすか、あるいは臨床的な症状を伴わないこともあります。リード穿孔が生じた患者は、他の主要な合併症、院内死亡、および早期再介入に関連する感染のリスクが増加します。

・上記翻訳は私は手を入れていません。ちょっと変なだなと思うところありますが、すごいと思いません?

(今回同じ分をGoogle翻訳、DeepLでも訳してもらいましたが、そう大きな違いはありませんでした。ただ、最近"Causal Inference: What If"を訳すとき使ってみると、明らかに私がつかっているAIの方がきれいに翻訳できています)

以下日記

・昨日7/20(土)17時より宿直でした。0時過ぎにおこされましたが、真夜中におこされることはありませんでした。6時10分に看護師さんの優しい声でおこされて活動開始。無事9時にdutyをおえることができました。9時過ぎに病院を出て倉式珈琲店マルナカ新倉敷店へ。ちょっとだけ待ち時間があって入店。ミックスジュースのかき氷と珈琲をいただきながら『社会医学の考え方』(田中恒男)を読んでおりました。その後満天の湯で1時間くらい過ごして12時前に帰宅。お昼はジャガイモがいっぱい入ったカレー。ちょっと読書して1時間ばかりお昼寝。で、またお勉強。17時過ぎ配偶者と金光町のすし丸へ。帰宅してもまだ明るかったので40分位草刈りしましたが、もうあつーーい。トイレに入ったら流れる汗。満天の湯のサウナの中より汗が出ました。その後ちょっと汗が落ち着くのを待ってシャワーを浴びました。

・その後もお勉強。水がよく飲めます。今日は麦酒を飲む気にもなりません。これからここ1週間の予定/計画を立てて22時半までには寝たいと思います。

 


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今日はAIとPOCUSの本2冊本を読み終えました/宿直ツライ・キツい・やめたい

最近集中して(と言う程でもないですが)勉強しているのが、生成AIとPOCUA(Point-of-care ultrasound)です。で、本日は↓の2冊を読み終えました。


先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2023/03/21
・ChatGPTについての本は2冊とちょっと読んだのですが、画像生成についてはよく分からなかったので読んでみました。まだ使っていませんが、そのうちこれで描いたものをアップしたいと思います。この本の最後の方に法的な問題も書かれており勉強になりました。
・もう一つの本が↓
型で覚える 型で学ぶ プライマリ・ケア医のための超音波(POCUS)

型で覚える 型で学ぶ プライマリ・ケア医のための超音波(POCUS)

  • 出版社/メーカー: 南山堂
  • 発売日: 2023/04/19
・今後POCUSにトライしたいと思っているのですが、入門書として良かったです。最後に座談会が載っていてPOCUSの「歴史」や位置づけがかかれていて、なるほどと納得というか、勇気づけられました。(「忙しい中で知識もあまりないし、装置の使い方がわからなかったりすると、そこにハードルがあるのだと思います」という記述や「変な言い方すると、技師からはPOCUSは手抜きみたいに見えてしまうわけです。そこはまったく立ち位置が違うので・・・」)
・引き続きAI, POCUSは勉強して行こうと思いますが、これから一週間は「フィジカル」)(オリビアニュートンジョンの歌ではない←これが分かる日本国民はどれだけいるか。余談ですが、このミュージックビデオのオチが好き)について勉強します。
以下大雑把な日記
・7/16(火)=火曜日は一番ツライ日。なんとか乗り切りました。帰宅は20時前です。
・7/17(水)は、夜に開業医さんとの勉強会。ビスホスホネートによる非定形大腿骨骨幹部骨折と壊死性筋膜炎の二症例の発表で、共にへーでした。特に後者は最初原因がよく分からないアシドーシスということでした。病変部が最初お尻の方でそうひどい変化でもなかったので最初壊死性筋膜炎が鑑別診断に入ってなかったのですね。それにしても怖い。
・7/18(木)は夜に"Causal Inference: What If"の勉強会。いつもは他の参加者は英語を読んで訳してくださるのですが、今回は自分にその役が回ってきました。ホンマに、英語の発音悪いわ。
・7/19(金)は午前外来、午後ちょっと病棟よって有給休暇。新倉敷の「満天の湯」でサウナはいって、そのあと同一敷地にある倉式珈琲でかき氷食べながら↓の本を読みました。
・まだ1章しか読んでませんが、全然しら無かったことや、自分が同時代を生きたこと、ちょっと違うなと思うようなことが色々載っておりました。今後の展開はどうなるのでしょう?
・本日7/20(土)は6時30分起床。朝食後一服して30分のみ草刈りと木を切る作業。当然汗だくになりシャワーを浴びて午前中は読書、とうことで最初の2冊の本を読み終えました。午前中にゆっくり読書ができるというのはよろしおすなぁ。
・昼食後お昼寝して、いろいろ雑事。17時から明日の9時まで宿直なのでもうちょっとしたら出かけます。ほんとーーーーーっに、もう宿直や休日の仕事は辞めさしてほしいっ!!!!!

