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呉秀三:・・・この邦に生まれたる不幸を重ぬる・・・


・何時の頃か忘れましたが、呉秀三という精神科医を知り、『精神病者私宅監置ノ実況』とう論文の中で↓の様な文章を書いていることをしりました。



 我が邦(くに)十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸のほかに,この邦に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし


・明治・大正の時代に、よくこんなことが言えたなとビックリするのと同時に、今の日本でも変わらない(精神病者を障害者、患者と読み替えても通じるような)気がいたします。


・この昔の論文を現代語訳にされた先生の記事↓


【寄稿】
見知らぬ世界へのどこでもドア
なぜ,『精神病者私宅監置ノ実況』を現代語訳したのか
金川 英雄(東京武蔵野病院・精神科)
・この現代語訳は2012年に出版されています。私の手元にもありますが、まだ積ん読状態です。今回この話を書いたのは、昨日11/25(土)に岡山市にある林道倫精神科神経科病院で『呉秀三と無名の精神障害者の100年』という映画が上映されるということで観てきたからです。この映画は2018年にできたものなのですが、見逃しており観る機会があったら観に行きたいと思っているところに、上映するという情報を得て観てきました。女優の竹下景子さんがアナウンサーでした。(感じが良い声だなと思って聞いておりました)皆様も機会があれば観られたら良いと思います。
・この映画のパンフレットの中で当時立教大学の教授の香山リカさんが↓のように書かれていますが、ああ、そうだよねと思いました。
いつの時代も、社会を前に進めるのは、ひとりの気づきとそれに触発された大勢の仲間たちです。
(自分は、大勢の仲間達にはいっていると思います)
cf. 歌人で精神科医の斎藤茂吉が呉秀三のことについて書いた文章が無料(青空文庫)で見られます↓
呉秀三先生
以下日記
・昨日11/25(土)の午前は病院に行って患者さん診て、書類の処理。午後からは前述の様に岡山市へ行ってきました。
・本日11/26(日)は、朝一で地域の荒神社のお掃除。それが終わって10時から12時45分頃まで、「産業医慢性痛セミナー」にZOOMで参加。天気痛の概要が聴けたり、精神科の者の考え方が聴けたり面白かったです。その後掃除。夕方矢掛町の湯の華温泉へ。帰って給料日後なので(ということもないかな)美星ミート(超ローカルな話)のステーキ。メッチャやわらかく、うまかった。また、ボーナス出たら買ってねと配偶者にお願いしときました。で、現在アルコール飲みながらこのブログを書いております。ステラアルトワ1本飲んだだけで、もうヘロヘロどす。21時前には寝ようと思っておりますが、もうちょっと過去を振り返りたいと思っております。おとついのブログで11/13(月)は、から振り返っておりましたが、11/8(水)から11/12(日)まで自分がなにをしていたか思い出してみます。
・11/8(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス、夕方患者さんのご家族に病状説明。
・11/9(木)は、寝過ごしてしまい慌てて水島へ。午前産業医学科外来。午後玉島へもどって、回診と総括会議に参加。その後事務長と面談し、自分の勤務の希望をお伝えする。(なんせ、月曜日午前訪問診療と夜間診療、火曜日午前外来と夜間外来というのは「しんどい、死にます」とお伝えする。
・11/10(金)も寝過ごしてしまいあわてて病院へ。午前外来、午後回診と会議。17時過ぎに病院を出ることができました。
・11/11(土)は7時過ぎ起床。10時前まで掃除。汗かいたので冷たい水のシャワーをなんとか浴びる。その後配偶者に眼科に連れて行ってもらい、散瞳検査。左目の網膜裂孔の光凝固のフォローでしたが、幸い再発や他の部位での発生はありませんでした。その後昼食は金光町のすし丸。帰宅してひたすら掃除。夜は配偶者と「麺や廣」で夕食摂って満天の湯へ入って帰ってきました。
・11/12(日)は、1日掃除をしておりました。
それにしても、掃除をしてもしても片付かないのは何故?

