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閉塞性肺炎の英訳はobstructive pneumoniaなのかpostobstructive pneumoniaなのでしょうか?/風呂にだけ出かける

・毎月1回開業医さんとの勉強会をやっているのですが、2月に胸部レントゲンの読影について発表します。それで、閉塞性肺炎についてきちんとまとめとこうと思ったのですが、壁に突き当たりました。標題にあるように閉塞性肺炎の英訳ってobstructive pnerumoniaなのかpostobstructive pneumonia かということです。私はまったく前者のように思っていました。『医学書院 医学大辞典 第2版』でも↓のように書かれています。


閉塞性肺炎
ヘイソクセイハイエン
[英]obstructive pneumonia
[同義語]溺肺 drowned lung
今日の診療プレミアム Vol.33 Copyright (C) 2023 Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
気管,気管支に何らかの原因により通過障害が生じ,末梢の肺葉の含気が制限され,分泌物(炎症性滲出物や漏出物)が貯留し,しばしば無気肺を呈し,そこに感染を起こし成立する肺炎。溺れて多量の水を吸入した場合にも類似の画像所見が認められるところから,溺肺と表現されることがある。また,気道閉塞のため領域肺葉の虚脱にまで進展し肺炎を来した場合,虚脱性肺炎(collapse pneumonia)と呼ばれることがある。臨床的には,肺癌などの腫瘍や嚥下障害による異物などが多い。抗生物質にも反応しにくく,難治性の肺炎となることも多い。
しかーし、英語の文献を探しているとどうもpostobstructive pneumoniaが主流になってきているような?
Postobstructive Pneumonia: An Underdescribed Syndrome
Clin Infect Dis. 2016 Apr 15; 62(8): 957–961.
という文献の中で、
The term “postobstructive pneumonia” began to replace “obstructive pneumonitis” in the 1970s [18]
と書かれておりました。ところが悩ましいのは最後の18は引用文献の数字ですが、それをざっとみても、内容が病名とは関係なさそうで引用文献間違えたんちゃうかと思うのです。(ただ、隅から隅まで眼を皿のようにしてみたわけではないので、わたしの誤解ならすみません)
UpToDateでpostobstructive pneumoniaが使われておりました。日本呼吸器学会の呼吸器学用語集第6版の二位本後→英語では、postはついていませんでした。英語→日本語では、obstructive pneumoniaは載っていましたが、postobstructive pneumoniaは載っていませんでした。もうちょっと早く気がついたらこの用語集作成の段階で意見言えたのに...
で、結局どっちの言葉つかったらよいのかな?英語は、多分


以下日記

・本日1/21(日)はゆっくりと7時30分起床。朝食後2時間はたまっていた文献の整理。その後免疫関係の文献と教科書を読みました。昼食後15時半くらいまではいろいろ事務作業や調べ物、発表準備等。それから満天の湯へいって、18時前に帰宅。夕食とって事務作業して、このブログを書いております。もう、何か疲れているので21時台には寝ます。

・何か月前に壊れたお風呂が2月になったらやっとリフォームの工事ができます。ああ、はやくゆっくり自分所のお風呂につかりたい。まあ、サウナにいくのもよいけどね。


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月曜から土曜日までの行動記録

・今週の月曜日からいろいろあってブログがかけておりませんでした。何があったか思い出します。

・1/16(火)は5時52分起床。朝勉せず身支度し、病院へ7時半まえに到着。病棟へ寄って午前外来。その後も病棟へよって患者さん診て午前外来。午後もさーと病棟へ寄って鴨方駅へ。14時25分の鴨方駅発の電車乗って、岡山駅へ。15時10分頃ドーミーイン岡山にチェックイン。お風呂入って岡山大学医学部へ、17時~18時30分津田敏秀先生退官記念講演会に参加。因果関係のお話でした。私は、大体お話しされていることは分かったつもりですが、若い大学院生が理解できるのかどうかはちょっと心配なところです。講演会後は医学部近くの和食屋さんで懇親会。重鎮の方々ばかりで私は小さくなっていました。(ウソ)その後ひとりでバー・ローツェという田町にあるバーによって、23時過ぎににホテルに戻りました。