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異物は動く/長生きできる町

過去何回かこのブログで体に入った異物が移動するというようなことを書いたと思います。今回はペースメーカーのリードが変なところにいっちゃたというお話。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Pacemaker-Lead Dislodgement and Cardiac Perforation
Christina Menexi, Mohamed ElRefai
N Engl J Med 2024;390:1802
DOI: 10.1056/NEJMicm2312569
VOL. 390 NO. 1
・以前胸部レントゲンを読んでいてペースメーカーのリードの位置が「おかしくて」循環器のDr.にきいてみたら、最近はココに固定することが多いんですよと言われて、ヘーッ、こんなことも情報仕入れとかないといけないのね、でも、どうやって情報をとってきたらよいのよと思ったことがあります。こまめに医学雑誌に目を通しておかないといけないのね。リード線の固定位置についての説明は↓
より生理的なペーシングを目指したヒス束エリア・左脚エリアペーシングを始めました
・わたしゃ、呼吸器科医なのでそんなん知らんがなとぼやきたいところ・・・そんなこと言ったらアカンけどね。
以下日記
・七夕の時にブログを書いてから、記事をアップしていませんでした。いったいこの1週間で何があったのでしょう?この(土)(日)と今日のことしか記憶がありません。
・7/8(月)は仕事が終わってからダッシュで金光町の本屋さんへ。↓の本を頼んでいたので、その受け取り(Amazonばかり使っていたら、地元の本屋さんが衰退するので、時々本をお願いしています。)600ページ以上あるので、まだ読んでいません。
未明の砦 (角川書店単行本)

未明の砦 (角川書店単行本)

  • 作者: 太田 愛
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2023/07/31
・あとは日常業務。7/11医療安全委員会、7/12メンタルヘルス不全で休んでいた職員さんの産業医面談。よる社会医学会の次世代企画委員会のZOOMの会議でした。
・7/13(土)は、お昼から明石高校29回生の同窓会。早めに家を出て10時過ぎに明石についてジュンク堂で本の「買い出し」。本はAmazonで注文できますが、実際みてみないと分からないものもあるし、漠然とこの分野の本といったら見つけにくいものもあります。また、本屋さんでタマタマ見つけて購入するというもももあります。今回たまたま見つけて買った本が↓(当然まだ読んでません)
まちづくりの統計学 :政策づくりのためのデータの見方・使い方