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フル○ンで人助け

・皆様、お久しぶりです。11/7(火)にブログをアップして以来、記事が無かったので、私の生存を気遣ってくださったかたもおられるでしょうが、幸い生きています。でも、いつ死ぬか分かりません。座右の銘はメメント・モリです。

・とりあえずこの先週の月曜日から何があったか思いだしてみます。

・11/13(月)は、出勤してビックリ。金曜日まで落ち着かれていた癌終末期の患者さんの病状が急激に悪化していたこと。ご家族と面談し厳しいお話。帰宅後は年末調整の書類を締め切りギリギリで作成。

・11/14(火)は、寝過ごして慌てて身支度して出勤。昨日状態悪かった患者さんが小康状態となっており安心。

・11/15(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス、夕方散髪に行き夜は開業医さん達との勉強会。

・11/16(木)は、午前外来、午後二つの会議とインフルエンザ予防接種。夜はZOOMで"Causal Inference: What If"の勉強会。

・11/17(金)は、午前外来、午後回診、会議、夕方手話通訳者さんの健診判定。先述のターミナルの患者さんの呼吸状態が悪くなりご家族に説明。

・11/18(土)基本仕事は休みだが、重症の患者さんを診にいくと、幸いなことに前日と変わって落ち着かれていた。帰宅し、11時20分~16時50分まで、ZOOMで医療福祉政策学会の第7回研究大会参加。その後掃除して、配偶者と新倉敷の「麺や廣」で夕食食べて、満天の湯でお風呂は行って帰宅。

・11/19(日)も朝一でターミナルの患者さんみにいき、落ち着いておられて、ホッ。ところが、外来宿直のナースから、私が外来でみている一人暮らしの患者さんから公衆電話から調子が悪いと連絡あったが、途中で切れたとのこと。心配なので自宅まで訪問するも「ルス」みたいで、返事なし。ひょっとして、自宅で孤独死してないか気になるも、とりあえず明日また、自分が来るか看護師さんに来てもらおうと考え「撤退」。その足で別の気になる一人暮らしの患者さんのところに行くが、そちらは安心。で、10時半頃帰宅。その後ひたすらそうじ。16時前に矢掛の湯の華温泉へ。帰宅後、夕食、11/24(金)の発表の準備。

・11/20(月)は夜中の1時25分に病院より前述のターミナルの患者さんが亡くなったと連絡。病院へ行きご家族と挨拶、死亡診断書書き、3時にお見送りして帰宅。次に6時半に起きて、出勤。午前訪問診療。その最後に日曜日電話があってきれた患者さんのところに訪問すると、今度はヘロヘロな状態で出てこられたので、往診者に載せてそのまま病院へ行き入院。ほっておいたら死んでいたかも。午後はインフルエンザ予防接種と回診。夜間診療。さすがにきついぞっ!

・11/21(火)は、午前外来、午後回診、夜間診療でした。午前の外来の最後に、他院からの紹介患者さん受診。ターミナルステージなのですが、なかなかというかすごく大変な患者さんみたいでした。(医療者の言うことを聴かない、暴言を吐くetc.)しかし、診察時はそんな感じなし。すんなり入院していただきました。ただ、夜間せん妄になって大変になるのではないか心配はありました。

・11/22(水)は、朝一で11/24(金)の講義というか私のお話の準備。それで、過去対応した喘息の持病のある路上生活者のMSWの記録を読んだのですが、ちょっと涙が出ました。「一番役所がいやなところです」「今まで人生の中でこんなにうまく行ったのは初めてです。なるべく人に頼らないようにしてきて、一つ良くても、一つダメということがおおかった」(お役所の名誉のために書いておきますが、我々が対応しだしてから、お役所はきちんと対処してくれました。最初お一人で相談に行った人もしくは部署と我々が対応を依頼した人または部署は多分違うと思います)