・1/17(水)は有給休暇をとっていたので、7時過ぎにホテルで目を覚まし、朝風呂・サウナ。その後朝食摂って11時半までホテルでゆっくりしておりました。それから病院へ出勤。午後から働きました。夕方帰宅し、19時に家を出て配偶者に玉島の子元(ねもと)という料理屋さんへ。毎月1回やっている開業医さんとの勉強会があるのですが、コロナ前は新年と夏は懇親会をしておりました。しかし、コロナで懇親会ややめていたのですが、今回4年ぶりに懇親会を行いました。いろいろ楽しくお話しできました。

・1/18(木)は6時過ぎ起床。朝勉せずまず玉島の病院へよって気になる患者さんを診てから水島へ。午前産業医学科外来。午後手話通訳者の頸肩腕障害の2次健診と労災書類書き。15時半くらいに玉島へ戻ってお仕事。帰宅後20時半~22時まで"Causal Inference: What If"の勉強会。

・1/19(金)はお疲れモードで6時半起床。朝勉せず出勤。午前外来、午後回診と病状説明。17時過ぎから18時まで私の生誕65周年記念講演第二段。私が院長時代に考えたこと、行ったことの話をしました。院長退任後の話もしたかったのですが、時間がなくて断念。講演の第3段をすることにしました。

・本日1/20(土)はお休みで、7時起床。午前中は2つの課題をしておりました。一つ目は、社会医学会の今年の総会での企画立案(おもいっきりたたき台)、二つ目は工業高校の溶接の労働安全衛生について。もう、これで脳が疲れ切りました。昼食後、ベッドに横になって読書。30分くらいお昼寝。その後資料の整理や事務作業。19時半頃配偶者と焼き肉屋さんへ行って、かえってきてこのブログを書いております。あと、いろいろスケジュールを確認、調整して22時頃には寝ます。ちなみに木曜からお酒は飲んでおりません。今日も飲みません。明日はどうでしょう?

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月曜からヨレヨレ

本日1/15(月)は5時50分起床。朝勉で"Causal Inference: What If"を読み出勤。朝礼(入退院の患者さんの確認をしています)で、私が定期的に診ている患者さんが原因不明の意識障害で入院されたことを知りました。午前中訪問診療なので、他のDr.に対応をお願いして、9時から11時半くらいまで訪問診療でした。午後から病棟回診、ある患者さんの退院に向けての多職種のカンファレンス、夜間診療でした。その時日頃みている高齢の患者さんで本日午前中受診され点滴をして一旦帰宅されたのですが、また夕方私の外来を受診された方がおられました。よく脱水で入院されている方ですが、今回も脱水があるようですが、いつもと何か様子が違っており、重篤な病気があるかもしれないと感じ、何はともあれ食事がとれていないので入院していただきました。その後外来が終わる頃に病棟より電話がありその患者さんが熱を出したと→インフルエンザ・新型コロナウイルスの同時抗原検査をしたところ、コロナ陽性でした。アッチャーッ!

・午前中入院した意識障害の患者さんや夕方入院したコロナの患者さんの対応で、もうヨレヨレ、帰宅は20時半過ぎでした。12時間くらい病院にいたことになりますが、月曜からもうつかれてしまい、ヨレヨレどす。

・帰宅後は、いつものようにネコたちにエサをやってから自分の食事。本日はアルコールは飲まず。明日は、早く病院へ行って回診を済ませて、午前外来。午後ちゃちゃっと病棟によって岡大医学部へいって、津田教授退官記念講演を聴きに行く予定です。あくまで、予定で、そううまく事が運ぶかどうか不安なところです。

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胸部単純レントゲン側面像で分かった特発性縦隔気腫/岡山県南部はい草の一大産地だったのですが

呼吸器を「専門」(学会の認定医ではありません)と言いながら、未だよくわからないのが胸部単純レントゲンの側面像の意義です。時々人間ドック(基本的に症状がない人対象)なんかで胸部レントゲンの2方向がありますが、どれだけ意義があるのでしょう?明確に側面像の意義を書いている論文があれば教えてほしいと思います。ちなみに私が医者になったときの論文が↓ですが、あまり側面像の意義を認めていないと思います。


胸部X線検査における側面像

ールーチン検査に必要かー


中田肇、他。


日本放射線学会雑誌 第43巻 第7号 昭和58年7月25日


【医中誌の抄録】

成人を主体とした症例の将来の進展を検討し組織学的に確診の得られた肺癌症例を取上げ側面像による異常の検出能を調べた.2,015例の検討で側面の方が分かりやすいのが9例,側面像のみで病変が指摘できたのが4例で低かった.肺の腫瘤性病変はすべて正面像で検出できたが肺癌の見逃しを追求する為組織学的に確診の得た肺癌症例を検討すると1 cm前後の肺野末梢型の2例を含めこの群からも側面像でしか指摘できないものはなかった.2例に正面像で異常のない肺門部早期癌があったがこれは側面像でも分らず血痰などの所見で喀痰細胞診及び気管支鏡で診断した。


