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迎春/膠原病があるからと言って振動障害は否定できない

皆様、明けましておめでとうございます。昨年、いや全人生今までお世話になりました。今年もよろしくお願いします。

・以前自分および子供達には、人には迷惑かけるなと思い・言ってきました。でも、人は生きていたら多かれ少なかれ人様には迷惑をかけるものです。(迷惑と反社会的行為/犯罪は違います)一時的に迷惑をかけてもあとからその人に恩を返すが、それができなければ社会に恩返しをすれば良いとここ数年おもうようになりました。(私、ここ数年昔人様にいろいろご迷惑をかけたことを急に思い出すことがしばしばあります。死期が近いのでしょうか?それはさておき、本当に申し訳なかった。直接お詫びはできないので、少しでも社会のお役にたってお詫びしたいと思います)

・さて、今年の抱負ですがたいしたことはありません。一隅を照らすことができれば良いと思っております↓


cf. 3分でわかる一隅を照らす運動



・後は、今年と限ったことでは無いですが色んな縁を楽しむと言うことです。縁は当然人との縁がメインですが、その他情報の縁も楽しみたいと思います。

・「一隅を照らす」という言葉は何年か前滋賀県の坂本と膳所の診療所に応援に行っていたときにあちこちで目にした標語です。これもご縁かな。

以下日記

・本日2011/1/1(金)は、いったん6時に目が覚めましたが、正月くらいゆっくりしようと二度寝して8時9分起床。朝食はお雑煮。録画の「アメトーク 運動神経悪い芸人」を観て大笑いしました。年末は「ご長寿早押しクイズ」で大笑いして、年末年始めったに無い大笑いができて幸せでした。その後はひたすら読書と掃除。年初は、民主主義の基本について勉強しようと↓の本を読みはじめました。今日は全17章中3章を読み終えました。1月の遅くない時期までに読み終えたいと思います。


民主主義 (角川ソフィア文庫)

民主主義 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 文部省
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/10/24
  • メディア: 文庫


・この本は元々昭和23年と24年に出版されたものですが、今読んでも全然古くないというか現在の政治に対する痛烈な批判という印象を受けました。

・夕方は配偶者と「くらしき医療生協」という機関誌を地域に組合員さん宅に配りながら4kmウォーキング。その後また掃除して入浴、夕食。私の好きな「芸能人格付けチェック」を観ながら麦酒飲みました。まだ、最初のワインの所だけ観てこのブログを書いております。現在のBGMは嘉門達夫が井上陽水のリバーサイドホテルの節でうたった誰も知らない素顔の八代亜紀のCD↓


八代亜紀 ~日本のポップスを唄う~

八代亜紀 ~日本のポップスを唄う~

  • アーティスト: 八代亜紀
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: CD

・嘉門達夫と言えば熊本県荒尾市(三池炭坑の坑口の一つがあったところ)について唄った↓のようなCDがあります。(Amazonには画像がないのですね。CDの写真は世界遺産になった万田抗です↓)




風が吹いてる~炭坑があった町~

風が吹いてる~炭坑があった町~

  • 出版社/メーカー: CLUTCH.
  • 発売日: 2010/10/06
  • メディア: CD



以下医学論文

・そもそもこのブログの趣旨は、職業・環境性疾患がきちんと診断されていない・見逃されているという問題意識からはじめたものです。(その他一般の方に医者がどのような生活や考えをしているのか知ってもらう、自分のメディア・リテラシーの訓練の場といった位置づけもありますが)

・動力工具(振動工具)を使っておこるレイノー現象を特徴とする疾患は日本では振動病/振動障害、白蝋病とかいわれていますが、英語ではHand Arm Vibration Syndrome: HABSと言います。うれしいことに日本からBMJ Case Reportsに以下のような論文が出ていました。(一般的に振動障害は寒いところに多いのですが沖縄の医療機関からの報告です)


Digital gangrene due to hand arm vibration syndrome

Yano H, Kinjo M. BMJ Case Rep 2020;13:e239667. doi:10.1136/bcr-2020-239667

https://casereports.bmj.com/content/13/12/e239667

・振動障害の場合指の潰瘍や壊疽というのは非常に珍しく、そういうのがあったら別の疾患(膠原病のようなもの)を考えることがおおいものです。本文中に振動障害の鑑別診断として. Other differential diagnosis of secondary Raynaud’s phenomenon and refractory digital ulcer includes scleroderma, cryoglobulinemia, vasculitis, thoracic outlet syndrome, carpal tunnel syndrome, Buerger’s syndrome and peripheral artery diseases.1 Neurological presentations include digital sensory neuropathy such as tingling, numbness and paresthesia independent of cold exposure. Carpal tunnel syndrome is also noted.とかかれています。ここで一つ強調しておきたいとのは、たとえ膠原病があったとしても振動障害は否定できないと言うことです。診断はアレかコレかではなく、合併することがあるということです。実際膠原病がある患者さんが振動障害として労災として認定されている例があるので、皆さん注意してください。・・・ある「権威ある」先生が、「この患者は、糖尿病があるから振動病では無い」と言ったことに対して、患者さんは、「糖尿病患者は、振動病にならないか」といわれたということを伝え聞いたことがあります。どちらが合理的なのか自明だと思います。

 


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