その日の午前は、外来。午後から有給休暇で、まず市役所行って自分の介護保険料支払。その後町内会の任務として社会福祉協議会への募金を届けました。その後イオン倉敷へ。ちょっと本と文具を買って映画『ザ・クリエイター/創造者』というのを観ましたが、なんだかいま一、いま二でした。(期待がおおきすぎたのかな)その後満天の湯へ行ったのですが、そこで事件が起きました。

・露天風呂に入ろうとした、ちょうどその入る手すりのあるところで、手すりを持っておじいさんが側臥位で寝ておりました。寝ていると思ったけど、顔の3分の1がお湯につかっており、これは気を失っているなと思い、声を掛けましたが、なかなか目を開けてくれません。とりあえず、座らせて何度も声を掛けるもすぐ目をつぶってしまいます。近くにいた若者に従業員さんを呼びに行ってもらいとりあえず近くの二人に手伝ってもらい湯船からだして「ととのいの椅子」に座らせ、椅子を担架代わりに更衣室まで運んで寝てもらいました。で救急車の到着を待ったわけですが、その間素っ裸。でも、無事収容されて、エガッタ、エガッタ。残念なことは、こういう事態に備えてパルスオキシメーターを持ち歩いているのですが、電池切れのようで使えませんでした。アイフルの宣伝ではございませんが「なにやってんねん」。その後は、神経が高ぶっているせいかお風呂でゆっくりで着ず、サッサと帰りました。

・本日11/23(木)はお休みですが、ちょっとだけ病院へ行って気になる患者さんをみて、ささっと帰宅。その後は明日の講義(?)の準備をひたすら.16時頃30分くらい配偶者と庭の片付け。そのご矢掛町の湯の華温泉へ。で、1時間くらいで帰ってきて、夕食です。その後講義(?)の準備して、なんとかできあがりました。

・このブログも書けましたので、そろそろ寝ます。明日は、午前外来、午後会議二つ、その後病状説明、そして夕方私の生誕66周年記念講演です。



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SSP:振動病の歴史がわかる?「山田信也先生追悼文集」/

元名古屋大学公衆衛生学教授の山田信也先生が、昨年10月10日にお亡くなりになっておりました。その追悼文集今年の8月に出版(というのかしら?)されていることを今日知りました。山田先生は社会医学、特に振動障害の分野の巨匠です。私は何回か研究会でご一緒しお話をしたことがあります。下の追悼文集は400ページ以上あり今日はほんのちょっとだけ読ませてもらいましたが、振動障害の歴史が分かるのではないかと思います。↓のサイトで読むことができます。





一瞬にして以下日記

・11/6(月)はT時過ぎに起きて緩和ケアの皮下注射の勉強。早く家を出て7時30分頃病院に到着し早朝回診。それから午前中は訪問診療。午後は病棟回診、夜間診療でした。

・11/7(火)6時起床。少しだけ緩和ケアの勉強をして出勤。午前外来、午後回診、15時から45分間退院する終末期の患者さんのカンファレンス。16時から夜間診療。帰宅は19時13分。配偶者と一緒に医療生協の配り物してから夕食。そしてアルコール飲みながら、このブログを書いております。そろそろアルコール毎日飲むのやめないといけないと思いながらつい飲んでしまうのです。退職後はアルコール依存になるかも。それもまた一興←チガウカーッ!

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インフルエンザの鑑別診断/連日飲酒

本日わたしの勤める病院が休日当番医であり9時から17時30分まで働いておりました。(正確には8時に病院に行って18時に業務終了)二人の医者で発熱者対応と、その他の患者さん対応ということで分担し、私は発熱者の対応をしておりました。20人以上診察し、ほとんどがインフルエンザAの方で新型コロナウイルスの方はいませんでした。(もうちょっと正確に言うとインフルエンザと新型コロナウイルスの同時抗原検査でコロナ陽性の人はいませんでした。)お一人急性扁桃腺炎の方がおられ入院していただきました。今回に限ったとこではなく、冬場の急な発熱でインフルエンザと思って来院された方が急性扁桃腺だったということはあります。なので、口の中はきちっと診ないといけません。あと、溶接のヒュームを吸ってインフルエンザとまったく同じ症状がでることがあり、そちらも考えておかないといけません。UpToDateでインフルエンザのところの鑑別診断の所をみると他のウイルス、細菌性肺炎しかかいておらず、ちょっと淋しいものです。UpToDateたるもの金属熱を鑑別診断に入れてほしいものです。↓の論文をご参考にしてください。常日頃私が言っている職業性疾患はunderdiagnosisされているという一例です。