・ところが、側面像が役立ったという↓の論文。


Utility of lateral-view chest radiography in Spontaneous pneumomediastinum
Shin Watanabe , Yuichiro Haba , Naruaki Imoto , Naoyuki Hashiguchi 




 日本病院総合診療医学会雑誌 15 巻 (2019) 2 号

(抄録はございません)


・側面像をみるときは、上行大動脈や気管の前を気をつけてみないといけませんね。



以下日記

・本日1/14(日)は、6時30分起床。まず、"Causal Inference: What If"よんで、朝食。その後今度の金曜日に行うレクチャーの準備を10時半くらいまで。後は、いろいろ資料の整理や雑務。14時過ぎに遙照山温泉に行ってきました。洗い場は7カ所しかない小さな温泉ですが、「混雑」していて10人くらい人がいました。(空いているときには貸し切りの時もありますが)30分くらい湯船につかって暖まりました。15時半くらいに帰宅し、家事を行い、16時半くらいからアルコールをいただいております。昨日倉敷ブルーイングカンパニーで買って帰ったHAYASIMA IGUSA PILSNERを最初にいただきましたが、昨日感じたと同様おいしかった。これはなかなかよろしおす。

・ところで、今日のブログの標題の後半のお話。私は1983年に医師として働き始めたのですが、ちょうどそのころから倉敷公害裁判が始まりました。その歴史は↓




このサイトでも書かれていますが、岡山県のい草の先枯れが大気汚染のためにおこり、ほぼ産業は壊滅しております。昔、岡山県南部は熊本県と並んでい草の産地だったのです。(いまでも、わずかにい草をさいばいされているところはあるようです。)で、早島と言えばい草だったのです。そのい草をつかったビール。なんとも複雑な気持ちになるものです。

・その後は、ウイスキーの「あかし」をのんで、夕食に突入。赤ワイン、日本酒、白ワイン(久々のマドンナ)いろいろおちょこでのんで、このブログを書いております。完全に酔っ払ったので、21時には寝たいと思います。


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平賀源内に「騙されず」に行動

下の図は、私が石綿の健康障害について講義するときに使う図です。これは、私の長女に描いてもらいました。顔はギリシャ人かローマ人に似せてねとお願いしたんですが、どうでしょう?なんで、ギリシャ・ローマ人かというと古代ギリシャ?~ローマの頃から石綿がつかわれていたからです。アスベストの歴史については↓

History of Asbestos








石綿による健康障害.jpg

・突然平賀源内の話になります。平賀源内は、江戸時代の人で石綿を発見し火浣布という石綿繊維で織った布を作った人です↓




・以上が、産業医学関係の話。以下突然日記です。


・本日1/13(土)は、お休み。6時半に起きました。朝食後来週のレクチャーの準備を9時半くらいまでして、あとは雑用。10時45分に家を出て岡山市みなみくにある「くりはら」といううなぎ屋さんへ。すごく大きいのにビックリ↓

くりはらの鰻丼.jpg


・その後足を伸ばして、南区あけぼの町のパンの店ジョコンダというところへ↓





結構いっぱい購入して折り返し早島へ。早島駅前のクラフトビールの店「倉敷ブルーイングカンパニー」という醸造所+飲めるところへ。私は5種類の利き酒セット(とは、言っていなかったが)を頼みました。私は、HAYASHIMA IGUSA PILSNERというのがおいしくて2本お持ち帰り。





・14時44分帰宅で、当然遅めのお昼ね。起床後は、机の上の資料を酔いが覚めるまで片づけ、覚めてきたらちょっとお勉強。

・で、平賀源内にもどりますが、彼は夏にうなぎ屋が儲からないので、夏の土用丑の日というのキャッチフレーズを作った人なんですね。(よくTVで下の方に小さく出る「諸説あります」)




・なんで、無理矢理産業医学の話題と本日の私の鰻丼食べたことを結びつけて、こんな標題をつけました。

・さて、寝る前に1960年刊行の『研究者と実践者』という本を読もうと思います。

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FYI:『内科』2012年12月特大号「特集 震災医療ー来るべき日への医療者としての対応」無料でみられます/「レスパイト入院」をお見知りおきを

