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閉塞性肺炎の英訳はobstructive pneumoniaなのかpostobstructive pneumoniaなのでしょうか?/風呂にだけ出かける

・毎月1回開業医さんとの勉強会をやっているのですが、2月に胸部レントゲンの読影について発表します。それで、閉塞性肺炎についてきちんとまとめとこうと思ったのですが、壁に突き当たりました。標題にあるように閉塞性肺炎の英訳ってobstructive pnerumoniaなのかpostobstructive pneumonia かということです。私はまったく前者のように思っていました。『医学書院 医学大辞典 第2版』でも↓のように書かれています。


閉塞性肺炎
ヘイソクセイハイエン
[英]obstructive pneumonia
[同義語]溺肺 drowned lung
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気管,気管支に何らかの原因により通過障害が生じ,末梢の肺葉の含気が制限され,分泌物(炎症性滲出物や漏出物)が貯留し,しばしば無気肺を呈し,そこに感染を起こし成立する肺炎。溺れて多量の水を吸入した場合にも類似の画像所見が認められるところから,溺肺と表現されることがある。また,気道閉塞のため領域肺葉の虚脱にまで進展し肺炎を来した場合,虚脱性肺炎(collapse pneumonia)と呼ばれることがある。臨床的には,肺癌などの腫瘍や嚥下障害による異物などが多い。抗生物質にも反応しにくく,難治性の肺炎となることも多い。
しかーし、英語の文献を探しているとどうもpostobstructive pneumoniaが主流になってきているような?
Postobstructive Pneumonia: An Underdescribed Syndrome
Clin Infect Dis. 2016 Apr 15; 62(8): 957–961.
という文献の中で、
The term “postobstructive pneumonia” began to replace “obstructive pneumonitis” in the 1970s [18]
と書かれておりました。ところが悩ましいのは最後の18は引用文献の数字ですが、それをざっとみても、内容が病名とは関係なさそうで引用文献間違えたんちゃうかと思うのです。(ただ、隅から隅まで眼を皿のようにしてみたわけではないので、わたしの誤解ならすみません)
UpToDateでpostobstructive pneumoniaが使われておりました。日本呼吸器学会の呼吸器学用語集第6版の二位本後→英語では、postはついていませんでした。英語→日本語では、obstructive pneumoniaは載っていましたが、postobstructive pneumoniaは載っていませんでした。もうちょっと早く気がついたらこの用語集作成の段階で意見言えたのに...
で、結局どっちの言葉つかったらよいのかな?英語は、多分


以下日記

・本日1/21(日)はゆっくりと7時30分起床。朝食後2時間はたまっていた文献の整理。その後免疫関係の文献と教科書を読みました。昼食後15時半くらいまではいろいろ事務作業や調べ物、発表準備等。それから満天の湯へいって、18時前に帰宅。夕食とって事務作業して、このブログを書いております。もう、何か疲れているので21時台には寝ます。

・何か月前に壊れたお風呂が2月になったらやっとリフォームの工事ができます。ああ、はやくゆっくり自分所のお風呂につかりたい。まあ、サウナにいくのもよいけどね。


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