Metal Fume Fever: An Underdiagnosis
Alexander Muacevic and John R Adler
Cureus. 2023 Feb; 15(2): e34928.
以下日記
・11/3(金)は、午後から岡山市で産業医研修会でした。午前中に病院へ早く行ってサッと患者さん診て午前中に岡山市へ行って県立美術館のウィリアム・モリス展に行きたかったのですが、患者さんの状態がわるくそれはできませんでした。午後から研修課に参加できました。研修会後は岡山で遊ばず帰宅です。帰宅後夕食時・後飲酒
・11/4(土)は、1時間勉強して9時からTeamsで「医療従事者のための産業保健研究会」に参加。(10時20分くらいまで)途中PCがおかしくなったり、iPhoneが凍り付いたりで、途中発表内容が聞けず残念でした。なんとかPC、iPhoneは修復できましたが、13時近くになっておりました。あとちょっと掃除し16時から3時間弱、演劇『ある八重子物語』を観に行きました。その後満天の湯に入って帰宅。その後夕食、飲酒。
・11/5(日)は、前述の様にしっかりお仕事。もう65歳のワシにこんなきつい仕事させないでと思いました。帰宅後は、ネコたちにエサやって夕食。そして飲酒。で、このブログを書いております。22時台の前半には明日に備えて寝たいと思います。
・ある患者さんが亡くなってから連日飲酒をしております。そういえば、その患者さんは結構お酒のみでした。でも、禁酒されました。私もそろそろ禁酒しないとね。


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よみびと知らず:時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む/病棟も訪問診療も忙しい

もう記憶が定かでないのですが、このブログで↓の言葉を紹介したと思います。(多分)


guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours 
時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む
・以前のブログでは、エドワード・リビングストン・トルドー医師もしくはアンブロワーズ・パレの言葉と紹介したかも知れませんが、実は誰が言ったかはっきりしていないようです。お詫びして訂正いたします。なぜ、それがわかったかというと↓のような論文があったからです。
「時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む」
~guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours~
~to cure sometimes, to relieve often, to comfort always~
この格言の由来について
森岡 恭彦

 

 日本医史学雑誌 第 66 巻第 3 号(2020) 300–304




・この言葉、若かりし時は、「なんじゃい、ちゃんと治さんかい」と思っておりました。でも、経験を重ねるとまさにその通りと思っております。先日書きました長年みていたというか、おつきあい(?)があった患者さんが他院で亡くなって、この言葉を思い出しました。「先生の顔を見たら、ほっとします」といってくださった患者さんが複数人います。少しは、この言葉が実践できているのかなと思う次第です。


cf. 教授コラム Vol.52「Guérir quelquefois、~時に治し」

 



あっという間に以下日記

・本日11/2(木)は5時30分起床。"Causal Inference: What If"を6時半まで読んで朝食。燃えるゴミ出して出勤。出勤した途端宿直したDr.から私が担当している患者さんの状態が悪くなったと報告され、朝一で病棟に診に行きました。その後午前外来、午後病棟回診。先述の患者さんは落ち着かれたのですが、帰る直前に病棟から電話があって、またその患者さんの状態が悪いと。患者さん診て、投薬、点滴の指示を出しました。その前に最近訪問診療を始めたばかりの患者さんの状態が悪いということで臨時往診もしました。帰宅は19時21分。ネコたちにエサやって夕食。20時30分から毎週ある"What If"の勉強会のはずだったのですが、諸事情がかさなり中止。ちょっとネットで調べ物して、アルコールのみながらこのブログを書いております。明日は、午後から岡山市で産業医の研修会ですが、朝一で病院へ行くつもりです。患者さんが落ち着かれていることを切に願います。

