SSブログ

胸部単純レントゲン側面像で分かった特発性縦隔気腫/岡山県南部はい草の一大産地だったのですが

呼吸器を「専門」(学会の認定医ではありません)と言いながら、未だよくわからないのが胸部単純レントゲンの側面像の意義です。時々人間ドック(基本的に症状がない人対象)なんかで胸部レントゲンの2方向がありますが、どれだけ意義があるのでしょう?明確に側面像の意義を書いている論文があれば教えてほしいと思います。ちなみに私が医者になったときの論文が↓ですが、あまり側面像の意義を認めていないと思います。


胸部X線検査における側面像

ールーチン検査に必要かー


中田肇、他。


日本放射線学会雑誌 第43巻 第7号 昭和58年7月25日


【医中誌の抄録】

成人を主体とした症例の将来の進展を検討し組織学的に確診の得られた肺癌症例を取上げ側面像による異常の検出能を調べた.2,015例の検討で側面の方が分かりやすいのが9例,側面像のみで病変が指摘できたのが4例で低かった.肺の腫瘤性病変はすべて正面像で検出できたが肺癌の見逃しを追求する為組織学的に確診の得た肺癌症例を検討すると1 cm前後の肺野末梢型の2例を含めこの群からも側面像でしか指摘できないものはなかった.2例に正面像で異常のない肺門部早期癌があったがこれは側面像でも分らず血痰などの所見で喀痰細胞診及び気管支鏡で診断した。


・ところが、側面像が役立ったという↓の論文。


Utility of lateral-view chest radiography in Spontaneous pneumomediastinum
Shin Watanabe , Yuichiro Haba , Naruaki Imoto , Naoyuki Hashiguchi 




 日本病院総合診療医学会雑誌 15 巻 (2019) 2 号

(抄録はございません)


・側面像をみるときは、上行大動脈や気管の前を気をつけてみないといけませんね。



以下日記

・本日1/14(日)は、6時30分起床。まず、"Causal Inference: What If"よんで、朝食。その後今度の金曜日に行うレクチャーの準備を10時半くらいまで。後は、いろいろ資料の整理や雑務。14時過ぎに遙照山温泉に行ってきました。洗い場は7カ所しかない小さな温泉ですが、「混雑」していて10人くらい人がいました。(空いているときには貸し切りの時もありますが)30分くらい湯船につかって暖まりました。15時半くらいに帰宅し、家事を行い、16時半くらいからアルコールをいただいております。昨日倉敷ブルーイングカンパニーで買って帰ったHAYASIMA IGUSA PILSNERを最初にいただきましたが、昨日感じたと同様おいしかった。これはなかなかよろしおす。

・ところで、今日のブログの標題の後半のお話。私は1983年に医師として働き始めたのですが、ちょうどそのころから倉敷公害裁判が始まりました。その歴史は↓




このサイトでも書かれていますが、岡山県のい草の先枯れが大気汚染のためにおこり、ほぼ産業は壊滅しております。昔、岡山県南部は熊本県と並んでい草の産地だったのです。(いまでも、わずかにい草をさいばいされているところはあるようです。)で、早島と言えばい草だったのです。そのい草をつかったビール。なんとも複雑な気持ちになるものです。

・その後は、ウイスキーの「あかし」をのんで、夕食に突入。赤ワイン、日本酒、白ワイン(久々のマドンナ)いろいろおちょこでのんで、このブログを書いております。完全に酔っ払ったので、21時には寝たいと思います。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。