下記雑誌の特集が現在無料でみることができます。


『内科』201212月特大号「特集 震災医療ー来るべき日への医療者としての対応」





今回の地震に関して2月末までFREEでみられる南江堂さんの雑誌があります↓




・こういう情報が無料でオープンになるのは良いことです。全ての医学論文がこうなったら良いのにね。



あっという間に以下日記
・本日1/11(木)は、6時30分と遅い目覚め。それでも朝勉(アンガーマネジメント)一瞬しました。出勤し午前外来、午後回診。夕方、緊急事態でお母さんを予約日に連れてこれないので、予約日を延期する電話があったことを耳にしました。かなり困った状況のようなので、レスパイト入院をすすめるように看護師さんにアドバイスして、結局お一人夕方入院していただきました。ご家族は、ほっとされたようです。こういう融通が利く中小病院ってちょっとイイかもと思いました。



・そもそもレスパイト入院とは↓




↑で書かれている「条件」が絶対ではないので、ご相談を。


・皆様も、困ったときはこういう手段があることをお見知りおきを。


・本日の帰宅は早くて18時半前。いつものようにネコたちにエサをやって、夕食。その時ルプルスをのんで、日本酒をのんで、赤ワインを飲みました。(一口ずつです)これから「あかし」というウイスキーをちょっとだけ飲んで21時には寝にいきたいと思います。

・明日、あさっては、呼び出しがなければ病院には行かないつもりです=休む勇気、ナンチャッテ。





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労働関連疾患としての声帯ポリープ/偉い先生でも勘違いするものですね

声帯ポリープとは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓(声帯ポリープ→喉頭ポリープとなっております)


喉頭ポリープ
コウトウポリープ
[英]laryngeal polyp
[同義語]声帯ポリープ vocal cord polyp
声帯遊離縁に好発する広基性または有茎性の浮腫性腫瘤。表面平滑で,周囲の粘膜に比べると多少異なった色調を呈する。成因は循環障害に基づく血管の破綻による。声の乱用,喫煙,局所の急性炎症が誘因として重視されており,声をよく使う職業にみられる。症状は嗄声,異物感,咳嗽などである。治療は初期病変には,沈黙療法をふくむ発声指導による保存的観察で軽快する例もある。高度病変や腫瘤形成がある例では,顕微鏡下手術で切除する。術後は1~2週間の声の安静を守らせ,再発防止には発声指導が必要である
・で、私はうかつにも声帯ポリープの症状としては、嗄声程度と思っておりましたが、大きくなったら呼吸困難も起こしますよね。NEJMに↓のようなレポートがありました。
IMAGES IN CLINICAL MEDICINE
Vocal-Cord Polyp Causing Airway Obstruction
Yang Kee Chan, Chia-Ying L
N Engl J Med 2024; 390:e4
・本文にあるように、この患者さんは騒音職場で働かれていました。で、必然的に大声で同僚と会話するということになり声帯を酷使するというわけです。仕事で大きな声を出さないといけない人は、リスクが高いということで、声帯ポリープは、労働関連疾患ですよね。これで、労災申請をした方は周りにはおられませんが、「大声を出したことによる声帯ポリープ、急性声帯炎等」ということで、労災が認められている事例があります↓(最後のページのp20)
労働基準法施行規則別表第1の2の各号の「その他に包括される疾病」における労災補償状況調査結果
(昭和 53 年度~平成 28 年度)
以下日記
・本日1/11(木)は6時起床。朝ちょっとゆっくりしたので勉強する時間がなくなって出勤。午前外来、午後会議2つと回診。18時半過ぎには帰宅。夕食とって"Causal Inference: What If"の勉強をして、20時30分ZOOMで参加。ところが、いつも教えてくださる先生が20時45分までお待ちしてもこられないので、散会。(後から、21時からだと勘違いしていたというメールが届きました)で、ちょっと↑のことを勉強してこのブログを書いております。昨日はアルコール飲みませんでしたが、今日も飲まずに、これから寝ます。あすは、飲むかもしれないし、飲まないかもしれない。

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亜鉛投与で銅欠乏/ああ、仕事がまたふえた

『肝臓』という雑誌に、↓のようなレポートがありました。へーっ、です。


亜鉛製剤の長期投与中に急激な血球減少・末梢神経障害を生じた肝硬変患者の一例
田所 智子、他。

肝臓 65 巻 1 号 25―30(2024)