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ミミズが体内から排泄されるのか?/ 久々に早い帰宅

私は、イグ・ノーベル賞が好きだ。「なんや、それ?」と思うひとは、ググるやヤフってください。その賞を取ったわけではないですが、↓のような短報がありました↓


排便時に便器中から発見 されたミミズについて
Edaphologia, No. 108: 29, December 28, 2020 




・本当に人間の体からでたのかどうか証明するのは難しいですね。大腸内視鏡の結果はどんなだったんでしょうね。そこでミミズがみつかれば確定でしょうが...



あっという間に以下日記

・本日11/1(水)は5時30分起床。"Causal Inference: What If"を6時半まで読みました。その後朝食、身支度、燃えないゴミ出して出勤。私担当の入院患者さんはおちついており安心。午前外来、午後回診と病棟カンファレンス、夕方書類の処理。昨日かきましたように心が折れそうなのでサッサと帰ろうと努力し帰宅は18時2分。ネコたちにエサをやりに行って、夕食。その後1時間弱"What If"を読んでこのブログを書いております。これから音楽聴きながらお酒飲んで、ごく簡単な事務的な事をして、さっさと寝たいと思います。



現在私が一番好きなYouTubeのmusic video↓



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こんな耳鳴り?の原因/こころが折れそう

耳の中で変な音がきこえていたら、こんなことも考えないといけませんね。NEJMに↓のようなレポートがありました。(気が弱い人は閲覧注意)


A Spider and Its Exoskeleton in the Ear Canal
Liyin Weng, B.S., Tengchin Wang
N Engl J Med 2023; 389:e35
患者さんが、変な音がきこえると言われたら、まずは覗かないとね。
でも、こういうものをみて医者の方がひっくり返るかも。
以下日記
いつものように過去をふりかえります。
・10/26(木)は、午前水島で産業医学科外来。患者さんが減ってきており、わたしも65歳になったので、「閉店」を考え医局事務さんにその旨をお話。(そろそろ終活です)病院の五役会議というもの(どんな部門職責者の会議なんでしょうね?)議論するとのこと。午後から倉敷市役所へ行って、公害健康被害認定審査会。その後玉島へ戻って仕事。帰宅後は20時半~22時まで"Causal Inference: What If"の勉強会。
・10/27(金)は午前外来、二つの会議の合間に回診。
・10/28(土)は午前中は仕事。午後から帰宅し昼食後昼寝してから掃除。17時から1時間強金光大谷地区にあるオレンジハウスほっこりで「たまり場カフェ」という自主的ないろんな人の交流を進める会の会議。その後、満天の湯へいって、帰宅。
・10/29(日)は朝の1時間のみ勉強して夕方までひたすら掃除。17時20分に家を出てイオン倉敷へ。Movixで『オペレーション・フォーチュン』というアクション映画を観ました。これはSNSである精神科の先生がおもしろいと言っていたので、じゃあ観てみようかと思って観たもの。まあ、こんなもんかというかんじでしたが、でていた女優さんが素敵でした。オーブリー・プラザと言う人なそうな。その後特にイオンで買い物もせず満天の湯へ。
・10/30(月)は、午前訪問診療、午後回診、夜間診療でした。新入院二人有り、ちょっと大変。夜、私が27年診ていた振動病+塵肺の患者さんが他院入院中亡くなったという連絡がありました。塵肺が相当進み、いつかはそういう日が来るとは思っていましたが、入院中に自殺を図りそれではなくならなかったけど二日後に塵肺で亡くなったと言うことです。他院、長期入院で転院が必要ということだったので私の働く病院で受け入れてもらうよう転院担当の人に頼んでいたのに、何故かスムースに進まず他院でなくなってしまいました。自殺を図ったのは呼吸がとても苦しかったこと+孤独があったのではないかと思います。絶対とは言えないけど自分がみていたら、少なくとも自殺企図はさせなかったのではないかと思うのです、長い付き合いだから。とても残念で心が折れそうです。これにもうひとつ何か負荷がかかれば、ポキンと折れそうです。このことをブログに書くつもりは最初無かったのですが、なにか表に出さないと自分の心が壊れそうで書いてしまいました。そして、非癌・呼吸器の終末期の緩和ケアのあり方を、もっと勉強しておかないと思った次第です。

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子宮内膜症による下肢異常感覚/Google翻訳、なかなかやるなと思ったが...