まちづくりの統計学 :政策づくりのためのデータの見方・使い方

  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2022/02/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
・これからの人生、病院に閉じこもっているだけではなく、町作りに関わりたいと思っているので購入。
・12時から15時まで、同窓会。いろんな分野で皆さんいろんな事されているのだと、毎回同窓会に参加するたびに元気をいただけます。ただ、今回は幹事が飲み過ぎて倒れたので、同窓会後半はその「看病」。救急車呼ぼうかどうしようか迷ったのですが、水しっかり飲んでもらってちょっと寝たら「復活」したので、大事にはならず。もとCAさんの同級生がいて、実質その人が対応してくれました。ホテルのスタッフさんも良くしてくれました。いくらベテランの医師でも、一人だと心細いものです。そういう人達がいて助かりました。
・と言うことで、幹事さんが無事家に帰るのを見届けていたので、2次会は無し。ちょっと明石駅周辺をうろついて、かき氷食べて西二見の「実家」(現在長女と三女が住んでいる)に行きました。
・翌日娘達が寝ている間に「実家」をでて、まず姫路に。そこの星乃珈琲店でモーニングサービスを食べて岡山→倉敷へ。倉敷のアリオと三井アウトレットで買い物して、13時前に家に帰りました。ほんの一瞬やすんで倉敷健康福祉プラザへ行って、山添拓さんの話を聴いて帰宅。一服後、18時から20時半くらいまで、玉島文化センターで『いちばん小さな町』という演劇を観ました。小さな町の日本人と日系ブラジル人の共生の話でした。演劇ではなく実態はどうなんでしょう?(私の所属する社会医学会というところでそのような話もちらほら聴きますが)
・共生といえば、今回の明石への行き来の間に↓の本が読めました。
長生きできる町 (角川新書)

長生きできる町 (角川新書)

  • 作者: 近藤 克則
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/10/06
  • 新書
・作者の近藤先生は、学生時代から知っており、ついこの間も京都のシンポジウムでちょっとだけお話ししました。それはさておき、コンパクトにまとめられております。この本の最初に、「目指すのは誰もが参加しやすく居場所や役割がある生涯現役・健康長寿・地域共生社会づくりです」と書かれていますが、まさに同館であり、そのような活動の末席に自分も加わりたいと思っております。
・本日7/15(月)は、朝一であやうく燃えるゴミを出すのを忘れるところでした。8時30分までのゴミ出し時間にギリギリセーフ。その後は1日自分の部屋の整理をしていましたが、夜になっても片付いておりません。途中満天の湯に行ってきて、帰宅後夕食はすき焼き。当然(?)アルコールはいただいております。で、21時台にはサッサと寝ようと思っております。
・明日は午前外来、午後病棟回診、夜間診療で1週間で一番ツライ日です。しかし、患者さんや職員さんとのコミュニケーションで癒やされながら、なんとか乗り切りたいと思うものです。

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大動脈縮窄症によるrib notching/超雑感:病衣着るなら・・・

