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診断関連エラー/疲労蓄積

・1/11のブログで「誤診とは」というテーマで書きました。熱心な読者なら覚えておいででしょうが(←おらん)、最後に「最初に引用した通常の辞書では医者が誤るという説明ですが、そう狭くとらえてはいけませんという考えかたになってきているようです。続きは、後日。」 とと

と書きました。その続きが↓(私の意見ではなくて、論文の紹介ですが)

 

 

相馬 孝博

日本内科学会雑誌 112 巻 10 号 1979~1990,2023

 


【要旨】

 “Diagnostic Error”は古くから知られており,21世紀に入ってから多くの研究報告がなされるようになった.並行して社会的認知理論の発展により,診断という行為は,人間の頭の中で考えるモデルから,チーム・組織・社会までを含めた広いモデルが提案されている.2015年に全米医学アカデミーは「医療における診断を改善する」報告書を公にして,「a)患者の健康問題について,正確かつ適時な説明ができなかった,またはb)その説明が患者に伝わらなかったこと」と再定義し,将来にわたる各種の政策提言を行った.2020年に医療の質研究庁はメタアナリシス報告書「医療をより安全に」第3版で,エビデンスのある医療安全方策として,臨床判断支援システム,結果通知システム,教育と訓練,ピアレビューを特定した.2022年には非営利団体のリープフロッグが,研修教材などとも連携した,医療現場で利用しやすい29の推奨策を作成した.“Diagnostic Error”は,医師の認知やヒューリスティックな問題にとどまることなく,非常に広範な概念を持ち,個人やチームのみならず,最終的には国家戦略として対応しなければならない重要課題である


・上に書かれているように診断関連エラーはかなり広い考え方ですね。私も「医師の認知やヒューリスティックな問題」と思っておりました。ちょっと、深めていかないといけませんね。


以下日記

・昨日1/16(木)は、朝勉で公衆衛生のテキスト読んで出勤。午前外来、午後回診でした。認知症ケアチーム会議が予定されていて、私が学習会のチューターするはずでしたが、急遽中止。その分回診や事務作業ができました。帰宅後は"Causal Inference: What If"の勉強会でした。

・本日1/17(金)は朝勉で↓の本の「はじめに」だけ読みました。2/16に上野千鶴子氏の講演を聴きに行く予定なのでそれまでに読み上げるつもりです。


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・午前中外来、午後回診、会議でした。帰宅は18時10分と早かったのですが、何かメッチャ疲れております。本当に来年度から働き方をかえたい。

・帰宅後ちょっと公衆衛生のテキスト読んでこのブログを書いております。で、YouTubeで音楽聴いておりますが、↓のようなものです。









・明日、あさっては病院に行かずにゆっくりしようと思っていましたが、どうもそうはいかないようです。なので、早く寝ます。今日は飲んでません、「ノンでないですよ」。

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