私は呼吸器の患者さんを比較的多く診ているので、子宮内膜症による呼吸器疾患・・・月経随伴性気胸、月経に伴う喀血というのは認識しておりますが、下肢神経の異常が起こるとは認識しておりませんでした。↓の様な論文がありましたが、これはかなり稀なことみたいですね。


子宮内膜症により下垂足と月経時に出現する下肢の異常感覚を呈した40歳女性例
上田 優樹, 木村 亮之, 藤森 浩司, 勇内山 大介, 田口 丈士, 赫 寛雄
【抄録】
症例は40歳女性.月経時に出現する右下腿と足背の異常感覚,右腰殿部と大腿部の疼痛が出現し,他院で腰椎椎間板ヘルニアと診断された.発症13ヶ月後から右下垂足が出現し,当院を受診した.右坐骨神経領域の筋力低下と感覚障害に加え,神経伝導検査における右浅腓骨神経と腓腹神経の感覚神経活動電位の振幅低下から,骨盤内の病変が示唆された.骨盤部MRIで右卵巣から坐骨神経にかけて異常信号を認め,子宮内膜症による坐骨神経障害と診断した.ホルモン治療を開始して症状は軽快したが,下垂足が残存した.女性で月経時に悪化・出現する坐骨神経痛や下肢の感覚・運動障害では,子宮内膜症の可能性を考慮する必要がある
・抄録の最後に書かれていることは頭に入れておかないといけませんね。
あっという間に以下日記
・本日10/25(水)は、5時半起床。朝一で"Causal Inference: What If"を読みました。これを読むに当たってGoogle翻訳、DeepLを使っているのですが、今朝のグーグル先生はかなりきちんとした訳ができており、なんかグレードアップした気がしました。その後出勤。午前外来、午後病棟回診とカンファレンス。その後も回診と事務作業。帰宅は早くて19時4分。ネコたちにエサをやって夕食。録画の「マツコの知らない世界」を見ておりました。和菓子の世界でした。とてもおいしいそうでたべたーーーいっ。でも、ムリ。その後"What If"を訳しながら読みましたが、朝とは違ってなかなか訳がうまくありません。もとの文章が、なかなかわかりにくかったとは思うのですが。あまりにもわかりにくくて頭が痛くなりました。
・で、このブログYouTube聞きながら書いておりますが、現在↓がながれております。YouTube視聴しだして知った曲ですが、なかなか味があるなと思っております。
・で、もうちょっとしたら寝にいきます。