抄録

症例は50代女性.B型肝硬変,肝細胞癌に対して肝切除術後.術後15カ月頃より貧血(術前Hb10.9 g/dl→5.8 g/dl)および白血球数減少(術前7550 /μl→1160 /μl)の急激な増悪を認め,末梢神経障害も呈するようになった.全身薬物療法の施行歴はなく各種スクリーニング検査や骨髄検査を行うも原因不明であった.経過で血清銅低値,血清亜鉛高値が判明,他科にて亜鉛製剤が術後より長期処方されており亜鉛製剤による銅欠乏症と判断した.薬剤中止に加え純ココアによる銅補充を行い,術前と同程度への血球回復と末梢神経障害の改善を認めた.肝硬変患者における亜鉛補充療法は一般的となりつつあるが,亜鉛製剤は多量継続摂取により銅欠乏症の誘因になり得る.銅欠乏により生じる血球減少は鑑別が困難なことが多く,神経障害は非可逆性となる可能性がある.亜鉛製剤投与中の血清銅測定の必要性を周知する必要がある.


・↑で引用されているのが↓


亜鉛欠乏症の診療指針 2018




・勉強になりました。ただ、最初の論文でとても気になるのは、

「今後必要となれば十分なインフォームドコンセントを行った上で適切なモニ タリング下に投与を検討する予定である。」・・・医療者側は、インフォームドコンセントを行うのではなく、いただくものです。査読者もきちんとその当たり指摘してほしいものです。



以下日記

・本日1/10(水)は昨日の仕事の疲れと飲酒のせいで6時30分起床。朝勉はできず慌てて準備して出勤。まず病棟よってから午前外来。最初は患者さんの出だしが悪くて暇だったのですが、後半は忙しくて1時間くらい予約の患者さんをお待たせしたかな。申し訳無い。午後は回診とカンファレンス。早引きをして16時半頃帰宅。ネコたちにエサやって、事務的な作業をして早めの夕食を食べて、18時半から19時半過ぎ、ZOOMで社会医学会の次世代企画委員会の会議:今年の8月に行われる総会での企画の話し合いです。で、私がある提案をしたばっかりに、その企画書の原案をかかないといけないはめになりました。ああ、また仕事が増えた。でも、これが次世代の方にお役に立つ物になったなら生きていた価値があるというもの。

・その後事務的な作業をしてこのブログを書いております。22時までには、ねますっ!(キッパリ)

 


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"Causal Inference: What If"とは

本日1/9(火)は、5時30分起床。朝勉して出勤。午前外来、午後病棟回診、夜間診療でした。連休明けでどっと予約外の患者さんが受診されると恐れていましたが、外来の出だしは、そうでもありませんでした。ところがちょっと時間が経ってくると予想通りそれなりに予約外の患者さんが...午前外来が完了したのは13時半過ぎていたと思います。(記憶がすでに定かでない)ただ、途中患者さんの検査結果を待つ間昼食がとれました。外来終了後病棟回診。幸いなことに入院患者さんは落ち着いており多分明日3人退院される予定。なので、その事務的な処理にじかんがっかりました。夜間診療とその後の事務的な作業で時間がかかり20時前に仕事は終了。帰宅は20時38分でした。ネコたちにエサやって夕食:鍋。アルコールをいただきながら録画で『激レアさんを連れてきた』→『月曜から夜ふかし』を観ておりました。で、酔っ払いながらこのブログを書いております

・今日は標題の"Causal Inference: What If"について。私がfacebookやこのブログでこれの勉強しましたと書いておりますが、一体何か?因果推論のtextです。まだ、紙の本としては出版されておらず、下記のWebsite上で公開されています。時々、改訂されており最新版は1月の2日です。





・この本は、Miguel A. Hernan, James M. Robinsというお二人が書かれています。これ読んでいて、因果推論の観点から見たバイアスってこういうことかと思った次第です。(まだ、第一部しかよんでないけど)

・因果推論には統計学と一緒で流派があるみたいで、もう一つの巨匠がJudea Pearl ですね。私は、Pearlの本は↓しかよんでおりません。名著と言われている(らしい)"Causality"も新しい版がでたらよんでみたいとおもうものであります。