最近やっと仕事及び生活に余裕ができてきて、今日はちょっとNEJMの目次をみていました。で、私の好きなIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Aortic Coarctation
Bailang Chen, Minxin Wei.
N Engl J Med 2024;390:1420 DOI: 10.1056/NEJMicm2313075 VOL. 390 NO. 15
・Aortic Coarctation:大動脈縮窄とは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓
大動脈縮窄症
ダイドウミャクシュクサクショウ
[英]aortic coarctation
[略語]CoA
大動脈峡部と下行大動脈の移行部,すなわち大動脈の動脈管接合部に生じる限局性の狭窄。本症の約70%は重い心奇形に合併して大動脈縮窄複合となり,乳児期に発症する先天性心疾患の約10%を占める。重い心奇形を合併しないものは単純大動脈縮窄(simple coarctation)と呼ばれる。病理形態学的には動脈管(索)の上にある大動脈縮窄を管前型(coarctation of aorta preductal type),動脈管(索)の下にある大動脈縮窄を管後型と呼ぶ。上肢の血圧は安静度により異なるが,上行大動脈と下行大動脈の圧差は収縮期で30~70mmHgとなる。肺動脈圧は単純大動脈縮窄では正常か軽度に高いが,大動脈縮窄複合では収縮期で60~150mmHgに達し,肺血管閉塞病変の進行が早い。手術は乳児では左鎖骨下動脈フラップ法で大動脈峡部と縮窄を拡大し,幼児以上では縮窄部を切除して端々吻合する。大動脈縮窄複合では同時に動脈管結紮,肺動脈絞扼術を行い心内修復は二期的に行う。手術時の年齢が5歳以上になると術後上下肢ともに高血圧を生じ正常化しない。
・そのレントゲン所見としてrib notchingというのがあります。その『医学書院 医学大辞典 第2版』の説明は↓
肋骨切痕[2]
ロッコツセッコン
[英]rib notching
肋骨の辺縁にできるへこみ。肋骨下縁の切痕は,肋間動脈,肋間静脈の拡張や多発性肋間神経腫瘍により生じる。大動脈縮窄症やブラロック-タウシグ短絡術後の動脈性側副血行路や膿胸,上大静脈閉塞による側副静脈路の発達時,多発性神経線維腫症などにみられる。
・ということで、NEJMのレポートは研修医への私の胸部レントゲンの講義に使わせてもらおうと思うのですが、はっきり言ってこのレントゲン写真分かりにくいです。大画面のモニターでみたら分かるのかしら。
・さて、これから日記を書こうと思っていたのですが、既にかなり酔っ払っているので、日記が書けません。ただ、最近思ったこと(超雑感)をひとつだけ。
・当院の入院患者さんは、入院時に必要なものを一通りお金を出して借りれるCSセットというサービスを使われている人が多いです。まあ、手間が省けて良いのですが、皆さん同じ服を着ていらっしゃる。私は何回か入院の経験がありますが、だいたいREEBOKのジャージを着ておりました。ただ、それも野暮ったい。最近ドーミーインに泊まるのにはまっているので、入院の時は、ドーミーインの館内着↓でも着ようかなと思っています。(まだ、買ってないけど)
*REEBOKともドーミーインとも残念ながら全然COIはありません。
・明日は訪問診療、病棟回診、夜間診療です。夜、間に合えば金光町の本屋さんに頼んでいた『未明の砦』という本を受け取りに行きます。
未明の砦 (角川書店単行本)

未明の砦 (角川書店単行本)

  • 太田 愛
  • KADOKAWA
  • 2023/7/31

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NEJMの珪肺のレポートにちょっと疑問

ここ1,2ヶ月忙しいのと疲れているのでNEJMの目次をみるのもほとんどできていなかったのですが、本日久々にNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEをみていたら、↓の様なレポートがありました。


Chronic Silicosis
Shan Kai Ing, Sze Shyang Kho
N Engl J Med. 2024 May 16;390(19):e46. doi: 10.1056/NEJMicm2312247. Epub 2024 May 11.



胃腸炎で入院した患者さんがたまたま胸部異常陰影があり(呼吸器症状は無し)気管支鏡でBAL、生検をして珪肺と診断したというもの。NEJMにこうした職業性疾患が載ることは喜ばしいことなのですが、ひとつ疑問が。職歴と画像で珪肺と診断できると思います。気管支鏡までしないといけなかったのかな?手元のハリソンみましたが、はっきりしたことかいてないのでUpToDateみたら↓のように書いていました(他にも似たような記述あり)


In general, the diagnosis of chronic silicosis is a clinical diagnosis; lung biopsy to obtain a histopathologic diagnosis is reserved for situations when a confident clinical diagnosis cannot be made.


また、CURRENT Diagnosis  & Treatment: Occupational & Environmental Medicineの珪肺のところにも、珪肺の診断は通常レントゲンでなされると書かれています。また、PARKES' Occupational Lung Disorders Forth EditionにもSILICOSISの項の最初に以下の様にかかれています。


The diagnosis of silicosis is based on a history of sufficient exposure, imaging findings consistent with silicosis and symptoms and signs and laboratory tests that are suggestive that another disease is not more likely. Histology is rarely required, but may be necessary in order to avoid missing a treatable condition.


・気管支鏡をすることに100%反対するわけではありませんが、少なくとも呈示された情報からは、気管支鏡まではしなくてよかったと思いました。逆に(日本語変?)、気管支鏡が必要だった理由をレポートに書くべきだったと思います。


・今日はここまで書いて疲れたので、日記はありません。


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