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胸郭出口症候群/ポルトガルギターにノスタルジー

職業性の頸肩腕障害の診察時、胸郭出口症候群と(TOS: Thoracic outlet syndrome)の鑑別もしくは合併を考えないといけません。


Venous Thoracic Outlet Syndrome
Sang Jun Park, Hyun Jin Cho
 N Engl J Med 2023; 389:e32
・TOSの詳しい説明(『今日の整形外科治療指針 第8版』)は↓
胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome;TOS)は,主に斜角筋三角部,肋鎖間隙,小胸筋腱下部において腕神経叢や鎖骨下動・静脈が圧迫・牽引ストレスを受け,頚部から上肢の疼痛,しびれなどの症状を生じる疾患群である.このTOSという名称は,それまでに報告されていた頚肋症候群,前斜角筋症候群,肋鎖症候群,過外転症候群の総称として,1956年にPeetらが命名した.TOSは症状が多彩で診断基準も曖昧なことや,併存病変の影に隠れて見逃されている場合が少なくない.発症要因は,非外傷性,外傷性,その中間である微小外傷の繰り返しや持続がある.非外傷性は,頚肋・第1-2肋骨癒合症などの胸郭形態異常や,異常線維束・最小斜角筋などの先天性解剖学的異常や破格,腫瘍,なで肩や姿勢不良などにより生じる.外傷性は胸郭出口への直達外力,鎖骨骨折,むち打ち損傷などがある.微小外傷の繰り返し・持続にはオーバーヘッドスポーツ,上肢のウエイトトレーニング,肉体労働,リュックサックなどがある.病型としては,血管性(動脈性,静脈性),神経性(true,disputed),混合性があるが,大部分がdisputed typeの神経性TOSか混合型であり,血管性は少なくtrue typeの神経性TOSはまれである.静脈性TOSのうち血栓によるものはPaget-Schroetter症候群とよばれる.神経性TOSはその要因によりさらに圧迫型,牽引型,混合型に分類され,圧迫型は筋肉質の男性,牽引型はなで肩の女性に多くみられるが,混合型が最も頻度が高いと報告されている.
・これと比較して『医学書院 医学大辞典 第2版』の説明は↓ですが、かなり「物足りない」。やっぱり、何かを調べるのは複数のテキストや辞書をみないといけませんね。
胸郭出口症候群
thoracic outlet syndrome;TOS
胸郭出口内の頸肋や第7頸椎巨大横突起などの空間占拠物,異常索状物,肋骨変形,斜角筋肥大などは神経絞扼因子となる。なで肩,翼状肩甲などの姿勢異常では腕神経叢に圧迫や牽引力が,過外転位では捻転力が加わり軸索流が障害される。このような解剖学的異常や姿勢異常が背景にあると,本症が発症あるいは増悪しやすい。症状は肩こり,頸部痛,後頭部痛,上背部痛,上肢のしびれなどの感覚異常,脱力感,稀にレイノー現象を呈する。診断は腕神経叢絞扼による症状誘発検査にて行う。働き盛りの年代に多い。女性にやや多いが重症例では男女差はない。難治例では心身症的要因も念頭に置く。治療は保存的療法と観血的療法からなる。神経の絞扼を緩めるよう,胸郭出口を拡げ,さらに神経の伸展を減ずる姿勢の保持を図る。症状に応じて,鎮痛消炎薬,筋弛緩薬,マイナートランキライザー,肩甲背神経ブロック,斜角筋ブロック,星状神経節ブロックなどを処方する。レイノー現象など自律神経症状が強い例では,星状神経節のうち,患側のT2ガングリオン切除を第1肋骨切除の際に行うことにより永続的な効果が得られることがある。術後リハビリテーションは,48時間後から無理なくできる運動を許し,激しいスポーツへの復帰は3か月後に目標を置く。
以下日記
・昨日10/23(月)は5時半過ぎ起床。"Causal Inference: What If"読んで早めに病院へ。7時35分着。病棟の重症の患者さん診て、午前中訪問診療へ。午後病棟回診。夜間診療。帰宅は19時半過ぎ。夕食後"What If"読んで、歯磨きしながらYouTubeをダラダラ観てしまい寝にいったのが、23時20分くらいでした。
・本日10/24(火)も5時半過ぎ起床。先日と同様"What If"読む。午前外来、午後回診、夜間診療。終わりかけに入院が必要な人がこられて18時にはおわれませんでした。帰宅は20時前。ネコたちに餌やりにいって夕食。その後"What If"読んで、このブログを書いております。
・ところで熱心な読者(←おるんかい)は覚えておいででしょうが、わたくしは10/15に岡山市のルネスホールで「~哀愁のポルトガルギター&マンドリン~ マリオネットコンサート with 伊丹典子」というコンサートをききにいきました。ここで生まれて初めてなまのポルトガルギターの音を聴きました。はじめてきく音で新鮮でした。そして、奏でられる曲は、なにかノスタルジック。で、CD購入です。月曜から車で聴いているのですが、とてもここちよろしいです。皆様もどうぞ↓
「南蛮渡来」
「花の葬列」

