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インフルエンザの鑑別診断のためには、職業を聴けっ!/質的研究集中講義はしんどかったが、楽しくもあった

・これからインフルエンザが流行ってくるでしょう。願うらくは、大流行しないように。

・ところで、インフルエンザの鑑別診断ですが、今日の診断指針第7版では、以下のように書かれています。


【1】鑑別すべき最大の疾患は,他の熱性ウイルス性気道感染症と細菌性肺炎である。
【2】他の熱性ウイルス性気道感染症は,
[1]症状や所見がインフルエンザほど強くはない,
[2]全身症状より気道症状が目立つ,
[3]それぞれに好発する季節が異なる。
【3】細菌性の肺炎や気道感染症では,
[1]膿性痰が多い,
[2]全身症状よりも呼吸器症状が目立つ,
[3]白血球数やCRPが亢進する。
【4】インフルエンザが進展すると肺炎の併発も多く,同時並行で対応すべきことも多い(1918年に出現したスペインインフルエンザの死亡原因の90%以上は細菌性肺炎という報告がある)。

また、手元にあるHARRISONのない科学書19版(ひとつ古い版)には、地域で流行っていて高熱で受診した患者はインフルエンザの確率が高い。流行っていない場合診断が難しくて他のウイルス感染やマイコプラズマ感染との鑑別が難しい、初期の溶連菌による咽頭炎や肺炎が似ているとかかれています。


・しかーしっ!私は言いたい。金属熱を鑑別診断にいれないと。そして、金属熱を診断するためには、もしくは除外するためには、職業を聴かないとだめだと。

2007年にも同じことをかいております↓




・内科の教科書がこれだから、職業性疾患が過小評価されると、常に嘆いている私でした。



以下日記

・昨日12/8(土)は、名大教授の大谷尚先生の質的研究の集中講義でした。質的研究は全然わからなかったのですが、なんとなくわかってきたような...一番印象にのこったのは、量的研究よりもより一層倫理的配慮が必要だといういうことでした。その後、大学院の忘年会。日曜日の集中講義もあるので、あまり飲みすぎず、二次会にもいかずおとなしくかえってきました。

・本日12/9(日)は、9時から18時30分まで質的県境鵜の集中講義2日目。午前中はプロトコールの書き方。午後は、3グループに分かれて、実際にある課題についてプロトコールをつくるというワークショップでした。私、小グループ討論やワークショップというのは超苦手なのですが、今日はみんな顔見知りなので、気楽にできました。長い時間というのはしんどかったけどえ、割と楽しくできました。

・帰宅は19時40分。お風呂入って、録画の「マツコの知らない世界」を観ながら夕食。今日は、昨日に引き続きアルコール摂取。まずは、ステタアルトワ、その次M、土佐鶴。で、現在完全に酔っぱらい状態。これから寝ます。明日は早起きして勉強しないと。

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