Causal Inference in Statistics: A Primer

Causal Inference in Statistics: A Primer

  • 出版社/メーカー: Wiley
  • 発売日: 2016/02/19


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私の塵肺と悪性腫瘍に関する論文がただで見られます/患者さん達がおちついていてよかった

熱心な読者(いるのか?)わたしが、一昨年オクスフォード大学出版局の医学雑誌Occupational Mdeicineに私の論文が載ったのはご存知だろう。(まあ、知らんわな)いつの間にか無料で読めるようになっていました。職業性肺疾患の特集号ですので、お読みください。(と、書きながら自分もまだ他の著者の論文読んでませんが)


Occupational Medicine 
Volume 72, Issue 6, July 2022
Special Issue: Occupational Lung Disease Including Silicosis
わたしの論文↓
Standardized incidence ratios of malignant neoplasms among patients with pneumoconiosis 
Tatsuya Michibata, Takashi Yorifuji
Occupational Medicine, Volume 72, Issue 6, July 2022, Pages 378–385,
Abstract
Background
Patients with pneumoconiosis, such as silicosis and asbestosis, have a high risk of lung cancer. However, whether these patients are at high risk for neoplasms other than lung cancer and mesothelioma remains inconclusive.
Aims
To examine whether patients with pneumoconiosis have a higher incidence of malignant neoplasms other than lung cancer.
Methods
We conducted a cohort study using the medical records of patients with pneumoconiosis who visited our two hospitals from 1 January 1991 through 31 December 2017. We identified the occurrence of malignant neoplasms and calculated the incidences and standardized incidence ratios (SIRs) compared with those of the general population.
Results
One hundred and seventy patients with pneumoconiosis (163 men, 7 women) including 142 patients with silicosis, 24 with asbestosis and 4 with pneumoconiosis were identified. The mean age was 66.8 years. The proportion of smokers was 79%. Forty-seven malignant neoplasms occurred. Most malignant neoplasms were lung cancer (n = 22), while some were digestive cancers such as gastric cancer (n = 9), oesophageal cancer (n = 3) and colorectal cancer (n = 3). Participants presented increased risks for lung cancer (SIR: 10.86, 95% confidence interval [CI]: 7.15–16.49), gastric cancer (SIR: 2.55, 95% CI: 1.22–5.35) and oesophageal cancer (SIR: 5.78, 95% CI: 1.86–17.92).
Conclusions
Compared with the general population, patients with pneumoconiosis had an increased risk of malignant neoplasms of the digestive system in addition to lung cancer. Clinicians should consider testing for digestive system cancers as well as for lung cancers in these patients.
以下日記
・本日1/8(月)は、5時56分起床。メッチャ道に迷って時間通りに家に帰られないという悪夢で目が覚めました。この悪夢は以前新宿駅でどうしても出口にたどり着けず泣きそうになった悪い記憶がベースになっているかも知れません。ちなみに、今は知りませんが昔は、ある出口から別の出口に行くのに平面でつながっておらず、一度別の階にいってからでないとたどり着けないものがありました。
・朝食後ひたすら9時まで掃除。9時から10時までリフォームのための見積もりをしてもらうため業者さんに来ていただきました。掃除は悲しいことに間に合わず。まあ、アナと雪の女王のごとく「ありのままの~~~」です。
・その後も、いろいろ資料の整理。14時半過ぎに病院へ。なんせ、火曜日出勤したとき悲惨な目にあわないように、今日対応できることはしておこうと思って。で、外来の電子カルテで入院患者さんの病状を確認するととても嬉しいことに、皆さん落ち着かれておりました。ただ、事務的に面倒なのは、明日退院したいという人がいること。とりあえず、担任の書類の作成をしました。その後、新倉敷の満天の湯へ。そのご、お隣のマルナカででお買い物。なんせ今日まで有効の5%割引券があるので使わないといけません。で、我が出身地明石氏の「あかし」というウイスキーがあったので、購入。ただし、これは割引外。18時13分に帰宅し、夕食。アルコール摂取。最初赤ワイン飲んで、現在「あかし」のオンザロック飲みながらこのブログを書いております。まだ20時来ていないのに、完全に酔っ払い状態。今から寝たら何時に目が覚めるかしら?
・明日は、午前外来、午後病棟回診、夜間診療です。幸いなことに月曜日の午前訪問診療、午後病棟回診、夜間診療がないので、ちょっと楽。なんせ、(月)(火)の「ダブルヘッダー」は老体にはこたえマッスル。
・とりあえず、Bonne Nuit!

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