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生誕65周年生誕記念講演は、典型的な雑ぱくな話でした

久々のブログですが、本日は、日記のみです。いつものように過去を振り返ります。

・10/16(月)は、5時過ぎにおきて医療安全の講義準備。午前は訪問診療、午後は病棟回診と夜間診療。帰宅後は医療安全の講義と開業医さんとの月1回の勉強会の準備。

・10/17(火)は65歳の誕生日。職場でいろんな方に誕生日を祝っていただきました。

・10/18(水)は5時過ぎ起きで、開業医さんとの勉強会の準備。午前外来、午後病院の「全体学習」で医療安全の講義。めちゃめちゃ基本的なことと最近(と言っても10年以上前から)言われ出しているSafety-ⅠとSafety-Ⅱについてもお話。その後カンファレンス、回診。19時半~21時まで開業医さんとの勉強会。私は、まれな特発性間質性肺炎であるiPPFEの2例の発表。勉強会の後30分くらい会議。

・10/19(木)は朝一で"Caural Inference: What If"を読む。朝一はやっぱり頭が一番さえております。午前外来、午後通所リハビリの会議、その後認知症の会議。帰宅して20時半~22時まで、"What If"の勉強会。

水曜日の医療安全のレクチャーと開業医さんとの勉強会の症例発表、そしてこの"What If"の勉強会が終わってホッとしました。

・10/20(金)は朝一で土曜日におこなう個人的な「発表」の準備。出勤し午前外来、午後回診。単なる脱水だとおもって入院してもらった患者さんが、難儀な病気(手術が必要)を合併していることがわかり、いろいろ往生しました。でも帰宅は18時半過ぎにできました。で、ひたすら翌日の準備。

・10月21日(土)は、朝一で病院へ。重症の方が数人いるので、診てきましたが、比較的おちついており安心。昼から岡山(市)へJRでいきました。15時にドーミーインにチェックイン。まず、入浴、サウナ。16時過ぎにホテルを出て医学部へ、17時~18時まで、かってに生誕65周年記念講演と題して、自分の学んだことや経験したことを教室の仲間にお話ししました。最初本当にお気楽なつもりだったのですが、教授や准教授、助教の先生方もきてくださり15人くらい(だったかな)の方々に「講演」しました。用意した話の1/3位しか話せませんでした。オマケに話はあちこちにとび、「雑ぱくな話」というのは、こういうものだという典型でした。その後懇親会を教室のセミナー室でわきあいあいあと行いました。YouTubeで懐かしのメロディーをながしてもらっていたのも、良かったです。そもそも誕生日とは自分が感謝する日だと位置づけていたのですが、何とお花と記念の(オスカーのような)金色の像をいただきました。本当に有り難かったです。で、22時頃おわって、おとなしくホテルに帰りました。

・今回の企画を教授・准教授の先生が気に入ってくださったのか来年もしましょうということで、すでに2024/10/19(土)にすることになりました。この、1年間は死ねません。・・・余談ですが、准教授があの高名な日野原重明先生が、95歳の時5年先までスケジュールを組んでいたとの話をしてくださいました。ひょっとしたらそれが長生きの秘訣かしら。

・本日10/22(日)はドーミーインで6時半頃起床。まず、朝風呂、朝サウナ。それから朝食。いろいろ種類があってよろしかった。特に牛鍋というのがおいしく、ついおかわりをしていしまいました。10時半頃いったんホテルを出て、クレド内の紀伊國屋へ。日記とNHKテキストを買いました。12時前にホテルチェックアウトして、帰宅は13時頃。軽く昼食摂って、あとはいろんな事の整理。夕食は、配偶者と二人でもつ鍋。モツの味がでて、メッチャおいしかった。今までは、鍋は何かの麺で〆をするのが常でしたが、毎回食べ過ぎるので、今回はそれはなし。で、現在このブログを書いております。

・今日は21時台にサッサと寝て、明日は早起きして、早く病院へ行って重症の患者さんを診てから、訪問診療へでかけます。

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